XTC「Skylarking: Corrected Polarity Edition」 [XTC]
XTCの'86年リリースの名作「SKYLARKING」が"Corrected Polarity Edition"として今月上旬ジャケットも新たにリリースされました。
"Corrected Polarity Edition"、日本語に訳すと"極性修正版"という意味ですが、何とこのアルバム、当時マルチ・チャンネル・マスターから最終段階の2チャンネルにトラック・ダウンする際のどこかで誤って極性(というか、ステレオ位相のことのようですが)が逆になったらしく、その結果今まで我々ファンはこの位相が逆になったままの状態でずっとこのアルバムを聴いていたということになるそうで。ウソぉ〜(笑)。
プロデューサーのトッド・ラングレンが使っていたアメリカのユートピア・サウンド・スタジオとロンドンのスタジオとの間でマスター・テープが行き来する際に何らかの手違いがあったようですが、2010年になってやっとこの間違いに気が付き、当時修正版がアナログだけでリリースされました。
しかしひっそりとリリースされたためワタシがこのアナログ盤の発売を知ったのはすでに入手困難になってしまったあとで、それまでそんなものが出ていたことなど数年前までまったく知りませんでした。なので今回のCD化は大変うれしく思います。
このまんま発売して大丈夫なのか?というこのレコ倫に引っかかりそうなヤバめの新たなジャケット写真はアンディ・パートリッジが考えたオリジナル・デザインだそうですが、当時は当然このジャケでのリリースをVirgin側に拒否されたそうです。そりゃそうですわな(笑)。ちなみにジャケットの裏写真は男性版になってます。
下の写真は「Grass」の12インチ・シングル(B面に「Dear God」と「Extrovert」収録)ですが、花をあしらった写真は今見るとこのボツになったジャケとリンクしているようです。ひょっとして同じ女性だったりして?
で、アルバムを聴いてみましたが、あんまり違いが分かりませんでした(笑)。もうちょっとじっくりと既発盤と聴き比べてみたいと思いますが、どうもまるまる全曲逆位相というわけではないようです。聴き比べた2001年発売の紙ジャケの方が音圧が高く、今回のものは音が小さめ。ただし音質自体はあまり変わらない気がします。
ちなみに今回のこのアルバムは当時Geffenレーベルから発売されたアメリカ盤のセカンド・プレスを踏襲していて、13曲目にアメリカでスマッシュ・ヒットとなった「Dear God」が収録され、さらにエンディングが14曲目の「Dying」のイントロにカブる編集がなされています。
"Corrected Polarity Edition"、日本語に訳すと"極性修正版"という意味ですが、何とこのアルバム、当時マルチ・チャンネル・マスターから最終段階の2チャンネルにトラック・ダウンする際のどこかで誤って極性(というか、ステレオ位相のことのようですが)が逆になったらしく、その結果今まで我々ファンはこの位相が逆になったままの状態でずっとこのアルバムを聴いていたということになるそうで。ウソぉ〜(笑)。
プロデューサーのトッド・ラングレンが使っていたアメリカのユートピア・サウンド・スタジオとロンドンのスタジオとの間でマスター・テープが行き来する際に何らかの手違いがあったようですが、2010年になってやっとこの間違いに気が付き、当時修正版がアナログだけでリリースされました。
しかしひっそりとリリースされたためワタシがこのアナログ盤の発売を知ったのはすでに入手困難になってしまったあとで、それまでそんなものが出ていたことなど数年前までまったく知りませんでした。なので今回のCD化は大変うれしく思います。
このまんま発売して大丈夫なのか?というこのレコ倫に引っかかりそうなヤバめの新たなジャケット写真はアンディ・パートリッジが考えたオリジナル・デザインだそうですが、当時は当然このジャケでのリリースをVirgin側に拒否されたそうです。そりゃそうですわな(笑)。ちなみにジャケットの裏写真は男性版になってます。
下の写真は「Grass」の12インチ・シングル(B面に「Dear God」と「Extrovert」収録)ですが、花をあしらった写真は今見るとこのボツになったジャケとリンクしているようです。ひょっとして同じ女性だったりして?
で、アルバムを聴いてみましたが、あんまり違いが分かりませんでした(笑)。もうちょっとじっくりと既発盤と聴き比べてみたいと思いますが、どうもまるまる全曲逆位相というわけではないようです。聴き比べた2001年発売の紙ジャケの方が音圧が高く、今回のものは音が小さめ。ただし音質自体はあまり変わらない気がします。
ちなみに今回のこのアルバムは当時Geffenレーベルから発売されたアメリカ盤のセカンド・プレスを踏襲していて、13曲目にアメリカでスマッシュ・ヒットとなった「Dear God」が収録され、さらにエンディングが14曲目の「Dying」のイントロにカブる編集がなされています。
Skylarking: Corrected Polarity Edition
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: APE HOUSE
- 発売日: 2014/04/08
- メディア: CD
タグ:xtc Skylarking
こんにちは、MASAさん
CD購入しました。私も違いが分からなかったです(笑)
でもディテールを含めて聴いていて気持ちのいいアルバムだと改めて思いました。
by Speakeasy (2014-04-27 10:48)
こんばんは。
いつも楽しく拝見させていただいています。
私のところにも届きました。まだ未聴ですが楽しみです。
私はMASAさんのブログでかなりXTCの勉強をさせていただきました。
実はApple Venus をブックオフで 250円で購入して 感動して 遅まきながらXTC にはまりました。
これからもXTC記事よろしくお願いいたします^_^
by あい (2014-04-27 20:30)
Speakeasyさん、こんばんは〜。
なんか、あまり違いが分からないですね(笑)。
クセの強いアルバムが多い中、このアルバムは幾分その辺がスッキリとしていてまとまりがありますよね。
初期にあった毒気は薄いですが、やっぱり名作です。
by MASA (2014-04-28 22:14)
あいさん、初めまして。ご訪問ありがとうございます。
おー、「APPLE VENUS」でハマりましたか。このブログでは敢えて取り上げませんでしたが、Virgin時代ほどではないにしろ、あの2枚もいいアルバムですね。
このブログを参考にしていただいたとは恐縮です。
XTCのアルバムは順次サラウンド化/ブルーレイ・オーディオ化されるようなので、その時はまた記事にしようと思いますので、ヨロシクです^^。
by MASA (2014-04-28 22:23)
この記事見て注文し今朝届いて今聴きました、ありがとうございます
LPが出てたのは知ってましたが、そのうちCDが出るだろうとは思って
ましたが、ほどほどの期間で出ましたね
私はローディーのアルバイトしていたバンドメンバーが持ってた
English Settlementで興味を持ち、英パンクムーブメントの
中でPistols、Costelloの次に聴き始めました
(当時、英盤のみが2枚組で憧れました)
その後The Big Expressと次のSkylarkingは、何十年と聴き続け
てます
1999年にTowerRecordsで、Andy PartridgeからApple Venus
Volume 1へサインしてもらったのも遠い思ひ出です
私はレコードを買いませんが、これからもXTCはアイテムが出る度に
買い続けるのでしょう
by t2 (2014-04-30 00:00)
t2さん、以前にもコメントいただいたことがありましたっけ?
ワタシもXTCは80年代にもっともハマったグループです。初体験は80年の「BLACK SEA」でした。
「ENGLISH SETTLEMENT」は当時ワタシも2枚組のUK盤を入手しましたが、それから数ヶ月遅れで発売された国内盤が10曲しか入っていない1枚ものだったので「ひどい。なんでやねん?」と思ったものです^^。
いやあ、いいですねえ、アンディにサインしてもらったなんて。羨ましいです。
by MASA (2014-04-30 18:50)
こんばんわ、以前 Madonna の Sticky & Sweet Tour BD の件で書いたことあります
あと、Mylène Farmer の件でも...
今日は amazon.jp より遅れていた TIMELESS 2013 の BD が届いていました
時間がないので、まだオープニングから1曲目までしか観てません
あ、棺も骸骨人形も買わなかった私は、今回もロボットは買ってません
例によって日米にはない独特のオーサリングのセンスです
あいかわらず変な形の特大の箱(会場)に、ウィングカムなどで
開演前大いに盛り上がる会場を撮ってます
特大のスクリーンにSTARWARSと見まがうようなオープニング映像で
その中のシャッターから宇宙船花道を通って登場です
このバリライトも乗ってる特注花道は、上部はワイヤー下部は油圧駆動かと
思いますが、遠近法で誇張してるとはいえ改めてすごいなと感心
いや仕掛けもすごいのですが、その中を物怖じもせずに出てくる
Mylèneさんも度胸あるなという感心です
その他に新しい照明器具も見かけたし、あとロボットとの共演も楽しみです
あと仏国なので素晴らしいファッションも細かく見られるし、ダンサーの
ファッションとダンスも興味津々です
最近のアルバム曲がライブでどのような構成/演奏になってるのかも
いい音で聴けるので期待してます
昨年YouTubeで一通りの流れは見てますが、やはり商品としての
クリアーな動画と音は詳細を確認できるで価値があると思います
これから音だけアイホンへ、動画はiPadへ転送して通勤時にも楽しめる
ようにするところです
by t2 (2014-06-11 22:57)
t2さん、どーもです。
ミレーヌのブルーレイ、値段が高すぎて二の足を踏んでますが、そうですかー、なかなかよさそうですね。
映像版があればCDはいらないので限定盤のロボットは買いませんが、相変わらず限定盤は高いですねえ。
ワタシもそのうちにブルーレイをゲットしたいと思います。
by MASA (2014-06-12 21:31)