夏はASTRUD GILBERTOのボサノヴァやね。 [Jazz]
ワタシの場合、夏に聴きたくなる音楽というとまず初期のビーチ・ボーイズ、エルヴィス・プレスリーのアルバム「BLUE HAWAII」、先日取り上げたキッド・クレオール&ザ・ココナッツetc.、そしてレゲエにボサノヴァというジャンル。
まあ季節に関係なく聴きたい時には真冬でも聴きますけども(笑)、やっぱり夏に聴くのがいちばんピッタリ。
というワケで、今回取り上げるのはボサノヴァの名盤中の名盤「GETZ / GILBERTO」を初めとしたアストラッド・ジルベルトのアルバムであります。
アストラッド・ジルベルトのアルバムというと、やっぱり真っ先に挙げられるのは「GETZ / GILBERTO」でしょう。
1963年にリリースされ、当時出来て間もないボサノヴァという新しい音楽ジャンルを一気に世界中に広めたアルバムとして有名です。
西海岸ジャズの白人サックス・プレーヤー、スタン・ゲッツを中心に、ブラジル人のピアニスト、アントニオ・カルロス・ジョビン、同じくブラジル人ギタリストのジョアン・ジルベルト、その奥様でヴォーカルを務めるアストラッド・ジルベルトの4人を中心にレコーディングされています。
このうちアストラッド・ジルベルトは当初全く歌う予定ではなかったらしく、英語が出来るということであくまで旦那さんの通訳代わりでレコーディングに参加したのですが、プロデューサーのクリード・テイラーに薦められ自分も歌うこととなり、図らずもこれがきっかけでその後人気歌手としての道を歩むこととなります。
アントニオ・カルロス・ジョビンとのスナップ。
ジョアン&アストラッド・ジルベルトがヴォーカルを務める、今やすっかりボサノヴァのスタンダード・ナンバーとなった「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」をはじめ、「Corcovado」「So Danco Samba」など、他にも名曲が詰まったアルバムです。
スタン・ゲッツのクールなサックスとジョアン、アストラッドふたりとのヴォーカルの掛け合いもサイコー。
ワタシが持っているアナログ盤はツルツル・ピカピカのコーティング・ジャケもキレイなUS Verveオリジナル盤で、レコード番号V-8545のmono盤。
ハッキリ言ってこのアルバムを聴くならmono盤です。stereo盤だとふたりのヴォーカルやサックスが左右のチャンネルに偏ってミックスされていますが、mono盤だとその違和感がなく、とても自然で迫力もあります。
ちなみにこのアルバムのエンジニアを務めているのは後にビリー・ジョエルなどのプロデューサーとして有名になるフィル・ラモーン。
翌年の'64年に出たスタン・ゲッツとの2枚目のコラボ・アルバム「GETZ AU GO GO」もなかなかいいアルバムです。
こちらはニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるCafe Au Go Goというクラブでのライヴで、クラブ特有の狭い空間から伝わる熱気を感じます。10曲収録のうちアストラッド・ジルベルトは6曲でヴォーカルを披露。ライヴならではの臨場感がまたいい味出してます。
見開きジャケの中の写真より。
このアルバムもコーティング・ジャケのオリジナル盤で、レコード番号V6-8600のstereo盤。以前mono盤も持っていましたが、stereo盤の方がしっくり来たので売ってしまいました^^;
このアルバムのエンジニアは泣く子も黙るルディ・ヴァン・ゲルダーが担当。音質が素晴らしくよく、ライヴの生々しさが伝わって来ます。
その後ソロ中心でアルバムをリリースして名盤も多くありますが、Verveのプロデューサーだったクリード・テイラーが創設したCTIレーベルからリリースした'71年のアルバム「GILBERTO WITH TURRENTINE」もいいアルバムです。
テナー・サックス奏者のスタンリー・タレンタインをフィーチャーし、デオダートのプロデュースで制作されたアルバムですが、CTIのレーベル・カラーを踏襲したイージー・リスニングに近い内容でちょっと甘めですが、和やかな印象のアルバムです。
このアルバムもオリジナルのラミネート・コーティングのジャケで、エンジニアはルディ・ヴァン・ゲルダーが担当。
この他にベスト盤のCDも持っているのですが、昔誰かに貸しっぱなしなのか、見当たりません。
どこいったのかなあ〜。
まあ季節に関係なく聴きたい時には真冬でも聴きますけども(笑)、やっぱり夏に聴くのがいちばんピッタリ。
というワケで、今回取り上げるのはボサノヴァの名盤中の名盤「GETZ / GILBERTO」を初めとしたアストラッド・ジルベルトのアルバムであります。
アストラッド・ジルベルトのアルバムというと、やっぱり真っ先に挙げられるのは「GETZ / GILBERTO」でしょう。
1963年にリリースされ、当時出来て間もないボサノヴァという新しい音楽ジャンルを一気に世界中に広めたアルバムとして有名です。
西海岸ジャズの白人サックス・プレーヤー、スタン・ゲッツを中心に、ブラジル人のピアニスト、アントニオ・カルロス・ジョビン、同じくブラジル人ギタリストのジョアン・ジルベルト、その奥様でヴォーカルを務めるアストラッド・ジルベルトの4人を中心にレコーディングされています。
このうちアストラッド・ジルベルトは当初全く歌う予定ではなかったらしく、英語が出来るということであくまで旦那さんの通訳代わりでレコーディングに参加したのですが、プロデューサーのクリード・テイラーに薦められ自分も歌うこととなり、図らずもこれがきっかけでその後人気歌手としての道を歩むこととなります。
アントニオ・カルロス・ジョビンとのスナップ。
ジョアン&アストラッド・ジルベルトがヴォーカルを務める、今やすっかりボサノヴァのスタンダード・ナンバーとなった「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」をはじめ、「Corcovado」「So Danco Samba」など、他にも名曲が詰まったアルバムです。
スタン・ゲッツのクールなサックスとジョアン、アストラッドふたりとのヴォーカルの掛け合いもサイコー。
ワタシが持っているアナログ盤はツルツル・ピカピカのコーティング・ジャケもキレイなUS Verveオリジナル盤で、レコード番号V-8545のmono盤。
ハッキリ言ってこのアルバムを聴くならmono盤です。stereo盤だとふたりのヴォーカルやサックスが左右のチャンネルに偏ってミックスされていますが、mono盤だとその違和感がなく、とても自然で迫力もあります。
ちなみにこのアルバムのエンジニアを務めているのは後にビリー・ジョエルなどのプロデューサーとして有名になるフィル・ラモーン。
翌年の'64年に出たスタン・ゲッツとの2枚目のコラボ・アルバム「GETZ AU GO GO」もなかなかいいアルバムです。
こちらはニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるCafe Au Go Goというクラブでのライヴで、クラブ特有の狭い空間から伝わる熱気を感じます。10曲収録のうちアストラッド・ジルベルトは6曲でヴォーカルを披露。ライヴならではの臨場感がまたいい味出してます。
見開きジャケの中の写真より。
このアルバムもコーティング・ジャケのオリジナル盤で、レコード番号V6-8600のstereo盤。以前mono盤も持っていましたが、stereo盤の方がしっくり来たので売ってしまいました^^;
このアルバムのエンジニアは泣く子も黙るルディ・ヴァン・ゲルダーが担当。音質が素晴らしくよく、ライヴの生々しさが伝わって来ます。
その後ソロ中心でアルバムをリリースして名盤も多くありますが、Verveのプロデューサーだったクリード・テイラーが創設したCTIレーベルからリリースした'71年のアルバム「GILBERTO WITH TURRENTINE」もいいアルバムです。
テナー・サックス奏者のスタンリー・タレンタインをフィーチャーし、デオダートのプロデュースで制作されたアルバムですが、CTIのレーベル・カラーを踏襲したイージー・リスニングに近い内容でちょっと甘めですが、和やかな印象のアルバムです。
このアルバムもオリジナルのラミネート・コーティングのジャケで、エンジニアはルディ・ヴァン・ゲルダーが担当。
この他にベスト盤のCDも持っているのですが、昔誰かに貸しっぱなしなのか、見当たりません。
どこいったのかなあ〜。
Getz Au Go-Go (Reis) (Rstr) (Dig)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Verve
- 発売日: 2007/09/18
- メディア: CD
冬のボッサも、「おこたでアイス」っぽくて好きです(笑)
あ、ハーゲンダッツ系のちょっと贅沢なヤツね^^
コレは名盤ですよね!
今CDしか手元にないんですが、レコードも欲しくなっちゃった
アストラッド・ジルベルトは暑苦しくない歌唱が夏に爽やかで、よかとですね^^
by bluebird (2010-08-15 23:12)
Summer Sambaですねえ、Astrudの頼りなく音程の危なっかしい、「支えてあげなきゃ!」という声、夏向きですねえ、なぜか・・・
一生懸命さのない、ゆるーい歌い方が却ってクールさを増すんでしょうか。
個人的にはストリングスとかオーケストラの入らない、シンプルなコンボがバックのアレンジの方が好きです。
やっぱりGetz/Gilbertoにとどめを刺しますかね・・・
日本語で歌ってる、Golden Japanese Albumというのもイカしてますよ。
by MORE (2010-08-15 23:38)
姐さん、「おこたでボサノヴァ」いいよねえ。
ワタシはハーゲンダッツより安上がりな雪見大福かジャイアント・カプリコかな(笑)。
この人、決してうまくはないけど透明感がある声が涼しげでいいっすね^^。
是非ベアさんにmono盤ゲットしてもらって下さい!
by MASA (2010-08-16 00:16)
MOREさん、こんばんはー。
この人元々歌手志望じゃなかったので歌唱力はないんですが、決して力まないユルさがクールに聴こえますよね。
へえ〜、日本語で歌ったアルバムがあるんですか。ヘレン・メリルにもそんなのがあったと思いますが、この人のも聴いてみたいですねえ。
by MASA (2010-08-16 00:22)