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ミート・ザ・ビートルズ< JAPAN BOX>まさかのリリース! [The Beatles]

みなさんもすでにご存知でしょうが、アナログ時代に日本だけで発売されていたビートルズの日本編集盤や独自ジャケのアルバム5枚が、今年で日本デビュー50周年となるのを記念して遂に初CD化、「ミート・ザ・ビートルズ< JAPAN BOX>」というタイトルのBOXセットで発売されます。
このニュースが突然発表された17日、iPhoneTwitterface bookをチェックしているとユニバーサル・ミュージックの投稿にこのニュースが上がっていて、ちょっと驚いてしまいました。

beatles50.jpg

いやあ、いくら日本デビュー50周年とは言え、UKのAppleがよく許可したなあと思います。アメリカ編集盤に次いでUK準拠ではないアルバムがCD化されたということは、これで日米以外の各国編集盤もリリース可能ということになってしまうのか?水を差すようでなんですけど、'87年に決定されたUKオリジナル・アルバム以外のアルバムの発売を許可しないというあの取り決めはどうなったんですかね。

それはともかく、この「ミート・ザ・ビートルズ< JAPAN BOX>」ももちろん紙ジャケ仕様でインナー・スリーヴやレーベルの再現はもちろん、何と半掛け帯まで付くそうですが、どこまでオリジナルのアナログ盤に近づいているのかが興味津々です。

ちなみにこちらがワタシが持っている今回CD化されるアナログ盤。

beatles50-2.jpg

「ビートルズ!」〜「ヤア!ヤア!ヤア!」(敢えて当時の邦題で書きますが)の3枚までの初期プレスには下の写真のような無地のフタ付きスリーヴが使用されていましたが、これもちゃんと再現されているのか?

sleeve.jpg

「ビートルズ NO.5」以降のアルバムではお馴染みの東芝のアド・スリーヴが再現されるはずです。

sleeve2.jpg

さらに「ヘルプ!」を除く4枚のアルバムの初期プレスのレーベルには下部分に"LONG PLAYING"の表記がありますが、こちらがあるかないかもチェック・ポイントです。

hdn-jpn5.jpg

音源は「U.S. ALBUMS BOX」同様、こちらにも'09年のリマスター音源が使用され、「ビートルズ!( MEET THE BEATLES)」、「ビートルズNO.2 ( THE BEATLES' SECOND ALBUM )、「ビートルズ NO.5」の3枚はmono音源、それ以外の2枚はstereo音源が使用されるようですが、これは当時のアナログ盤どおり。また「ヘルプ!四人はアイドル ( HELP! )」にはジョージ・マーティンのリミックス版ではなくオリジナル・ミックスの方が使われるそうです。

3枚のmono盤に関しては、アナログ盤ではstereo音源をただmono化しただけのものがいくつかあったため(これは当時東芝が入手出来た音源が曲によってバラけていたため、それを統一するためにすべてmonoにしたということらしいです)、全曲リアルmonoで収録されるのはこれが初めてということになります。

今回残念なのが、「ステレオ!これがビートルズ Vol.1」「同 Vol.2」がCD化されない点。内容は「PLEASE PLEASE ME」「WITH THE BEALES」と同じ内容で曲順が違うだけとは言え、これもれっきとした日本編集盤でジャケットも紙ジャケ化のし甲斐がある豪華ジャケなのに、この2枚が外されたのは解せません。

please-odeon.jpg
with-apple.jpg

もっと言えば、当時「ビートルズ'65」という邦題だった「BEATLES FOR SALE」のジャケも文字の大きさや色、レイアウトが異なるのに、これも出さないのはなぜ?
まさか第2弾のBOX発売を目論んでいるんじゃないでしょうな、ユニバさん(笑)。
さらに希望を言わせてもらえれば、'65年に見本盤まで作られながらUK本国の許可が降りずに発売中止の憂き目にあった「BEST OF THE BEATLES」をこの際なんだから何とか出してくれたらよかったなあと思いますが、まあそこまで望むのは贅沢ってもんでしょうね(笑)。

それにしてもたったの5枚しか入っていないBOXセットなのに14,000円ていう価格設定は安い輸入盤に慣れたビンボー人のワタシにとってはどう見ても高すぎる。1枚あたり2,800円て。もうちょっと何とかして欲しかったなあ。これまさか海外でもリリースされ安い輸入盤が入って来るなんてことはあるの?

このBOXセットも前回の「U.S. ALBUMS BOX」同様、音源自体は既発の'09年のリマスターなので目新しさはないし、紙ジャケ目当てで買うようなコアなファン向けのアイテムということで一般的には強くはオススメしませんが、まあワタシは今回も買いますよ(笑)。

豪華ブックレットも付いていて、さらには初回特典として「抱きしめたい」の日本盤シングル・ジャケットを使用した1曲入プロモーションCDが1964人に当たる応募抽選ハガキが封入され、6/25に発売。「U.S. ALBUMS BOX」をパスしちゃった人たちは今回のBOX、どうしますか?




ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX> (初回生産限定盤)

ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX> (初回生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: CD



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コメント 16

Speakeasy

こんにちは、MASAさん。

65年に見本盤まで作られながらUK本国の許可が降りずに発売中止の憂き目にあった『Best Of The Beatles』というのは、4羽のヒヨコのイラストがジャケットになるはずだったレコードのことでしょうか?

自分はボブ・ディランの紙ジャケットのシリーズを購入したりで、未だ『THE U.S. BOX 』も入手してないのですが、いずれは『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』共々手に入れたいと思っています。ああ、レッド・ツェッペリンもボックスがでるんだよな~(涙)

写真の端にちょこっと写っている、猫ちゃんの足が可愛いですね(笑)

by Speakeasy (2014-04-19 16:19) 

MASA

Speakeasyさん、まいどです。
「BEST OF THE BEATLES」のジャケ、おっしゃるとおり4羽のヒヨコのイラストが使われる予定だったと言われているアレです。
今回発売されてたら50周年に相応しいリリースだったんですねどね、まあ無理でしょうね(笑)。

ワタシはディランの紙ジャケもツェッペリンもスルーです。そんなに予算が回りませんです(泣)。

ウチのネコ、写真を撮るとわざととしか思えないタイミングで必ず邪魔しに来るので困ります。(笑)。
by MASA (2014-04-20 19:02) 

parlophone

US BOXにつづいてJPN BOXとは、ぼくにとってはまったくの予想外で、ほんとにメールを見てすごくびっくりしました。
EMI~ユニヴァもここまでやるかっていう感じですね。

ただ、日米以外の編集盤の可能性ですが、カナダやオランダやドイツの人たちが、音源は既発売でジャケットだけのためにCDを買うかというと、まあゼロではないにしても需要はかなり低いような気がします。
そういうのにこだわるのはやはり日本人がいちばんなのではないでしょうかねえ。

ちなみにUS BOXをパスしたぼくはJPN BOXも買わないと思います。
なにせゼップの超デラックス・エディションを3タイトル予約してしまいましたので…(笑。
by parlophone (2014-04-21 23:48) 

MASA

遼さん、こんばんは。
ほんとにこの発売は寝耳に水の予想外ですよね。よく許可が下りたものです。

日本デビュー50周年ということで何とかゴーサインが出たんでしょうけど、やっぱりそういった何らかのきっかけでもない限り日米以外での編集盤のリリースの可能性は低いでしょうね。

あ、やっぱりこれ買いませんか^^。ツェッペリンのDXエディション、ワタシはパスですが買われる方は多いでしょうねえ。
by MASA (2014-04-22 00:16) 

Nadja

お邪魔します。

Japan Box。HMVから到着しました。
アド・スリーヴ再現されておりました。
今回の個人的な目玉は応募葉書ですが。lol

予想として、
ビートルズ'65とステレオ!これが1&2は2016年に来日50周年とか言いながらやりそうな。
1曲目に演奏されたRock and Roll Music収録の'65と、当時の来日記念盤を復刻とかいうこじつけで。

Rock and Roll Musicのシングルも来日なんちゃらで発売しましたしね。

まあ、なんにせよ買ってしまうんでしょうが。

by Nadja (2014-06-24 23:26) 

Nadja

追記なんですが。

A HARD DAY'S NIGHTのジャケットは、しっくりきませんね。
背景の色味と、抽象的に言うと奥行きがないというか。

写真とロゴデザインの部分をマスクして、新たな無地の背景に重ねちゃったみたいな印象。

LONG PLAYINGは書いてありました。
by Nadja (2014-06-24 23:33) 

MASA

Nadjaさん、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
ワタシのところにも26日に届いていて、これから記事にしようかと思いますが、再現度は満足出来る出来ですね。

おっしゃるとおり、1016年に来日50周年で「ステレオ!これが〜」の2枚が出そうな予感がありますね。豪華ジャケで紙ジャケ化のし甲斐があるので期待したいです。

「A HARD DAY'S NIGHT」の国内盤のジャケは昔はワタシも実はそんなにいいとは思っていませんでした(笑)。
当時国内盤を買わずにUK盤を買ったくらいですからね(笑)。
by MASA (2014-06-29 12:41) 

ありがとうございます。

MASAさん、お世話になっております。Nadjaです。

A HARD DAY'S NIGHTは、今、あんまり聴かないですけど、昔は好きなアルバムでした。
UK盤のジャケットは好きですね。United Artist盤も好きです。あ、ジャケットの話ですけど。
6歳上の兄がいて、彼がOdeon盤を持ってましたが、当時、ぜんぜん欲しくなくて。
散々、聴くだけ聴いといて、旗帯が出た時に、自分で買いました。

どうも当時の私の感覚では、Do You Want To Know A Secretのシングルのジャケットとか、すごく格好悪く感じて、ジャケットで避けてました。
聴く分には、兄が持っていたので、困らなかったというのもありますし。

まだ、その頃は、UK盤とかUS盤とかって意識が、自分の中になくて、
213曲集めるには、どう買ったら安いかとかって視点しかありませんでしたね。

本気で集め始めたのは、旗帯が出た時の、東芝EMIの戦略に乗せられてって感じでしょうか。

私が一番、最初に自分で買ったのは、それより3年くらい前に、「ビートルズ!」の多分フォーエバー帯でAppleレーベルの物でしたね。

by ありがとうございます。 (2014-06-29 17:57) 

MASA

Nadjaさん、どーもです。
お兄さんが持っていたというOdeon盤、貰っとけばよかったですね(笑)。
ビートルズのシングル盤のジャケは'60年代からずっと変わらないものも多かったですが、初期のシングルは'70年代に見たらやっぱり古臭い感じはワタシもありましたよ。

213曲を出来るだけ曲がダブらずにどう集めるか、みんな考えてましたね(笑)。
ワタシは出来るだけmonoを少なくさらに曲がダブらずにということを目標にして集めました。
ほとんど当時からUK盤やUS盤で集めましたが、「MAGICAL~」や「WHITE ALBUM」など何枚かは国内盤を買いましたっけ。懐かしい思い出です^^。
by MASA (2014-06-30 22:54) 

Nadja

どうもです、MASAさん。サッカー観戦中です。にわかファンですが。
やっぱ花形満。

LET IT BEのBOXは貰いましたよ。
さらになぜか、弟にあげてしまいましたが。
私の場合、価値というものが、まったく自分基準なんで。

どうも私、LET IT BEは好きなような嫌いなようなモヤモヤ感があるアルバムで。
それと子供の頃は音源以外に価値を見いだせない奴だったので。

今はなんでも欲しがりになってますが。

Japan Premium。僕はそこまで日本盤にはこだわってないんですけど、
旗帯時代の番号は、なんとなく格好悪く感じてましたし。

強いてあげると、やっぱり「ビートルズ!」が好きなんですよね。日本独自盤の中では。

with the beatlesとMEET THE BEATLESとビートルズ!で、写真が同じじゃないですか。当時、なんでこんなことになってしまったんだろうって疑問でしたね。
また、当時あった情報なんていい加減じゃないですか。lol
ビートルズ事典とか読んでましたけど、テケトーな情報も結構あって。

20周年の時の東芝EMIの冊子も面白いですよ。

Sessionsのアナウンスをやってるんですけど、

>>>>ジョージ・ハリスンの作品「Leave My Kid Alone」

なんて書いてあります。適当ですよね。

by Nadja (2014-07-01 01:53) 

MASA

Nadjaさん、こんばんは。
「LET IT BE」のBOX、ワタシも30年以上も前ですが、知人からとあるレコードとトレードで入手しました。

日本編集盤のジャケはUS盤のジャケを元にしているものが多かったので、'70年にそのUS盤が国内発売されて以来、非常にややこしい状態になりましたね(笑)。

東芝が発行していた冊子、ワタシも持ってますよ。'72年度版、'76年度版、'78年度版、'92年度版の4冊が手もとにあります。
やっぱりビートルズを集めている真っ最中の頃にレコード店からもらった'72年度版は穴が空くほど読み倒しました(笑)。

by MASA (2014-07-02 23:28) 

NO NAME

MASAさん、おはようございます。

その間の74年の持ってますが、それは山口百恵です。lol

本当は僕はランちゃんですけど、百恵・淳子もフォローしてましたよ、あの頃は。

で、まだなんか持ってる気がして、少し探ってみました。
整理整頓が出来ないんですけど、86年版が出てきました。

86年頃は、楽しかったような気がするな、結構、レコードはカオス状態だった気がしますね。音源統一前ですしね。

あと77年のWingsのものも出てきました。これはWings Over America販促かな?


by NO NAME (2014-07-04 07:49) 

Nadja

すみません、2014-07-04 07:49のPostは私です。

by Nadja (2014-07-04 07:50) 

MASA

'86年版や'77年のウィングス版というのは見たことないですねえ。そんなのがあったんですね。
あの時代東芝はこういった販促用小冊子を積極的に出してましたねえ。
ワタシもビートルズ以外に当時の日本のフォークのアーティストの特集号なんかがあります。
by MASA (2014-07-04 16:26) 

Nadja

MASAさん、お世話様です。

86年5月発行で、モノレコード発売記念制作って書いてありますね。
2回目のモノですね。
来日20周年記念の販促でしょう。このロゴと同じステッカーもありました。

Wingsの物は殆ど写真のみで、あとは、AlbumとSingleのデータが書いてあるだけですね。

真ん中のページが2ページ使って、Wings Over Americaのジャケットの中と同じイラストです。

by Nadja (2014-07-05 09:20) 

Nadja

大変、ご無沙汰しております。
自室でMONO Vinylと一緒に彷徨っておりました。
約1年半ぶりなんですね。

1の2015 Versionと1+も楽しんでいます。
Blu-rayとDVDの両方Getで、DVDの方からAUDIOをRipして、ああでもないこうでもないと聴いています。

さて、いよいよ来年は来日50周年。
やはりJapan Box Vol.2は出て欲しい。
最低限、RUBBER SOULまでお願いします。

と、ここで祈願させて頂きます。
by Nadja (2015-11-30 07:45) 

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