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Kitty, Daisy & Lewisの限定盤ゲット [Analog]

10/24の記事で紹介した異色の3人姉弟グループ、Kitty, Daisy & Lewisのアルバムだが、実はこれには限定盤があった。
amazonのマーケット・プレイスで安く入手出来たのだが、それがこれです。

kitty.jpg

卒業アルバムみたいな立派な作りで、なんとアルバム収録曲全10曲を10インチ・アナログ盤5枚組にして収録し、さらに同じ内容のCDも付いているセットである。
中はこんな具合です。

kitty2.jpg

まるで昔のSP盤みたいな感じだが、この10インチ、なんと回転数までSPと同じく78回転なのである!
昔の録音のSP盤なら聴いたことある人もいるでしょうが、現代の録音の音質で78回転の音なんかみなさん聴いたことないでしょ?(笑)まあビックリするような未体験ゾーン突入の音でしたわ^^。CDよりも確実にダイナミック・レンジが広く、素晴らしい音です。

しかもCDと異なり、全曲モノ・ミックス!ステレオ・ミックスのCDはほとんどの曲が楽器やヴォーカルが左右どっちかに寄っている'60年代っぽいミックスだが、このアルバムは40年代や50年代のフェイク音楽なので、やはりモノ・ミックスの方が非常にしっくり来る。これは買ってよかったなあ。

10インチの他に12インチLP仕様もあったが、残念ながら現在どっちも品切れ。
しかしまあ呆れるくらいのこの懲りよう、今年一番の企画賞ものです(笑)。



Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best / Beat Records
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: CD



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コメント 14

がぁこ

ところでLP盤って何インチです~?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
78回転っていうのも通常?が何回転なのか分からずなんだけど
早回しの音とは違うんだよね?(爆)
豪華版だってことだけはわかりますたーΣ(ノ∀`*)ペチ

by がぁこ (2008-11-05 01:49) 

MASA

がぁこちゃんの世代はアナログ盤て全然分かんないよね^^。
LPってのは12インチ=30センチなのね。
10インチてのは25センチ、ちなみにシングル盤は7インチ=17センチなわけです^^。
で、LPは普通33回転、シングル盤は45回転なんだけど、戦前の昔にSP盤ていうのがあったのね。
昭和30年代まであった落としたら割れるような素材のやつなんだけど、これが10インチで78回転だったわけ。
まあその後のシングル盤みたいなものだったんだけどね、これ。
これを再現したってワケなのよー。
分かったかなぁ〜?^^;
by MASA (2008-11-05 02:06) 

parlophone

こりゃあ、すごいわ^^
アーティスト・サイドの提案かレコード会社の企画かわかりませんが、
ここまでできるのはさすがとしか言いようがありません。
うちのプレーヤじゃ78回転かけられませんが、ほすい…(笑。
by parlophone (2008-11-07 00:04) 

MASA

いや、ホントに誰のアイデアかは知りませんが、とんでもないもん出すもんですわ〜(笑)
確かに78回転なんかかけられるプレーヤーは限られるのが残念ですが、ここまで徹底されれば何の文句も出ません^^。
by MASA (2008-11-07 00:38) 

PETTY

昨日実家へ寄ったでの・・・例の変態兄貴の複合機を写真撮ろうと思い部屋にいったら・・・・無い。さすがに廃棄されたようだ。
あまり面白みのない複合機があった。これはつまらんでした。

ヤマダ電気行ったらONKYOだったかなぁ〜ありましたわ
78回転再生できる複合機が(笑)
ラジオ、カセット、CDに45〜78RPM対応の小ちゃいターンテーブルのついたヤツ。

↑の装丁・・SP時代によくあった感じですね。
実家にもよくわからないセットものがあんな感じで
重いのなんのって。
by PETTY (2008-11-09 12:14) 

POPOSUKE

MASAさん こんにちは

これは確かに企画賞ものですね!
私のプレイヤーでも78回転は再生出来ませんけど(笑)
現代のSP盤がどんな音なのか大変興味深いです。

それにモノラル・ミックスというこだわりも良いですよね。
ジャケット内側の変色(?)具合もいい感じです(笑)

盤の材質まで昔の物だったらもっと凄いですね(笑)
でも、取り扱い要注意になってしまうのでマズイかな?
by POPOSUKE (2008-11-09 12:29) 

MASA

PETTYさん、どーもです。
あらー、処分されてましたか。見たかったなあ。

そうそう、最近通販なんかでよくみかけますね。
CD-Rにレコード焼けちゃう装備も付いてますよね、こういうの。

SPって割れやすいので、頑丈そうなケースに入れたり、こんなアルバムみたいな収納だったですね。
たまに見かけたことあります。
by MASA (2008-11-09 23:59) 

MASA

POPOSUKEさん、こんばんはー。
78回転の音質、スゴいです^^。
モノ・ミックスなので、音が固まりになって迫ります。

でも材質までSPと同じなら、普通のカートリッジでは持たないでしょうね。
針先がダメージ受けると思いますよ(笑)。


by MASA (2008-11-10 00:11) 

赤木

初めまして。
78回転盤の事が、grooveの大川毅さんの記事にでていたので、
検索して、こちらのブログを見つけました。

SPも時々聴いていて、今の技術で作ったらどうなんだろう?
と考えていたら、本当にやってしまった人達がいるんですね。
感激しました。

ところで、MASAさんは、カートリッジは何をお使いですか?
by 赤木 (2010-10-25 14:19) 

MASA

赤木さん、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
まあ半分シャレで作ったのでしょうが、78回転なんてプレイ出来るプレーヤーはピュア・オーディオの場合だと現在そんなに多くはないのに、そういう部分を度外視してまで作ったわけですから、アーティスト側のこだわりを感じますね。

音質も素晴らしいです。さすがに45回転の12インチ・シングルよりも上ですね。
ワタシが使っているカートリッジはステレオ用がSHUREのM97xEという機種、モノ用はDENONのDL-102という機種です。
両方とも音質は大変気に入っています。
by MASA (2010-10-25 18:34) 

赤木

ご返事いただきありがとうございます。
M97もDL-102も定評のあるものですよね。

という事は、この盤は78回転だけれども、溝はLPと同じで、
LP用のカートリッジが使えるという事なのでしょうか?
by 赤木 (2010-10-26 02:54) 

MASA

そうです、素材は普通のレコードと同じ塩化ビニール製です。
ただ回転数が78回転であるだけです。
素材までSPと同じだと今なら工場もないので作るのは難しいでしょうし、専用のカートリッジも必要になるし、さすがにそこまではやってないです。


by MASA (2010-10-26 21:49) 

赤木

ご覧になったかもしれませんが、以前、タモリ倶楽部で
東洋化成の工場を訪ねた時があって、技師の方が、カッティング
マシンももう製造されてないと仰っていました。

LP用も無いのに、SP用のカッティングマシンが残っているのか?と
疑問に思っていたのですが、おかげさまで疑問が氷解しました。

ありがとうございます!!

by 赤木 (2010-10-28 02:03) 

MASA

そう言えば以前「タモリ倶楽部」でやってましたね。
アナログはまだ一部で作られてはいますが、カッティング・マシンは古いものを使っているんでしょうねえ。

さすがにSP用はカッティング・マシンも盤そのものの製造工場もないので、残念ながら二度と作られることはないと思いますね。

何はともあれ、この記事がお役に立ててよかったです^^。
by MASA (2010-10-28 21:41) 

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