Dave Brubeck Quartet「Take Five」 [Jazz]
前回の記事に書いたとおり、このところのワタシはももクロちゃん祭りで(笑)、ほぼももクロちゃんしか聴いてません。
そんな中、最近始まったTVドラマで「TAKE FIVE」というドラマがあり、これが正義の泥棒軍団(唐沢寿明他)vs それを追う警察(松雪泰子他)というけっこう面白いドラマなんですが、そこで使われている音楽もドラマのタイトルにもなっているデイヴ・ブルーベック・カルテットの「Take Five」。ジャズを知らなくてもこの曲は誰もが知っているであろう超有名曲です。
そこでこの曲が急に聴きたくなり、ももクロちゃん祭りを一時中断してこのゴールデン・ウィークの休み中にこの曲が収録されている'59年リリースのジャズの名盤「TIME OUT」のアナログ盤をちょっと引っ張り出して気分転換に久しぶりに聴いてみました。
リーダーのデイヴ・ブルーベック(p)は昨年の12月5日に惜しくも亡くなってしまいましたが、実はその時にここで取り上げようと思いつつ、忙しくて取り上げられずにいました。
そんな中、最近始まったTVドラマで「TAKE FIVE」というドラマがあり、これが正義の泥棒軍団(唐沢寿明他)vs それを追う警察(松雪泰子他)というけっこう面白いドラマなんですが、そこで使われている音楽もドラマのタイトルにもなっているデイヴ・ブルーベック・カルテットの「Take Five」。ジャズを知らなくてもこの曲は誰もが知っているであろう超有名曲です。
そこでこの曲が急に聴きたくなり、ももクロちゃん祭りを一時中断してこのゴールデン・ウィークの休み中にこの曲が収録されている'59年リリースのジャズの名盤「TIME OUT」のアナログ盤をちょっと引っ張り出して気分転換に久しぶりに聴いてみました。
リーダーのデイヴ・ブルーベック(p)は昨年の12月5日に惜しくも亡くなってしまいましたが、実はその時にここで取り上げようと思いつつ、忙しくて取り上げられずにいました。
ユニクロのBLUE NOTE Tシャツ [Jazz]
夏はASTRUD GILBERTOのボサノヴァやね。 [Jazz]
ワタシの場合、夏に聴きたくなる音楽というとまず初期のビーチ・ボーイズ、エルヴィス・プレスリーのアルバム「BLUE HAWAII」、先日取り上げたキッド・クレオール&ザ・ココナッツetc.、そしてレゲエにボサノヴァというジャンル。
まあ季節に関係なく聴きたい時には真冬でも聴きますけども(笑)、やっぱり夏に聴くのがいちばんピッタリ。
というワケで、今回取り上げるのはボサノヴァの名盤中の名盤「GETZ / GILBERTO」を初めとしたアストラッド・ジルベルトのアルバムであります。
まあ季節に関係なく聴きたい時には真冬でも聴きますけども(笑)、やっぱり夏に聴くのがいちばんピッタリ。
というワケで、今回取り上げるのはボサノヴァの名盤中の名盤「GETZ / GILBERTO」を初めとしたアストラッド・ジルベルトのアルバムであります。
Miles Davis「BITCHES BREW」40th Anniversary Collector's Edition [Jazz]
マイルス・デイヴィスがエレピやエレキ・ギターなどの電気楽器を導入し、ロックやファンクと融合して"エレクトリック・マイルス"となった時代の'69年の代表作「BITCHES BREW」がリリースされてから40年。
正確には今年は41年目なんですが、とにかく40周年を記念してこのアルバムが今度また新たに40周年記念コレクターズ・エディションとレガシー・エディションの2タイプでリリースされます。
正確には今年は41年目なんですが、とにかく40周年を記念してこのアルバムが今度また新たに40周年記念コレクターズ・エディションとレガシー・エディションの2タイプでリリースされます。
Roland Kirk「INFLATED TEAR」 [Jazz]
ワタクシ、ジャズのアルバムはアナログのオリジナル盤を中心にCDも含めると200〜300枚ほど所有していますが、ジャズ歴が20年足らずと比較的浅くて聴き込んでいないものも多数あり、なかなか深いところまで語れないし語る資格もないなと思い、何だか恐れ多くて今まであんまり取り上げて来ませんでした。
でもまあ感想文くらいなら書けるだろう、ということで、今回は先日久しぶりに聴いて「やっぱスゲエな、この人!」と思ったローランド・カークの'68年リリースの代表作「INFLATED TEAR(溢れ出る涙)」を取り上げようと思います。
でもまあ感想文くらいなら書けるだろう、ということで、今回は先日久しぶりに聴いて「やっぱスゲエな、この人!」と思ったローランド・カークの'68年リリースの代表作「INFLATED TEAR(溢れ出る涙)」を取り上げようと思います。
Miles Davis「KIND OF BLUE」50th. Anniversary Box [Jazz]
マイルス・デイヴィスが'59年に残したジャズ界の金字塔アルバム「KIND OF BLUE」が発売されて今年で50周年。
これを記念して、LPサイズほどの大きさの豪華なボックス・セットが発売されたが、注文していたものが本日届いた。
実は発売をすっかり忘れていて、慌てて注文したんです^^;
これを記念して、LPサイズほどの大きさの豪華なボックス・セットが発売されたが、注文していたものが本日届いた。
実は発売をすっかり忘れていて、慌てて注文したんです^^;
JAZZ FUNK ! part 2 [Jazz]
というワケで、ジャズ・ファンクの続きです。
何しろ当時の私はジャズ初心者だったので、集めやすかったこともあってジャズのレーベルでは一番の大御所であるBLUE NOTEを中心に集めておりました。
なのでどうしてもBLUE NOTEのアルバムが多いのだが、しかしコテコテのジャズ・ファンクのアルバムはなぜかPRESTIGEレーベルに多いのである。
このチャールズ・アーランド(org)の「BLACK TALK !」(PR 7588)はそのPRESTIGEからのアルバムだが、オルガン・ジャズにはファンキーなものが多く、そんなに有名作ではないがこのアルバムもその代表作の1枚。ものすごく密度の濃いソウル・ジャズを展開している。
1曲目からグイグイ飛ばすアーランドのオルガンもスゴイが、ジャズでは珍しくチョーキングを使うメルヴィン・スパークスのギターもいい。ジャケもシブイねえ。
次からBLUE NOTEが続くが、BLUE NOTEの4200番台後半から4300番台というと、昔はコアなジャズ・ファンにはあまり人気がなかったアルバムが多い。
このあたりの品番のアルバムにはソウル・ジャズやジャズ・ロック系のファンキーなアルバムが多いせいで、聴きやすいピアノ・トリオなど普通のモダン・ジャズが好きなジャズ・オヤジ連中からはあまり支持を得られなかったものだらけなのである。
そういうアルバムがUKのジャズ・クラブ・シーンで注目され出してから、評価が一変したわけである。
このルーベン・ウィルソン(org)の「LOVE BUG」(ST-84317)もそんなアルバムの1枚だが、まあこれが超ファンキー。
メンバーも豪華で、リー・モーガン(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、グラント・グリーン(g)、レオ・モーリス(ds)という強力メンバー。UKでもアナログが90年代に再発されたりした。
続いてはルー・ドナルドソンの「MIDNIGHT CREEPER」(ST-84280)。
ゴリゴリのハード・バッパーだったドナルドソン(as)は'67年の名作「ALLIGATOR BOOGALOO」の大ヒットの後ソウル・ジャズに転向、それ以降似たような感じのアルバムを連発して「まあ、どれをお聴きになってもねえ、同じようなもので・・・」というスネークマン・ショーのコント状態なのだが(笑)、それでもアルバムごとにそれぞれ聴き所はあるし、何しろファンキーだ。特にこのアルバムではタイトル曲がなかなかいい。
ロニー・スミスのオルガンやジョージ・ベンソンのギターもなかなかいい。やっぱりオルガンが入っているだけで、かなり内容はドス黒くなる。
内容もさることながら、ご覧のとおりこのアルバムは何よりジャケが素晴らしいのである^^;。
次もルー・ドナルドソンのアルバム「HOT DOG」(ST-84318)だが、上のアルバムとは打って変わって、ジャケのセンスはBLUE NOTE史上最悪ではないかと思われる「これ、どうよ?」というダサさ加減である。
しかしこのアルバムも聴いてビックリの超ファンキーなアルバムで、特にA-2の「Turtle Walk」はメチャカッコイイ。
このアルバムでもメルヴィン・スパークスのギターと最初に挙げたチャールズ・アーランドのファンキーなオルガンが聴ける隠れ名作。
次は古くからのベテランでファンキー・ジャズの第一人者でもあるホレス・シルヴァー(p)が、よりソウルフルに展開していった4200番台以降のアルバムの中の1枚「THE JODY GRIND」(ST-84250)。
これも地味な人気しかないようだが、内容はかなり黒い。60年代後半の資生堂のポスターみたいなリード・マイルズのジャケのセンスもいいねえ。
さて、最後はちょっとジャズとして括るにはビミョーなアーティストだが、ジャズ+ファンク+ロックとでもいうべき、かなり混沌とした音楽を展開するジェームズ・ブラッド・ウルマーのアルバム「FREE LANCING」。
そのすごさはハンパではないくらいすさまじく、非常に破壊的・攻撃的な過激さを放つアルバムだ。
実はウルマーを初めて聴いたのはこれではなく、'94年のライヴ盤「BLUES EXPERIENCE」だったが、聴いてブッ飛んだのをよく憶えている。
その後買ったのがこのアルバムだが、'81年の発売当時に話題になっていたのを思い出し、買ってみたらこれがまたすごくて再びブッ飛んだ。
こんな名盤が現在は廃盤になっているのが非常に残念である。
------------------------------------------
とまあ、以上が思いつくまま挙げてみたソウル・ジャズ/ジャズ・ファンクの私個人のお気に入りアルバムであるが、機会があればみなさんも是非耳にして欲しい。
何しろ当時の私はジャズ初心者だったので、集めやすかったこともあってジャズのレーベルでは一番の大御所であるBLUE NOTEを中心に集めておりました。
なのでどうしてもBLUE NOTEのアルバムが多いのだが、しかしコテコテのジャズ・ファンクのアルバムはなぜかPRESTIGEレーベルに多いのである。
このチャールズ・アーランド(org)の「BLACK TALK !」(PR 7588)はそのPRESTIGEからのアルバムだが、オルガン・ジャズにはファンキーなものが多く、そんなに有名作ではないがこのアルバムもその代表作の1枚。ものすごく密度の濃いソウル・ジャズを展開している。
1曲目からグイグイ飛ばすアーランドのオルガンもスゴイが、ジャズでは珍しくチョーキングを使うメルヴィン・スパークスのギターもいい。ジャケもシブイねえ。
次からBLUE NOTEが続くが、BLUE NOTEの4200番台後半から4300番台というと、昔はコアなジャズ・ファンにはあまり人気がなかったアルバムが多い。
このあたりの品番のアルバムにはソウル・ジャズやジャズ・ロック系のファンキーなアルバムが多いせいで、聴きやすいピアノ・トリオなど普通のモダン・ジャズが好きなジャズ・オヤジ連中からはあまり支持を得られなかったものだらけなのである。
そういうアルバムがUKのジャズ・クラブ・シーンで注目され出してから、評価が一変したわけである。
このルーベン・ウィルソン(org)の「LOVE BUG」(ST-84317)もそんなアルバムの1枚だが、まあこれが超ファンキー。
メンバーも豪華で、リー・モーガン(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、グラント・グリーン(g)、レオ・モーリス(ds)という強力メンバー。UKでもアナログが90年代に再発されたりした。
続いてはルー・ドナルドソンの「MIDNIGHT CREEPER」(ST-84280)。
ゴリゴリのハード・バッパーだったドナルドソン(as)は'67年の名作「ALLIGATOR BOOGALOO」の大ヒットの後ソウル・ジャズに転向、それ以降似たような感じのアルバムを連発して「まあ、どれをお聴きになってもねえ、同じようなもので・・・」というスネークマン・ショーのコント状態なのだが(笑)、それでもアルバムごとにそれぞれ聴き所はあるし、何しろファンキーだ。特にこのアルバムではタイトル曲がなかなかいい。
ロニー・スミスのオルガンやジョージ・ベンソンのギターもなかなかいい。やっぱりオルガンが入っているだけで、かなり内容はドス黒くなる。
内容もさることながら、ご覧のとおりこのアルバムは何よりジャケが素晴らしいのである^^;。
次もルー・ドナルドソンのアルバム「HOT DOG」(ST-84318)だが、上のアルバムとは打って変わって、ジャケのセンスはBLUE NOTE史上最悪ではないかと思われる「これ、どうよ?」というダサさ加減である。
しかしこのアルバムも聴いてビックリの超ファンキーなアルバムで、特にA-2の「Turtle Walk」はメチャカッコイイ。
このアルバムでもメルヴィン・スパークスのギターと最初に挙げたチャールズ・アーランドのファンキーなオルガンが聴ける隠れ名作。
次は古くからのベテランでファンキー・ジャズの第一人者でもあるホレス・シルヴァー(p)が、よりソウルフルに展開していった4200番台以降のアルバムの中の1枚「THE JODY GRIND」(ST-84250)。
これも地味な人気しかないようだが、内容はかなり黒い。60年代後半の資生堂のポスターみたいなリード・マイルズのジャケのセンスもいいねえ。
さて、最後はちょっとジャズとして括るにはビミョーなアーティストだが、ジャズ+ファンク+ロックとでもいうべき、かなり混沌とした音楽を展開するジェームズ・ブラッド・ウルマーのアルバム「FREE LANCING」。
そのすごさはハンパではないくらいすさまじく、非常に破壊的・攻撃的な過激さを放つアルバムだ。
実はウルマーを初めて聴いたのはこれではなく、'94年のライヴ盤「BLUES EXPERIENCE」だったが、聴いてブッ飛んだのをよく憶えている。
その後買ったのがこのアルバムだが、'81年の発売当時に話題になっていたのを思い出し、買ってみたらこれがまたすごくて再びブッ飛んだ。
こんな名盤が現在は廃盤になっているのが非常に残念である。
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とまあ、以上が思いつくまま挙げてみたソウル・ジャズ/ジャズ・ファンクの私個人のお気に入りアルバムであるが、機会があればみなさんも是非耳にして欲しい。
JAZZ FUNK ! part 1 [Jazz]
私がジャズを聴き始めたのは'91年とかなり遅く、マイルス・デイヴィスに興味を持ったのがきっかけだった。
アルバムを集めようと思った矢先、マイルスがこの年に亡くなってしまったのが大変ショックだったが、まずは、と思って初めて買ったのが「KIND OF BLUE」のCDだったのを思い出す。ビギナーっぽく王道から入ったねー^^。
その後数年間は今まで聴いてこなかった遅れを取り戻すかのように、マイルスを始めジャズの名盤ガイド本に載っている名盤を中心に、とにかく必死こいてLPやCDを買いまくったなあ〜。
またこの90年代初頭と言えば、イギリスではクラブでジャズをかけ"ジャズで踊る”というのが大ブームになっていた。
しかもかけるジャズといったら、大昔から聴いているコアなジャズ・ファンならほとんど見向きもしなかった評価も知名度も低い60年代後半から70年代初頭にかけてのジャズ・ロックやソウル・ジャズと呼ばれたアルバムが中心だった。
しかしこれらのドス黒いファンキーな音楽はイギリスの若者に大いにもてはやされた。DJの間ではそういった入手困難なアルバムが高額で取引されていたという。サンプリングされてヒップ・ヒップと融合もされたが、そんな理由からか、サンプリングのネタとして使われる際レア・グルーブなどと呼ばれ、あるいはそういう入手困難な曲やアルバム自体がそう呼ばれた。
こういった動きをきっかけにイギリスをはじめ日本などでもソウル・ジャズが再評価されはじめ、廃盤だったアルバムが再発されたり、限定発売でアナログ盤が出たりしたのである。
そんな中、'93年に大ヒットしたのがBLUE NOTEの音源を大胆にサンプリングしたアルバム「HAND ON THE TORCH」で人気を得たUS 3。ジャズとヒップ・ホップを融合したユニークなグループだ。
このアルバムに収録されている、ハービー・ハンコックの「Cantaloup Island」のピアノのリフをサンプリングした「Cantaloop (Flip Fantasia) 」が大ヒットしてUKでは一世を風靡した。
アート・ブレーキーの「バードランドの夜」のオープニングに入っているピー・ウィー・マーケットのMCもサンプリングされていたりするところが思わずニンマリである。
この元ネタである「Cantaloup Island」が入っているハービー・ハンコックのアルバム「EMPYREAN ISLES」がこのアルバム。
ちなみにこの写真のものはBLUE NOTEがLIBERTYに買収されてからの2nd.プレスだが、"VAN GELDER"の刻印があるプレスなので音質はいい。
ピアノのハンコックをはじめ、フレディ・ハバード(cornet)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(drs)という、いわゆる新主流派と呼ばれたアーティストによる名盤だが、当時はジャズ名盤ガイド本などには載らない隠れた名作だったので、私も当時US 3のおかげでこのアルバムを知って即CDを買ったもんだ。こういうところがいかにも初心者らしいでしょ?(笑)このヒットのおかげで巷でもこのアルバムの知名度は一気に上がったようだ。
US 3は次に「Tukka Yoot's Riddim」という曲を出すが、これはグラント・グリーンの「Sookie Sookie」という曲をサンプリングしてラガマフィン・ラップを乗せた曲だが、オリジナルの'71年に出たグリーンのライヴ盤のこの曲はものすごくファンキーで超カッコイイ!
この曲のオリジナルもUS 3のおかげで知ったが、オリジナル盤は入手出来ず当時はまだCD化もされていなかったので、代わりに「Sookie Sookie」が収録されているグラント・グリーンのこんなコンピ盤を買って聴きまくった。
「Sookie Sookie」はグリーンのギターももちろんいいが、ロニー・フォスターのオルガンとアイドリス・ムハマッドのドラムス(このふたり、よく知らないミュージシャンだけど)がとにかくグルーヴィーでスゴイ!
このアルバムには他に「Grantstand」「Talkin' About JC」など全部で10曲が入っている。
はじめは大して興味もなかったジャズ・ファンクだったが、US 3によって私はジャズ・ファンクのドス黒いカッコよさに惹かれて、この辺のオリジナル盤もけっこう集めたりしたのだった。
長くなったので、その辺は次回に。
これはジャケ違いのUS盤。
アルバムを集めようと思った矢先、マイルスがこの年に亡くなってしまったのが大変ショックだったが、まずは、と思って初めて買ったのが「KIND OF BLUE」のCDだったのを思い出す。ビギナーっぽく王道から入ったねー^^。
その後数年間は今まで聴いてこなかった遅れを取り戻すかのように、マイルスを始めジャズの名盤ガイド本に載っている名盤を中心に、とにかく必死こいてLPやCDを買いまくったなあ〜。
またこの90年代初頭と言えば、イギリスではクラブでジャズをかけ"ジャズで踊る”というのが大ブームになっていた。
しかもかけるジャズといったら、大昔から聴いているコアなジャズ・ファンならほとんど見向きもしなかった評価も知名度も低い60年代後半から70年代初頭にかけてのジャズ・ロックやソウル・ジャズと呼ばれたアルバムが中心だった。
しかしこれらのドス黒いファンキーな音楽はイギリスの若者に大いにもてはやされた。DJの間ではそういった入手困難なアルバムが高額で取引されていたという。サンプリングされてヒップ・ヒップと融合もされたが、そんな理由からか、サンプリングのネタとして使われる際レア・グルーブなどと呼ばれ、あるいはそういう入手困難な曲やアルバム自体がそう呼ばれた。
こういった動きをきっかけにイギリスをはじめ日本などでもソウル・ジャズが再評価されはじめ、廃盤だったアルバムが再発されたり、限定発売でアナログ盤が出たりしたのである。
そんな中、'93年に大ヒットしたのがBLUE NOTEの音源を大胆にサンプリングしたアルバム「HAND ON THE TORCH」で人気を得たUS 3。ジャズとヒップ・ホップを融合したユニークなグループだ。
このアルバムに収録されている、ハービー・ハンコックの「Cantaloup Island」のピアノのリフをサンプリングした「Cantaloop (Flip Fantasia) 」が大ヒットしてUKでは一世を風靡した。
アート・ブレーキーの「バードランドの夜」のオープニングに入っているピー・ウィー・マーケットのMCもサンプリングされていたりするところが思わずニンマリである。
この元ネタである「Cantaloup Island」が入っているハービー・ハンコックのアルバム「EMPYREAN ISLES」がこのアルバム。
ちなみにこの写真のものはBLUE NOTEがLIBERTYに買収されてからの2nd.プレスだが、"VAN GELDER"の刻印があるプレスなので音質はいい。
ピアノのハンコックをはじめ、フレディ・ハバード(cornet)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(drs)という、いわゆる新主流派と呼ばれたアーティストによる名盤だが、当時はジャズ名盤ガイド本などには載らない隠れた名作だったので、私も当時US 3のおかげでこのアルバムを知って即CDを買ったもんだ。こういうところがいかにも初心者らしいでしょ?(笑)このヒットのおかげで巷でもこのアルバムの知名度は一気に上がったようだ。
US 3は次に「Tukka Yoot's Riddim」という曲を出すが、これはグラント・グリーンの「Sookie Sookie」という曲をサンプリングしてラガマフィン・ラップを乗せた曲だが、オリジナルの'71年に出たグリーンのライヴ盤のこの曲はものすごくファンキーで超カッコイイ!
この曲のオリジナルもUS 3のおかげで知ったが、オリジナル盤は入手出来ず当時はまだCD化もされていなかったので、代わりに「Sookie Sookie」が収録されているグラント・グリーンのこんなコンピ盤を買って聴きまくった。
「Sookie Sookie」はグリーンのギターももちろんいいが、ロニー・フォスターのオルガンとアイドリス・ムハマッドのドラムス(このふたり、よく知らないミュージシャンだけど)がとにかくグルーヴィーでスゴイ!
このアルバムには他に「Grantstand」「Talkin' About JC」など全部で10曲が入っている。
はじめは大して興味もなかったジャズ・ファンクだったが、US 3によって私はジャズ・ファンクのドス黒いカッコよさに惹かれて、この辺のオリジナル盤もけっこう集めたりしたのだった。
長くなったので、その辺は次回に。
これはジャケ違いのUS盤。
ジャズ・ジャケ4コマ 2 [Jazz]
前回は下ネタで大変失礼しましたm(_ _)m
第2弾やってみます。あんまり面白くないですが、見てやって下さい。
「オレのジャガー、カッコイイだろ!」 |
「ヘッ、オレ様のクルマの方がイカシてるねっ!」 |
「あ〜ら、アタシのクルマにはかなわないでしょ!」 |
「・・・何か文句でも?」(モンクだけに) |
あー、やっぱり載せるんじゃなかったかなあ、やっちゃったかあ?
みなさんのご意見・ご感想をお待ちしております。
「つまんねーな。」 |
ええっ、やっぱり〜?
ジャズ・ジャケ4コマ [Jazz]
えー、ネタがないのでジャズのアルバムを使った4コマ・ギャグでもどうぞー。
「オレのはこのくらいだぜ。」 |
「オレのはこんくらいあるぜ〜!」。 |
「オレのはこんなもんだぜ!!」 |
父「・・・・」 |
実はこれはだいぶ以前何かの雑誌に載っていたネタのパクリです^^。
しかも下ネタですいません。
milkさんの「鰻鱒」で思い出したので載せてみました(笑)。
今度は自分でネタを考えて掲載してみたいと思います。
「てことでヨロシクなっ!」 |