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1910フルーツガム・カンパニー [Analog]

年明け早々のネタとしてはどうなのよ?という地味なネタですが(笑)、先日You Tubeをいろいろ観ているうち、60年代後半〜70年代初頭に人気があった1910フルーツガム・カンパニーの動画を偶然見つけ、ついあれこれと観ていました。

ワタシはこのグループのアルバムはシングル・ヒット曲を集めた日本編集のベスト盤1枚しか持っていないのですが、中学生だった頃によくラジオでかかっていて、けっこう好きなグループだったのであります。

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光にかざすと透けるレコード [Analog]

すでにこの事実をとっくにご存知の方がおられるのかも知れませんが、ワタシ的にはこないだちょっとした発見をしてしまいました。

先日ここのブログでも取り上げたピンク・レディ「波乗りパイレーツ」のシングルを偶然部屋の明かりにかざしたところ、なんと盤がうっすらと茶色に透けているではありませんか!

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ええっ?こ、これは一体どーゆーことじゃ〜?!日本ビクターはカラー盤でプレスしていたのか?

と思い、試しに他の日本ビクター系列のシングルをデスク・スタンドにかざしてみました。
するとほとんどの日本ビクターのシングル盤が薄茶に透けていました。

古いところで、スパイダースの'68年のシングル「なんとなく なんとなく」。当時は日本ビクターが配給していたフィリップス・レーベルですが、

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ご覧の通り。これはけっこう透明度が高い。
さらに盤が薄めなせいか極めて透明度が高かったのがサザン・オールスターズ「ボディ・スペシャル II」のシングル。

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サザンのシングルは他にもたくさんありますが、これが一番透明度が高かったです。

じゃあアルバムはどうなんだろ?と思い、手持ちが少ない日本ビクター製のアルバムの中からリプリーズ・レーベルのジョニ・ミッチェル「青春の光と影」を引っ張りだし、明かりにかざしてみると、

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この写真では見にくいですが、しっかりと茶色に透けてました。
この他にも'63年プレスのエルヴィス・プレスリー「BLUE HAWAII」や、'70年代中期プレスでRCAレーベルの「ELVIS' GOLDEN RECORDS VOL.1」などもうっすらと透けていました。

光に透けるレコードがあるという事実は2005年に出たレコード・コレクターズ増刊の「レコード CD トリヴィア大百科」という本に、'64〜'65年頃の日本グラモフォンのレコードは光にかざすと透ける、という記事があり、ビートルズ「マイ・ボニー」のシングルが載っていたことで初めて知りました。

「マイ・ボニー」は持ってないけど、その時代の日本グラモフォンのレコードなら1枚だけ持ってたな、とその時引っ張りだしたのがスプートニクス「ジャニー・ギター」のシングル。
すると、このシングルは見事に濃いブルーに透けていました。

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これ以外にも'63年の日本コロムビア / MGMレーベルのコニー・フランシスのシングル「渚のデイト」はかなり透明度が低くて気が付きにくいですが、これも濃いブルーに透けています。

他のメーカーはどうなってんだろ?と思って今回改めていろいろ透かしてみましたが、他ではテイチク石原裕次郎の'68年のシングルや、同じくテイチクが配給していたユニオン・レコードスウィング・ウエスト「雨のバラード」もしっかり茶色に透けました。

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日本ビクターに関しては数十枚あるシングルのうちまったく透けないものも何枚かありましたが、ほとんどのものは茶色に透けるものばっかりで、年代にあまり関係なく幅広く存在するようです。

ワタシが確認したところでは持っている中で一番新しめの'87年の小泉今日子「水のルージュ」までが透けるシングルだったので、恐らくアナログ時代はずっとこの透ける素材だったと思われます。

日本ビクター系のRCAレーベルでは藤圭子、クール・ファイヴなどの'60年代末期〜'70年代初頭のシングルの一部にまったく透けないシングルがありました。
山下達郎、竹内まりやなど、'70年代中期〜'80年代のRCAのシングルは20枚前後あるうち見事に全部透けてました。

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海外盤にもこういう透けるレコードは一部に存在し、知られているところではエルトン・ジョンなどのDJM / PYEレーベルの一部で確認されています。ワタシが持っている「CAPTAIN FANTASTIC AND THE BROWN DIRT COWBOY」のUK盤もうっすらくすんだブルーに透けています。

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以上のシングルやアルバムはどれも通常ではごく普通の黒いレコードですが、光にかざしてはじめて透けていることに気が付くというシロモノ。決してカラー盤として発売されたのではなく、あくまで意図せずして生まれたというあたりは立場はちょっと違うものの、東芝の赤盤とほぼ同様でしょう。

結局今回確認出来たのは日本ビクター全般と'60年代後期のテイチク、それに'60年代初期プレスの日本グラモフォン、日本コロムビアの4社のみ。他のメーカーは通常の黒盤でした。
それにしてもこんなに存在しているとはねえ。長年レコードと付き合って来て初めて知りました。

これらのメーカーはレコードの材料の塩化ビニールに混ぜる色素にカーボン・ブラックを使用せず、別の着色剤を使用したためでは?と言われているようです。
カラー盤は東芝の赤盤だけじゃなかった!?今回見つからなかった他のメーカーにもひょっとすると透けるレコードがあるかも知れません。みなさんのお手持ちのレコードを確認してみると意外な発見があるかも、です。


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Linda Ronstadt の海賊盤 [Analog]

私は1枚も買ってませんけど、先日リンダ・ロンシュタットのアルバムが初の紙ジャケ化になりました。
ワタシはこの人のアルバムは'80年代以降ならけっこう持ってますが、いちばんアブラが乗っている'70年代にリリースされたアルバムに関しては'73年の「DON'T CRY NOW」、'77年の「SIMPLE LIFE SIMPLE DREAM」、'78年の「LIVING IN THE USA」しか持ってません。

そんな中、もう今から30年ほど前に当時の職場の先輩にもらったリンダの海賊盤が1枚あります。

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Joni Mitchtell「CLOUDS」カヴァー帯付き国内盤 [Analog]

かつて日本ビクターが'69年頃に出していた洋楽のアルバムの中にジャケット全面を覆い尽くすカヴァーが付けられて販売されていたものがあるのですが、最近紙ジャケ化されたアルバムの中にこのカヴァー帯が再現されたものがあります。

その中でMC-5「KICK OUT OF THE JAMS」のカヴァー帯付き紙ジャケをTETSU+PC2さんとPerlophone(遼)さんがブログで取り上げておられるのを見て、「あー、そう言えばワタシも持ってたなあ、カヴァー帯」と思い出したのが、下のアルバムです。

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Mariah Careyの新作の限定盤BOX [Analog]

11/3に発売が伸びていたマライア・キャリーの新作「MEMOIRS OF AN IMPERFECT ANGEL」の2CD+2LPの限定BOXが、注文していたUS amazonより発売から2週間以上かかって昨日ようやく届きました。米尼、最近到着まで時間がかかるようになったなあ。

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そしてオビが残った。 [Analog]

下の写真はレコードに付いていたオビ。部屋を整理していたらたくさん出て来た。
昔はオビなんて邪魔なだけでジャケの美観を損ねる存在でしかなく、私はレコードを買ったら聴く前にまずオビをジャケから外したもんである。

ところが10数年前からだろうか、今や中古盤市場ではオビ付きの方が価値が高く、海外のコレクターの間ではデフ・ジャケ扱いで人気が高まり、買い取りに出すとものによってはとんでもない高額で引き取ってくれるものもある。特に一部のレアな60年代の洋楽のアルバムの場合、オビ付きだと販売価格・買取価格共に何万もするものもあるのはマニアならご存知のとおりです。

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Kitty, Daisy & Lewisのニュー・シングル [Analog]

いやー、52インチのテレビを買ってからというもの、テレビばっかり観て全然ブログを更新する暇ないわー(笑)。
地デジやBSデジタルの美しいハイビジョン映像に釘付けで、いつも観ている番組がキレイでワイドですごく新鮮だ^^。しかもこのテレビ購入を機にケーブルTVにしたので一気に観られるチャンネル数が増え、映画から音楽番組、懐かしのテレビドラマと、夜遅くまでいろんなチャンネルを観ているのである。
こんなのばっかり観てるとすぐに時間が経っちゃうし、ネタがないこともあってこのところ更新が滞っていたわけで^^;

そんな中、久々の更新ネタは、昨年ハマったKitty Daisy & Lewisの新しいシングル「Baby Hold Me Tight」。昨年12月半ばに発売になっているのだが、長いこと品切れだったところようやく入手出来た。
これがまたまた78回転10インチのアナログ盤である。ちなみにB面はアルバム収録曲。

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今回も40年代のスウィング・ジャズ風で古くて新しい独特の雰囲気は相変わらず。このシングルもアナログ5枚組のアルバム同様、モノ・ミックスとなっている。

最近HD対応になったYou Tubeの公式サイトのPVを観ると、中腰ドラムのおねいさんデイジーはついに腰痛になったのか(笑)グロッケン(鉄琴)を叩き、代わりに長男ルイスがドラムスを担当している。
ギターを弾きながら歌うキティちゃんも前歯すけてます(笑)。



そしてその後判明したのだが、トランペット(2/3訂正)バンジョーを弾いているのがお父さん、ウッドベースがお母さんだそうで、なんとファミリー・バンドだった。
しかもお母さんは'80年代初頭にRough Tradeからデビューしてマニアックな人気を博したあのヘタウマ・ガールズ・バンド、The Raincoatsのメンバーだったというから驚き!

何はともあれ、今年も期待の個性派バンドである。ニュー・アルバムはいつになるのかなあ。




Baby Hold Me Tight [10 inch Analog]

Baby Hold Me Tight [10 inch Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best
  • 発売日: 2008/12/15
  • メディア: LP Record

78回転なんてかけられないよっ!という人は7インチもあります。
(残念ながらCDは品切れ。)

Baby Hold Me Tight [7 inch Analog]

Baby Hold Me Tight [7 inch Analog]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best
  • 発売日: 2008/12/15
  • メディア: LP Record



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椎名林檎「無罪モラトリアム」限定アナログ盤 [Analog]

今年は椎名林檎のデビュー10周年ということでいろいろな企画が進行中だが、その一環として25日にソロ名義の3枚のアルバムが初のアナログ盤で登場、そのうちデビュー・アルバムの「無罪モラトリアム」を購入した。
何だかんだ言っても、このアルバムが彼女の処女作にして最高傑作でしょう。
まだレコードはかけてないけど、ちょっと内容をご紹介。

右側はCD。ジャケ写真はCDのものを引き延ばしたらしく、若干画質が荒いのが残念。

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A面のレーベルはCDのピクチャー・レーベルと同じ写真が使われ、ブックレットの写真はCDのトレイ部分に使われていた写真と同じものが使われている。

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初回盤のCDのブックレットはポラロイド写真が実際に剥がれるものだったが、アナログの裏ジャケにはその剥がした状態の写真が載っている。

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CDのブックレットのポラロイドを剥がしてみたところ。

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アルバムの内容の方は今さら私が説明するまでもないでしょう。ロックにファンクに昭和歌謡という実に個性的な内容で、日本の音楽シーンに一人の天才の登場を告げる作品となったアルバムである。

「歌舞伎町の女王」

Shiina Ringo - Kabukichou no jyouou 投稿者 enjoy-kumai


「積木遊び」

Shiina Ringo - Tsumiki asobi 投稿者 kreiskreuz


同じ25日にソロ名義のアルバム3枚と春に出たばっかりのベスト盤「私と放電」の紙ジャケやポストカード、ステッカーなどを収めた6枚組の「MoRA」というボックス・セットも出た。CDボックス仕様とDVDボックス仕様(音声のみ)の2種類があるが、値段も高いし内容もいまいちなので私は買わなかった。
ボックスを引き抜くと林檎ちゃんが「毎度あり〜」とか言うらしいよ(笑)。

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ちなみにamazonではアナログ盤(セカンド・アルバムの「勝訴ストリップ」を除く)もこのボックスも品切れです^^;


タグ:椎名林檎
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Kitty, Daisy & Lewisの限定盤ゲット [Analog]

10/24の記事で紹介した異色の3人姉弟グループ、Kitty, Daisy & Lewisのアルバムだが、実はこれには限定盤があった。
amazonのマーケット・プレイスで安く入手出来たのだが、それがこれです。

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卒業アルバムみたいな立派な作りで、なんとアルバム収録曲全10曲を10インチ・アナログ盤5枚組にして収録し、さらに同じ内容のCDも付いているセットである。
中はこんな具合です。

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まるで昔のSP盤みたいな感じだが、この10インチ、なんと回転数までSPと同じく78回転なのである!
昔の録音のSP盤なら聴いたことある人もいるでしょうが、現代の録音の音質で78回転の音なんかみなさん聴いたことないでしょ?(笑)まあビックリするような未体験ゾーン突入の音でしたわ^^。CDよりも確実にダイナミック・レンジが広く、素晴らしい音です。

しかもCDと異なり、全曲モノ・ミックス!ステレオ・ミックスのCDはほとんどの曲が楽器やヴォーカルが左右どっちかに寄っている'60年代っぽいミックスだが、このアルバムは40年代や50年代のフェイク音楽なので、やはりモノ・ミックスの方が非常にしっくり来る。これは買ってよかったなあ。

10インチの他に12インチLP仕様もあったが、残念ながら現在どっちも品切れ。
しかしまあ呆れるくらいのこの懲りよう、今年一番の企画賞ものです(笑)。



Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best / Beat Records
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: CD



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外袋入りレコード [Analog]

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私が仲良くさせていただいているブログのいくつかではZeppの紙ジャケ・ボックスの話題で盛り上がっておられるようですが、私はそれほどの熱心なZeppファンではないし、¥28,000なんてとても出せないので買いません。てか、買えません^^;

そんな中、このZepp「IN THROUGH THE OUT DOOR」やこないだこのブログで紹介したXTC「BLACK SEA」など、そういやこういう外袋入りのアルバムってこれ以外にもけっこうあるなあと思い、おっ、これネタになるじゃん!ということで、今回無理矢理のZeppがらみでそんなアルバムをいくつかご紹介しようかと思う^^;。

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