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加山雄三のアルバム&シングルの赤盤 [中古盤]

ニュー・ウェーヴやビートルズとは打って変わって、ゲットした中古盤シリーズ、その3は加山雄三です(笑)。

1966年に発売された加山雄三のセカンド・アルバムらしい「加山雄三のすべて第二集」。
ベスト盤みたいなタイトルですが、オリジナル・アルバムです。当時アルバムはまだまだシングルの寄せ集めという位置付けに過ぎなかった時代に、これは意外に画期的だったのかも知れません。

帯には「1966 レコード大賞特別賞受賞」というステッカーが貼られています。ふーん、そうなんだー。'66年と言えば、映画の若大将シリーズと数々のヒット曲で飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃で、若手人気俳優であると同時に日本でのシンガー・ソング・ライターの先駆け的存在でもあり、音楽でも非凡な才能を発揮していた人でした。

自ら弾くエレキ・ギターの腕前もなかなかのもので、このアルバムも加山が作ったバンド、ランチャーズをバックに従えたインスト曲を含むロックなナンバーや原田実とワゴン・エースをバックのカントリー・ナンバーもあり、収録されている「夜空を仰いで」「旅人よ」「まだ見ぬ恋人」の3曲のヒット曲はもちろん、すべて加山がこのアルバム用に書いたオリジナル曲。英語の歌詞の曲が3曲ありますが、この詩も加山本人が作詞しています。当時としてはこれは欧米のロックにも引けを取らないくらいのクオリティがあります。う〜ん、やっぱりこの人天才だー。日本のロックはこの人から始まったと言ってもいいくらいのものがありますね。

私が小学生の頃、学校のクラスの音楽の話題と言えばビートルズでもストーンズでもなく、この加山雄三でした。この時代確かに加山雄三は日本の音楽シーンをリードしていました。
アリコのCMとかに出ているオッサン的イメージしかない世代には当時の加山雄三の超人気ぶりは信じられないでしょうね^^。

さすがビートルズと同じ東芝レコード、ジャケの作りは「BEATLES FOR SALE」のオデオン盤みたいなペラ・ジャケの見開き。8ページくらいの歌詞カード兼ポスターが付いています。写真が若いっ。

盤はもちろん東芝おなじみの赤盤。盤はキレイでキズ・ノイズ極小のコンディションです。


いっしょにゲットしたのがシングル「蒼い星くず c/w 夕陽は赤く」。モズライトのギターが懐かしい。ちなみに、GSなど'60年代のロック創成期の日本人ミュージシャンはチョーキングというものを知らなかったそうで、ギターに付いていたアームでその効果を出していたそうです。信じられませんね(笑)。
当時のGSやロック歌謡を聴くと確かにギターに一切チョーキング奏法は使われておらず、代わりにフレットをスライドしたり、ハンマリング・オン、プリング・オフやトレモロ・アームを多用しているようです。

「蒼い星くず」でリード・ギターを弾いているエレキの神様・寺内タケシですら例外ではなかったようで、大体当時の日本人が使っていたエレキはチョーキングがやりにくい固めのヘヴィー・ゲージの弦を張っていたそうです。
ベンチャーズが初来日した時にノーキー・エドワーズの楽屋にこっそり忍び込んで彼のモズライトをさわった寺内タケシが弦が柔らかいライト・ゲージだったことに驚いた、と以前何かのテレビ番組で語ってました。

オマケで、こんな赤盤シングルも入手してしまいました^^。


クレージー・キャッツの「学生節 c/w めんどうみたョ」。
♪ひとこと文句を言う前に、あんたの息子を信じなさい、ホラ信じなさい♪という曲。知ってる人は40代後半以上の人ですね。これっていつ頃だったかな。多分昭和37,8年(1962,3年)のシングルだと思います。
ジャケに印刷されている値段が¥290。安っ!世界的に見てもステレオ化が随分早かった日本のシングルですが、これはさすがにモノラルです。加山雄三のシングルが紺色のレーベルなのに対し、こちらは黒。UK盤やUS盤ではよくありますが、ひょっとしてステレオとモノラルで色を使い分けてたんでしょうか。


タグ:加山雄三
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GEORGE HARRISON「慈愛の輝き」見本盤 [中古盤]

さ〜てゲットした中古盤、今回はジョージ・ハリスンが'79年に発表したダーク・ホース・レーベル移籍第2弾のアルバム「GEORGE HARRISON / 慈愛の輝き」の国内見本盤。

残念ながら帯はありませんが、ジャケには"Sample 見本盤"のステッカーが貼られ、レーベルもサンプル盤用の白レーベル。

ジョージの国内見本盤は他にも「33 1/3」「GONE TROPPO」の2枚を持ってますが、これで3枚目。こんなに見本盤を持ってるのはビートルズ関係ではジョージだけです。他にソロではポールの「RED ROSE SPEEDWAY」があるくらいですね。
湯川れい子さんのライナーと、輸入盤ではインナー・スリーブになっている部分が日本盤では歌詞カード扱いになっていて、盤はビニール袋に入っているだけ。どうしてスリーヴも輸入盤と同じにしないのかなあ。こういうことするから国内盤てあんまり好きじゃないんですよねえ。

状態はおそらく一度もかけていないと思われるピカピカの超ニアミント・コンディション。ちなみに\1,400で入手。
でも私はダーク・ホース・レーベルのUK盤は1枚も持っておらずUS盤のみなので、UK盤も欲しいです。

いっしょにゲットしたのがアップル時代のベスト盤「THE BEST OF GEORGE HARRISON」国内盤。

このアルバムは持っていなかったし、殆ど捨て値で売られていたので思わずゲット。 A面がビートルズ時代のジョージの曲、B面がソロになってからのシングル曲という構成ですが、当時ジョージのソロ曲だけでは売れないと判断された結果、A面にビートルズ時代の曲を持ってくるという選曲になったようです。ジョージもナメられたものです。ジャケ写真もやっつけ仕事みたいなほとんどセンスが感じられないデザイン。ジャケ違いのUS Capitol盤の方がなんぼかましです。

でもシングル以外ではこれでしか聴けない「Bangla Desh」が収録されているためになかなか侮れないアルバムかも知れませんね。


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The Beatles 青盤のUK盤etc.ゲット [中古盤]

先日某ルートにてタダでゲットした中古盤に続き、今度はうちの近所にある中古屋さんでいろんなものを数枚ゲットしてきました。この中古屋さん、たまに行くととんでもないものがとんでもなく安い値段であったりするのでなかなか侮れないお店なんですが、今回もそんなのがありました。
そんな中からゲットしたブツを何回かに分けてご紹介します。

まずご紹介するのはビートルズの青盤のUK盤。

ラミネート・コーティングが美しいジャケのUK盤、いいですねえ。実はこのアルバムの再発でないUK盤は初めて見ました。

初期プレスのインナー・スリーヴは上部の左右の角だけ斜めにカットされていますが、この盤では四隅がすべて丸くカットされているタイプです。

レーベルはご覧のとおり。マト枝番はA,B,C,D面順に「-6」「-5」「-6」「-3」と、けっこう後期のプレスみたいです。

捨て値で売られていたので、ついでにゲットして来たのが下の2枚。

別に買わなくてもいいようなアルバムですが、数百円というあまりの安さにもったいないので買ってしまいました^^。まあ、買ったところでめったにターンテーブルに乗ることはないでしょう。


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懐メロ・シングル大量ゲット〜邦楽編 [中古盤]

さー、次は邦楽編です。ゲットしたのは上の写真の20数枚。けっこう大ヒットした名曲シングルがほとんどですが、知る人ぞ知るマイナーなものもあり。写真にはないですが、この他にテレサ・テン「時の流れに身をまかせ」中森明菜「少女A」などもあります。
古いものでは、'64年に浜田光夫、吉永小百合主演でヒットした日活映画で、この春に草薙剛、広末涼子主演で新たにドラマ化された「愛と死を見つめて」青山和子が歌った同名主題歌のシングルや'65年の園まり「逢いたくて逢いたくて」。私の世代的には最も懐かしいGS4枚、スウィング・ウェスト「雨のバラード」、テンプターズ「エメラルドの伝説」、ヴィレッジ・シンガーズ「バラ色の雲」、タイガース「青い鳥」、ステージ上で失神することで有名だったオックス「スワンの涙」はすんごく懐かしいなあ。
黛ジュン「雲に乗りたい」、欧陽菲菲「恋の十字路」、ちあきなおみ「喝采」なんかはやっぱりそれぞれ独特の歌唱力で聴かせますが、当時まだ10代だったピーターのデビュー・シングル「夜と朝のあいだに」のバリトン・ボイスとか、チンドン屋風サックスが入ったド演歌みたいな曲で意表を突いてきたじゅんとネネ「生まれかわれるものならば」なんかも久しぶりに聴きましたけど、かなりインパクトありますねえ。
そんな中、今改めて聴いてみてもっとも「スゲー!」と思ったシングルは以下の4枚。

まずはこれ、奥村チヨ「恋泥棒」。「悪い時はどうぞぶってね。あなた好みの女になりたい」とドMの変態女(笑)をテーマにしたこの曲の前作「恋の奴隷」で味を占めたなかしに礼・鈴木邦彦コンビが再び放つドM女シリーズ第2弾。初めは大して好きでもなかった男とデートを重ね、キスを重ね、体を重ねるたびに「好きになったの、あなたのことを〜」という、「好きでもない男とそこまでするんかいっ、このアホ女〜!」とツッコミたくなる歌を唯一無二のこの人ならではの艶かしくも卓越した歌唱力で聴かせられた日にゃー、こんなフザケた歌詞でもグーの音も出ません。スゴイ人だ、奥村チヨ。網タイツのジャケ写真もいいねっ。
この曲は知る人ぞ知る名曲、日本育ちで性格は日本人であるロシア人マギー・ミネンコが歌う「涙の河」
この人、'70年代に和田アキ子やせんだみつお、デストロイヤーなどが出演し、当時俗悪番組と非難されながらも常に高視聴率をマークして現在のオフザケ・バラエティ番組の元祖的存在となった「金曜10時!ウワサのチャンネル」のレギュラーだった人で、「乳揉め〜!」なんていうお下劣ギャグをかましていた人ですが、これが番組の人気にあやかってシングルを発売したところ、そこそこのヒットを記録しました。

これがまた意外な歌唱力の持ち主で、番組でのおちゃらけたキャラとのギャップのおかげでそれがよりいっそう引き立って聴こえる。曲自体も橋本淳・中村泰士が手掛けた佳作です。

「えっ、MASAさん、サブちゃん好きなの?ってゆーか演歌聴くの?!」なんて思われそうですが、演歌は基本的にはそんなに好きではないし普段もまず聴くことはありません。昭和30年代の演歌のシングルをじっくり聴くなんてのもこれが初めてと言っていいくらいなんですが、この北島三郎がブレイクするきっかけとなった名曲「函館の女」での若き日のサブちゃんの歌唱力はスゴイ!半端ではない声量と見事なメリハリで歌の中のドラマをキッチリと描き切っている。素晴らしい。

サブちゃんが国民的演歌歌手として君臨しているのも納得だー。こりゃ参りました。

さて、最後はこの20数枚あるシングル中、今回最もインパクトが大きかったシングルがこの内田あかりが歌う「浮世絵の街」
この人の存在は今の今まで忘れてましたが、いやー何でしょうか、ちょっと儚げであると同時に何とも上品なエロスが漂うこのボーカルは!しかもダブル・ボーカルのようなエフェクトがかかっていて、これがまた幻想的な効果をもたらしている。私的にはかなりの衝撃度でした。こんな魅力的な歌を聴かせる人だったとは当時20才前後のガキだった私には知る由もなかったんだなあ。

和楽器を使ったアレンジの石坂まさを作詞・川口真作曲による不思議な音符配置で展開する曲調自体ももちろんいい。今回この人の歌が聴けて、そして素晴らしさが分かってホントによかったと思う。う〜ん、サイコー!この人もっと評価されてしかるべき。
このレコードは4曲入りEPで、この「浮世絵の街」に続く浮世絵シリーズ第2弾の「あぶら地獄」、第3弾「夜噺(よばなし)」、これらより前のヒット曲で、イントロに細川俊之の「献身とは美しく燃える焔である〜」とナレーションが入る内田あかりの最初のヒット曲「献身」の4曲が入っていてとってもお得。

ちなみに、今回これだけのシングルを一挙に聴いてみて、黛ジュン、渚ゆう子、奥村チヨなどの東芝のシングルの音質の良さが印象に残りました。すごく音に伸びがあってボーカルもリアルで他社を圧倒してます。レコーディング技術がよそより上だったんですかね。これに比べていしだあゆみ、弘田三枝子などのコロムビアとかキングなんかあんまりよくないですね。ボーカルが入っているあいだはオケの音が小さく、間奏部分に入ると大きくなり、またボーカルが入るとオケが小さくなる「ブルーライト・ヨコハマ」のミックスは聴くたびにあきれて笑っちゃいます。


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懐メロ・シングル大量ゲット〜洋楽編 [中古盤]

この間ある筋から洋楽・邦楽合わせて30数枚のシングル盤をゲットしました。しかも全部タダで^^。
このうち主なものを洋楽、邦楽に分けてご紹介したいと思います。
まず今回は洋楽編。

洋楽シングルは上の写真の12枚。
モンキーズ「恋の終列車」アイズ・オブ・マーチ「ビークル」の東芝時代のワーナー盤、ウォーカー・ブラザーズ「孤独の太陽」「太陽はもう輝かない」など4曲収録のEP、クリフ・リチャードの同じく4曲入りEP(ちなみに赤盤)とシングル、ビーチ・ボーイズ「バーバラ・アン」などが目ぼしいとことですが、その中でも個人的にゲット出来て嬉しかったのが以下のシングルです。


現在某自動車会社のCMにも使われているゾンビーズ「ふたりのシーズン」
1968年、当時発足したばっかりだったCBSソニー・レコードから発売されたシングルですが、レーベル・デザインを見ると右の写真のとおり真ん中に大きく"45"と書かれたソリッド・センターになっているのが興味深いですね。
アルバム「オデッセイ・アンド・オラクル」からのシングル・カット曲で、この曲が発売された時にはグループはすでに解散していましたが、この曲の意外なヒットにより臨時に再結成され、全米ツアーなども行なったみたいです。いつ聴いてもカッコイイ曲ですねー。私が中2の時に大ヒットしました。ちなみにこのシングルはmonoヴァージョン。


これは40代後半から50代前半の人には懐かしい、当時日本でも大人気だったフランスのアイドル歌手ダニエル・ビダルの4曲入りEP。デビュー曲「天使のらくがき」「カトリーヌ」などを収録。確か当時16,7才だったと思いますが、いやー、歌うまいです、このコ。けっこうファンでした。「ピノキオ」っていう曲もあったなあ。「カトリーヌ」や「ピノキオ」などには日本語ヴァージョンのシングルもあります。フリップ・バックの厚手の紙で出来たジャケット。ちょっとシミがあるのが残念です。4曲とも疑似を含むstereoヴァージョンを収録。


最後は今回入手した中では最も古いシングルで1963年か'64年頃に発売の、女優さんでもあったダイアン・リネイのシングル「ネイビー・ブルー」。当時日本では伊東ゆかりだったか中尾ミエだったかがカバーしてヒットしました。う〜ん、'60年代ポップスの王道サウンド!
発売は当時20世紀フォックスを配給していたビクターからで、定価\330!レーベルもこんなの私は初めて見る20世紀フォックス・レーベル。ビクター系のシングルはアダプターいらずの3スポークでしたっけねえ。


これ以外にアルバムでオデオン赤盤のビートルズ「OLDIES」もゲットしましたが、ここではシングルを中心にご紹介するため省略しました。これはまたの機会に。

  ーーーー邦楽編に続くーーーー


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トッドの「RUNT」プロモ盤入手 [中古盤]

6月の出張中にヤフオクで落札し、留守中に届いていたトッド・ラングレンのファースト・ソロ・アルバム「RUNT」のプロモ盤を今回はちょっとご紹介したいと思います。


比較のためすでに持っているBEARSVILLEレーベルの再発盤(右)も載せましたが、今回入手したのは初版のAMPEXレーベルでしかもプロモ盤(左)。色の濃さが全然違います。AMPEX盤にはジャケに"Promotional Copy NOT FOR SALE"のステッカーが貼ってあります。
しかし、このアルバムの本当の初回プレスはB面に収録されているメドレーがミスにより5曲収録されているもので(通常盤は3曲)プレス枚数が少なく、かなり入手困難。あってもすごいプレミアが付いていて手が出ません。'87年のCD化の際にこの5曲メドレー・ヴァージョンが発売される予定でしたが、マスター・テープが紛失していて見つからず、結局3曲メドレーの方のサブ・マスターが使われました。

裏ジャケにはトッドのこれまでのバイオグラフィーが書かれたステッカーが貼ってあります。


私のBEARSVILLE再発盤には入手時オリジナル・スリーヴがありませんでしたが、もちろんこのAMPEX盤には付いていました。表に歌詞、裏にはレコーディング・メンバーのトニー&ハント・セールス兄弟(のちパリスやデヴィッド・ボウィのティン・マシーンに参加)らの写真とレコーディング・クレジットがあります。


プロモ盤であることを表わす白いレーベル。右はBEARSVILLE盤のレーベル。
このBEARSVILLE盤もレーベルはBEARSVILLEとは言え、まだWARNERがディストリビュートする以前の同じAMPEXから発売されていた頃の初期盤なんですが、そのためレコード盤号が両方とも同じ"A-10105"です。
ラン・オフ部分にはSTERLINGの刻印(レコーディングもここのスタジオ)と、B面には"PRO 6-5-70"という、このプロモ盤のカッティングを行なった日付らしき刻印があります。
元を正せば両方とも同じAMPEXが管理していたマスターのせいか、音質にはあまり大きな違いはなく、全体的には両方ともモコモコしたこもった感じで、そんなにいい音ではありませんね。

ちなみに「RUNT」というのはパティ・スミスがトッドに付けたあだ名で、このアルバムとセカンド・アルバムの「RUNT / THE BALLAD OF TODD RUNDGREN」ではバンド名だと思われていましたが、トッド本人が最近のインタビューで「みんなの勘違いだ」とこれを否定しています。


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明菜とKYON2のレコード入手 [中古盤]

前々回、近所の中古屋にまだあったら明菜の「SEVENTEEN」買ってこよ〜、と書きましたが、昨日行ってみたら、まだ全然売れ残ってました。ちなみに\860。ついでにその他にも持っていなかった明菜のアルバム数枚とキョン2のデビュー・アルバムも購入。

「SEVENTEEN」はデビュー曲「スローモーション」とセカンド・シングル「少女A」をフィーチャーした4曲入り45回転のピクチャー仕様のミニ・アルバム。他にはファースト・アルバム「プロローグ」収録の隠れ名曲「あなたのポートレート」なども入っています。曲間には当時17才の明菜の初々しい声でコメントが入っていて、今聴くとかなり気恥ずかしいものが(笑)。ピクチャー盤なので、ノイズがちょっと乗っているのはしょうがないところですかね。

「SILENT LOVE」はエアメール風の特殊パックに入った6曲入りミニ・アルバムで、'84年のクリスマス・シーズン向けに発売された企画盤。内容はまずまず。

'86年のミニ・アルバム「MY BEST THANKS」は片面3曲入りでもう片面は曲が収録されておらず、代わりに明菜の写真が特殊印刷されているというコレクタブルな1枚。

普通に見るとネガ状態でよく分かりませんが、

光の加減であ〜ら不思議、明菜姫の写真が。


「CRIMSON」は'86年発売のアルバムで、当時CDで買ったためアナログでは持っていなかったので\400という安さに釣られて買ってみた。 すると、あらどうでしょう、封入のブックレットはCDとほぼ同じものですが、CDではオール白黒の写真がアナログじゃ2枚だけカラーじゃないですか。買ってよかったっ。

久しぶりに聴きましたが、冒頭の曲はスクリッティ・ポリッティみたいな打ち込み系テクノ・ソウルっぽいアレンジだったり、最後の竹内まりや作「ミック・ジャガーに微笑を」ではピンク・フロイドの「WISH YOU WERE HERE」のアイデアを拝借していたりと(なのにタイトルがクリムゾン・笑)、このアルバムもかなり水準が高い。

竹内まりやと「恋に落ちて」の小林明子が半分ずつ曲を提供したアルバムですが、竹内まりやとそのダンナ山下達郎がここでの明菜の歌唱に全く満足せず、このアルバムに収録の「駅」をのちに竹内まりや自身がシングル・リリースするかたちでそのフラストレーションを解消したというのは知ってる人は知ってる話。
確かにこの時期の明菜の歌い方は決して声を張らず、ほとんど抑揚のない平坦なウィスパー・ヴォイスのような歌い方に変わってきていますが、私も正直この時期の明菜の歌唱法は何かを勘違いしているとしか思えずあまり好きではありません。それでも半ばファンとしての惰性でアルバムを買い続けてましたけどね(笑)。

そしてもう1枚はこれがちょっと問題のキョン2のデビュー・アルバム「マイ・ファンタジー / KYOKO I」。何が問題かっていうと、ご覧のとおりジャケットには本人のものとおぼしき直筆のサインが!しかも中にもやはり直筆のサイン入り色紙が入っていました(ちなみにこれはこのレコードの付属物や購入特典ではありません)。多分どちらも前の持ち主がサイン会かなんかに趣いて貰ったものだと思われますがしかし、よく見るとこのふたつで筆跡が全然違うんです。


多分どちらかはスタッフ関係者が代筆したニセモノか、じゃなきゃどっちもニセモノ(笑)。これだけ筆跡が違えば両方本物っていうことは多分ないと思います。

何百枚もサインしなくちゃならない色紙などがある場合、一部をマネージャーや取り巻きの人が本人のサインを真似て書くというのは実はけっこうあるようで、私も昔仕事の関係で、現在は中堅女優になっている当時大人気の某アイドル兼女優のサインを、本人といっしょにマネージャーや当時の所属事務所社長自らが彼女のサインを真似て山積みの写真集に何册も書いているところを某イベントの控室で立ち合った経験があります(「ファンの夢をブチ壊すことやってんなー」と思いつつ黙って見守るしかない私でした)。そんな現場を目の当たりにしているためどうも疑心暗鬼になってしまいます。

まあ実際どうなのかは知る術もないので、真贋のほどは「なんでも鑑定団」にでも出さないと分かりません(笑)。
筆跡からいうと、本物を手本にしながら似せるためにゆっくり書いたみたいな整った字の色紙のものより、アルバムのサインの方が書き慣れた感じがするし、ファンの目の前で何枚もこなさなきゃならないというなぐり書きっぽい雰囲気が出ていてかなり本物くさいんですけど。っていうか本物だと思わせておいて下さい(笑)。でもまさかその逆ってこたあないよな(笑)。

あ、アルバムの内容ですか?デビュー曲「私の16才」と林寛子のヒット曲のカバーであるセカンド・シングル「素敵なラブリー・ボーイ」も収録されていて、初々しくていいですよ、キョン・キョン。まあ、それだけ(笑)。
キョン2の本領が発揮されるのは業界初の"自己主張するロックなアイドル"となっていった「なんてったってアイドル」以降なので、そういう意味での聴きどころはそれから先です。


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