ノラ・ジョーンズのロック・バンド、EL MADMO [Rock / Pops]
最近はウォン・カーワイ監督の映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」に主演して音楽以外にも活動の幅を広げたノラ・ジョーンズが、今度はなんと3ピースのロック・バンドEL MADOMOを結成、20日にアルバムを発表した。
ジャケはアメコミのようなイラストで、メンバーの写真は一切ない。
ブックレットは折りたたみ式で、広げるとこんな具合に。
その裏はアメコミそのものというコマ割りのマンガが書かれている。
見てのとおり「これがノラ・ジョーンズのアルバム?!」という、今までのノラのイメージとは大きくかけ離れたジャケだが、発売もTeam Loveという聞いたこともないインディ・レーベルからで、ジャジーでカントリーなBlue Noteからの諸作とは全く別のスタンスであることを窺わせている。
メンバーはノラ・ジョーンズがギター&ヴォーカル、ベース&ヴォーカルが今までのノラの作品ではバック・コーラスやフルートを担当していた、右側の眉毛を剃り落としているあの人、日系人のダルー・オダ、ドラムスもノラの諸作でのドラマー、アンドリュー・ボーガーという極めてシンプルな3人編成。
一応覆面バンドということになっているので先ほど書いたとおりブックレットにはメンバーの本名も写真もない。ただ、ダルー・オダ=EL、ノラ・ジョーンズ=MADDIE、アンドリュー・ボーガー=MOという変名でクレジットされていて、この頭文字をとったものがバンド名のEL MADMOというわけである。
奇抜なメイクとファッションに身を包んだ3人。ノラは右端だ。
アンドリューの頭、スゴいんだけど(笑)。
内容も非常にプリミティヴでシンプルなサウンドのロックンロール。ちょっとパンキッシュでありながら今までのようなルーツ・ミュージックっぽさもありという音楽をアマチュアっぽいスタンスでユルユルな感じで演奏している。
ほんのお遊びで始めてみたら、こりゃけっこう面白いわ、ってことで、この際勢いでアルバム出してみました、という軽いノリだったのではないかと思えるほどに和気あいあいで楽しそうで、いい意味でほとんど力みのない内容になっている。
ノラ・ジョーンズがこんなストレートなロックをやるなんて、今までのアルバムからは全く想像が付かないという人もおられるかも知れないが、実はアマチュア時代にロック・バンドの経験があるという。
そんな時代の初期衝動が蘇ったのか、今作では今までのアルバムでは決して聴けないノラのシャウトや都はるみも真っ青のうなり声唱法(笑)も聴ける意外性が楽しく、サブ・ヴォーカルのダルー・オダとの区別が付かずちょっと聴いただけでは「これノラの声?」と一瞬分からないほど今までとは歌声が違う曲もある。
今までのノラの音楽とは180°異なる別な側面に触れることが出来るという意味では聴きもののアルバムである。
EL MADMOの公式サイトはコチラ。
アルバムから3曲試聴出来ます。
↓
http://elmadmo.com/
ジャケはアメコミのようなイラストで、メンバーの写真は一切ない。
ブックレットは折りたたみ式で、広げるとこんな具合に。
その裏はアメコミそのものというコマ割りのマンガが書かれている。
見てのとおり「これがノラ・ジョーンズのアルバム?!」という、今までのノラのイメージとは大きくかけ離れたジャケだが、発売もTeam Loveという聞いたこともないインディ・レーベルからで、ジャジーでカントリーなBlue Noteからの諸作とは全く別のスタンスであることを窺わせている。
メンバーはノラ・ジョーンズがギター&ヴォーカル、ベース&ヴォーカルが今までのノラの作品ではバック・コーラスやフルートを担当していた、右側の眉毛を剃り落としているあの人、日系人のダルー・オダ、ドラムスもノラの諸作でのドラマー、アンドリュー・ボーガーという極めてシンプルな3人編成。
一応覆面バンドということになっているので先ほど書いたとおりブックレットにはメンバーの本名も写真もない。ただ、ダルー・オダ=EL、ノラ・ジョーンズ=MADDIE、アンドリュー・ボーガー=MOという変名でクレジットされていて、この頭文字をとったものがバンド名のEL MADMOというわけである。
奇抜なメイクとファッションに身を包んだ3人。ノラは右端だ。
アンドリューの頭、スゴいんだけど(笑)。
内容も非常にプリミティヴでシンプルなサウンドのロックンロール。ちょっとパンキッシュでありながら今までのようなルーツ・ミュージックっぽさもありという音楽をアマチュアっぽいスタンスでユルユルな感じで演奏している。
ほんのお遊びで始めてみたら、こりゃけっこう面白いわ、ってことで、この際勢いでアルバム出してみました、という軽いノリだったのではないかと思えるほどに和気あいあいで楽しそうで、いい意味でほとんど力みのない内容になっている。
ノラ・ジョーンズがこんなストレートなロックをやるなんて、今までのアルバムからは全く想像が付かないという人もおられるかも知れないが、実はアマチュア時代にロック・バンドの経験があるという。
そんな時代の初期衝動が蘇ったのか、今作では今までのアルバムでは決して聴けないノラのシャウトや都はるみも真っ青のうなり声唱法(笑)も聴ける意外性が楽しく、サブ・ヴォーカルのダルー・オダとの区別が付かずちょっと聴いただけでは「これノラの声?」と一瞬分からないほど今までとは歌声が違う曲もある。
今までのノラの音楽とは180°異なる別な側面に触れることが出来るという意味では聴きもののアルバムである。
EL MADMOの公式サイトはコチラ。
アルバムから3曲試聴出来ます。
↓
http://elmadmo.com/
オフィシャルサイト行ってサンプル3曲聞きました。
なんと言うか・・・10数年前のオルタナな臭いがしました。
オルタナも様々な枝分かれがありますが、よりルーツを探ったカントリー系もあれば、パンク、グランジ系もありましたから・・・
Little Williesはルーツ、そしてEl Madmoはガレージパンクっぽいのかなぁなんて感じで。
私の好きだったミネアポリス系のオルタナはLittle WilliesとEl Madmoの丁度中間くらいな感じだったような気がします。
本気じゃないにせよ、ノラの・・・アメリカンなルーツがまたひとつ解明されたようなアルバムですね。
by PETTY (2008-05-25 11:16)
すんごいアフロヘア・・・(笑)
虫取りになりそうな感じかもw
マンガちっくなジャケ面白いですね~♪
壁に飾ってみたくなるような~(^-^*)
by garko* (2008-05-25 12:49)
PETTYさん、どーですか、これ?
確かにこれはオルタナですね。一昔前のインディ・ロックの香りプンプンです。
おっしゃるとおり、ノラの現在の音楽を形作る上でのルーツのひとつを垣間みた感じがしますね。
これ、2枚目はあるのかなあ。
by MASA (2008-05-25 14:46)
garko*さん、こんちゃ。
あのアフロ、頭3つ分ありますね。手入れ大変だろうなあ。
もう鳥が巣作ってるんじゃないんですか(笑)。
あれで映画館とかに行ったら後ろの人から「見えねーよ!」って蹴っ飛ばされそうです。
by MASA (2008-05-25 14:50)
MASAさん、
うーんどうなんでしょう?(長嶋風)
試聴しました。
迷走しているように感じますよ~。映画出てみたりね。
ちゃんとノラが生かされる特別なフィールドがあるのになぁ?
やっぱり『Don't know why』路線がいいなぁ。
保守的かもしれないけど、なんとなくそんな風に感じてしまいます...。
ここ最近のノラをみてると。
by ouichi (2008-05-26 19:45)
いやー、どうなんでしょうね。迷走なんでしょうかねー。
ひょっとすると今後の活動に何か迷いがあるのかも知れませんが、そうだとしても、とりあえずはこのバンドでリフレッシュして次に進んで欲しいですね。
by MASA (2008-05-26 22:26)
bluebirdさん、ご訪問&nice!ありがとうございます。
またいらして下さいね。
by MASA (2008-05-30 02:32)