フレンチ・80年代編 1 / Lioの巻 [フレンチ・ポップス]
終わらせたつもりでいたフレンチ・ポップス、実はまだ紹介したいものがありまして、今度は80年代にデビューしたアーティストを中心にもうちょっと続けます^^。
第1弾はリオ (Lio)です。
リオは'80年に17才でデビューし、80年代が生んだ新たなフレンチ・ロリータとしてフランス国内はもちろん、日本でも一部で人気が高かった歌手です。
厳密にはポルトガル生まれでベルギーの出身ですが、デビューはフランスと、ちょっとややこしいことになってます。
同じフレンチ・ポップスでも今まで取り上げたフランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキンなどの'70年代のものと比べると、こちらはずいぶんと明るく軽快でひらすらポップな作りなのが大きな違い。
いちばん上の写真は2005年にデビュー25周年を記念して発売されたBOXセットで、紙ジャケ風スリーヴ入りオリジナル・アルバム7枚+PVを収録したDVD1枚とブックレットをセットにして発売されたもの。
限定発売だったので、現在はプレミア付きで入手困難になっているのが残念。
この人のアルバムは当時Polydorやweaから発売されていましたが、アルバムの何枚かにZEレーベルの創設者の"E"の方であるミッシェル・エステバンが関わっている関係で、このBOXやこの前に発売されている編集盤は2003年頃に復活したZEレーベルから出ました。
アルバムはどれもポップでなかなかのハイセンス。デビュー・アルバムの「LIO(現在のタイトルは"PREMIER ALBUM")」はオススメの1枚で、初期は当時の流行を取り入れテクノっぽい曲が多いですが、大方のフランスの女性歌手がなぜかそうであるように、この人も歌唱力よりキャラクター勝負のタイプです^^。
初期のヒット曲「Amicalement Vôtre」は「恋はAmi Ami」という邦題が付けられ、倉田まり子が日本語でカヴァーしたシングルも出ていました。オールディーズっぽいポップな曲です。
これ以外にもデビュー・ヒットの「Le Banana Split(バナナ・スプリット)」などいい曲がたくさん入っていて、今聴いても充分素晴らしい出来です。
でも私はこの頃は単なるアイドル歌手としか捉えていなかったしそんなに興味もなかったのですが、6年後の'86年に偶然輸入盤屋さんで見つけた4枚目のアルバム「POP MODEL」を買ってからハマりました。
どうですか、このジャケ買いしないではいられなかったほどの男のスケベ心をくすぐるジャケ写真(笑)。ウラ・ジャケは反対側のお尻の写真で、見開きジャケの中にある寝そべるリオの写真がこれまたいい(笑)。
内容の方もこのジャケに負けずに素晴らしく、プロデューサーはミッッシェル・エステバンが担当し、一部の曲では元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルがプロデュース&キーボードで参加しています。
このアルバムからリミックス・ヴァージョンの Les Brunes Comptent Pas Pour Des Prunes。
'88年のこの次作「CAN CAN」を挟み、'91年にリリースされたのが当時よく聴いたアルバム「DES POUR UN CAMELEON(カメレオン)」。
このアルバムは今までとちょっと目先を変えて当時の最先端の音作りに挑戦し、ボサノヴァの名曲「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」をグラウンド・ビートを取り入れたアレンジにしてカヴァー。これがスマッシュ・ヒットとなりました。
このBOXには'96年の「WANDATTA」(これもヌード・ジャケが眩しい^^)までしか収められていませんが、そのあと現在までに3〜4枚ほど出ているようです。
残念ながら私はこのアルバム以降は買っていません。リオのアルバムはここ数年は全く国内盤が出ないし、リリース情報もほとんど入って来ないのでずっと買いそびれています^^;
最後に'95年にリリースされたベスト盤「LIO・THE BEST OF !」に収録されていた'79年のデビュー曲「バナナ・スプリット」の'95 Rimixで締めたいと思います。
第1弾はリオ (Lio)です。
リオは'80年に17才でデビューし、80年代が生んだ新たなフレンチ・ロリータとしてフランス国内はもちろん、日本でも一部で人気が高かった歌手です。
厳密にはポルトガル生まれでベルギーの出身ですが、デビューはフランスと、ちょっとややこしいことになってます。
同じフレンチ・ポップスでも今まで取り上げたフランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキンなどの'70年代のものと比べると、こちらはずいぶんと明るく軽快でひらすらポップな作りなのが大きな違い。
いちばん上の写真は2005年にデビュー25周年を記念して発売されたBOXセットで、紙ジャケ風スリーヴ入りオリジナル・アルバム7枚+PVを収録したDVD1枚とブックレットをセットにして発売されたもの。
限定発売だったので、現在はプレミア付きで入手困難になっているのが残念。
この人のアルバムは当時Polydorやweaから発売されていましたが、アルバムの何枚かにZEレーベルの創設者の"E"の方であるミッシェル・エステバンが関わっている関係で、このBOXやこの前に発売されている編集盤は2003年頃に復活したZEレーベルから出ました。
アルバムはどれもポップでなかなかのハイセンス。デビュー・アルバムの「LIO(現在のタイトルは"PREMIER ALBUM")」はオススメの1枚で、初期は当時の流行を取り入れテクノっぽい曲が多いですが、大方のフランスの女性歌手がなぜかそうであるように、この人も歌唱力よりキャラクター勝負のタイプです^^。
初期のヒット曲「Amicalement Vôtre」は「恋はAmi Ami」という邦題が付けられ、倉田まり子が日本語でカヴァーしたシングルも出ていました。オールディーズっぽいポップな曲です。
これ以外にもデビュー・ヒットの「Le Banana Split(バナナ・スプリット)」などいい曲がたくさん入っていて、今聴いても充分素晴らしい出来です。
でも私はこの頃は単なるアイドル歌手としか捉えていなかったしそんなに興味もなかったのですが、6年後の'86年に偶然輸入盤屋さんで見つけた4枚目のアルバム「POP MODEL」を買ってからハマりました。
どうですか、このジャケ買いしないではいられなかったほどの男のスケベ心をくすぐるジャケ写真(笑)。ウラ・ジャケは反対側のお尻の写真で、見開きジャケの中にある寝そべるリオの写真がこれまたいい(笑)。
内容の方もこのジャケに負けずに素晴らしく、プロデューサーはミッッシェル・エステバンが担当し、一部の曲では元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルがプロデュース&キーボードで参加しています。
このアルバムからリミックス・ヴァージョンの Les Brunes Comptent Pas Pour Des Prunes。
'88年のこの次作「CAN CAN」を挟み、'91年にリリースされたのが当時よく聴いたアルバム「DES POUR UN CAMELEON(カメレオン)」。
このアルバムは今までとちょっと目先を変えて当時の最先端の音作りに挑戦し、ボサノヴァの名曲「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」をグラウンド・ビートを取り入れたアレンジにしてカヴァー。これがスマッシュ・ヒットとなりました。
このBOXには'96年の「WANDATTA」(これもヌード・ジャケが眩しい^^)までしか収められていませんが、そのあと現在までに3〜4枚ほど出ているようです。
残念ながら私はこのアルバム以降は買っていません。リオのアルバムはここ数年は全く国内盤が出ないし、リリース情報もほとんど入って来ないのでずっと買いそびれています^^;
最後に'95年にリリースされたベスト盤「LIO・THE BEST OF !」に収録されていた'79年のデビュー曲「バナナ・スプリット」の'95 Rimixで締めたいと思います。
LIOは全く知りませんでした。紹介にあるPVを聴くと、フレンチ・ポップというより、イギリスの1980年代に流行った音に近い感じですネ。ボーカル・スタイルもフランスの女性ボーカルによくみられる囁き系でもないですし、日本の歌謡曲にも似た感じ…でしょうか?
フランスのポップス事情って、よ~く注意していないと、情報がほとんど日本に入ってこないので、知らないうちに新譜が出ていたりして、それで買いもらしてしまうパターンが2人ほどいました。気がついたときは入手困難だったりするんで、そこで追いかけるのを諦めてしまうんですよネ。
by MCMLXV_65 (2010-03-03 23:33)
MCMLXV_65さん、まいどです。
Lioはご存知なかったですか。
確かに言葉以外はあまりフランスらしさを感じないですね。
その分聴きやすいかも知れません。
なかなかいいので機会があればお聴き下さい。
おっしゃるとおり、常に注意していないと全然情報が分からないですね。
油断すると後の祭り、ってことはもう何回もありました^^;
by MASA (2010-03-04 00:50)
はじめまして!
LIOのデビューアルバム、カセットに録音して擦り切れるほど聴きましたよ。
懐かしいです。
ドーナツ盤の「恋はAMIAMI」のみ持ってます。
今回ブログで記事を書いたので、よろしかったらみてください。
やっぱり日本ではマイナーだったんでしょうかね?
by 蒼いファンタジスタ (2010-08-14 07:31)
蒼いファンタジスタさん、はじめまして。
ご訪問ありがとうございます。
おー、シングルお持ちですか、いいですね。
デビュー当時はそれなりに日本でも人気がありましたけど、次第にマニアックな存在になりましたね、この人は。
後ほどブログにお邪魔させていただきます^^。
by MASA (2010-08-14 14:33)
10年以上の亀レスですが、久々にLIOを聴いていてここに辿り着きました。
リアルタイムで聴いていましたが、1stアルバム(邦題『美少女』)以降はシングルの『sweet sixteen』しか日本ではリリースされず情報を得られなかったのが残念です。
日本では既出の倉田まり子さんのカバー以外ですと、コラムで高橋真梨子さんが誉めていたのが印象に残っています。
『Banana splits』はフランスとベルギーのチャートでトップを獲得したそうですが、
ベルギーで1位を獲ったのはバックでの演奏を
ベルギーでの有名グループTELEXが行っていたから…というのも有ると思います。
by John rider (2022-03-05 11:01)