消えた(?)名盤100 [ロック編] [雑誌 / 書籍]
消えた(?)名盤100 [ロック編]という特集に惹かれて、4,5年振りに「ミュージック・マガジン」を買ってみた。
この雑誌は1980年頃からおよそ20数年ず〜っと購読していた雑誌で、買ったのはホントに久しぶり。
そんなわけで、消えた(?)名盤100 [ロック編]の特集である。
以前は様々な名盤ガイド本や雑誌の名盤特集などがある度に取り上げられていたのに、このところあまりそういう場面で顔を出さなくなったかつての名盤に改めてスポットを当ててみよう、という企画である。
挙げられているアルバムを見てみると、ビーチ・ボーイズ「SURFIN' USA」、表紙にもなっているピーター・フランプトン「FRAMPTON COMES ALIVE」、CCR「COSMO'S FACTORY」、フリートウッド・マック「ROUMOURS」、ロッド・スチュワート「ATLANTIC CROSSING」などなど、バカ売れしたアルバムや今やコテコテ過ぎたりするために最近はほとんど取り上げられなくなったアルバムが中心に並んでいる。
それ以外に、E.L.O.「OUT OF THE BLUE」、ロバート・パーマー「PRIDE」のような発売当初は高評価だったにもかかわらず、それ以後あまり語られる機会が少ないアルバムも入っているようである。
「これ今でも人気あるけど?」っていうアルバムも何枚か入っているが、そこは選んだ方々のそのアルバムに対して持っている印象の違いかな、と思う。
私が持っている「消えた名盤」に載っているアルバムの数々。
まあ確かにこういうベスト・アルバム選なんかをやる場合、いつも同じアルバムでは読む方も取り上げる方も新鮮さがなくなりつまらないということはあるし、今更聴く気が起こらないというアルバムも正直言ってないことはない。
かといって、かつてみんなに愛されたアルバムが消えてしまうということに一抹の寂しさを覚えるのも確かだ。
こうなってしまった要因はやはり80年代以降に盛んになった埋もれていたアルバムの再評価ブームが大きいと思う。
「PET SOUNDS」などが一番いい例だが、80年代、90年代にそれまで誰も知らなかった、あるいは一部のコアなファンしか知らなかった隠れた名盤が再評価によってたくさん浮上してきたため、それまで名盤とされてきたうちのいくつかがその影に追いらやれてしまったという状況がある。
音楽雑誌などがUKフォークやマイナーなプログレなどの再評価組の新たな名盤ばかりを紹介するようになり、現在30代前後のリスナーは我々40代50代のリスナーが当たり前に聴いていた時代の名盤を聴く機会が少なくなってしまっているということはあると思う。それが昨年「レココレ」で行なわれたベスト・アルバム100などに反映されているランキングだろう。
今まで埋もれていた名作が日の目を浴びること自体は時代の流れだし、もちろん決して悪いことではない。それによってそれまで名盤とされていたものうち何枚ものアルバムがトコロテン方式で押し出されてしまうのも致し方ないが、少なくともそれらが時の流れの中で決して淘汰されるべきではないと思う。
そういうことがないようにという意味でも、今回のこの企画はなかなか面白い企画だと思った。
昔はさんざんお世話になったんだから、たまには棚から引っ張り出して、虫干ししてやらないとね。
そんなアルバムの中から1曲、個人的に大好きなブロンディの'78年のアルバム「PARALLEL LINES」から、アルバム冒頭を飾る「Hunging On The Telephone」。
このアルバム、ホントにいいので聴いて下さい^^。
この雑誌は1980年頃からおよそ20数年ず〜っと購読していた雑誌で、買ったのはホントに久しぶり。
紙質もよくなりカラー・ページも増え、読みやすい紙面になっていた「MM」、昔は私の音楽の先生でした。この雑誌の「クロス・レヴュー」を参考にけっこうアルバムも買ったっけなあ。 ロックはもちろん、歌謡曲からワールド・ミュージックに至るまでジャンルに拘らずただひたすらいい音楽だけを紹介するというこの雑誌のポリシーは、無節操に音楽を聴くようになった私の音楽に対する基本姿勢に少なからず影響をもたらしていると言っていいでしょう。 久しぶりに読んだら、「クロス・レヴュー」も「とうようズ・トーク」も「めかくしプレイ」も健在だった。ちょっと懐かしい(笑)。 |
そんなわけで、消えた(?)名盤100 [ロック編]の特集である。
以前は様々な名盤ガイド本や雑誌の名盤特集などがある度に取り上げられていたのに、このところあまりそういう場面で顔を出さなくなったかつての名盤に改めてスポットを当ててみよう、という企画である。
挙げられているアルバムを見てみると、ビーチ・ボーイズ「SURFIN' USA」、表紙にもなっているピーター・フランプトン「FRAMPTON COMES ALIVE」、CCR「COSMO'S FACTORY」、フリートウッド・マック「ROUMOURS」、ロッド・スチュワート「ATLANTIC CROSSING」などなど、バカ売れしたアルバムや今やコテコテ過ぎたりするために最近はほとんど取り上げられなくなったアルバムが中心に並んでいる。
それ以外に、E.L.O.「OUT OF THE BLUE」、ロバート・パーマー「PRIDE」のような発売当初は高評価だったにもかかわらず、それ以後あまり語られる機会が少ないアルバムも入っているようである。
「これ今でも人気あるけど?」っていうアルバムも何枚か入っているが、そこは選んだ方々のそのアルバムに対して持っている印象の違いかな、と思う。
私が持っている「消えた名盤」に載っているアルバムの数々。
まあ確かにこういうベスト・アルバム選なんかをやる場合、いつも同じアルバムでは読む方も取り上げる方も新鮮さがなくなりつまらないということはあるし、今更聴く気が起こらないというアルバムも正直言ってないことはない。
かといって、かつてみんなに愛されたアルバムが消えてしまうということに一抹の寂しさを覚えるのも確かだ。
こうなってしまった要因はやはり80年代以降に盛んになった埋もれていたアルバムの再評価ブームが大きいと思う。
「PET SOUNDS」などが一番いい例だが、80年代、90年代にそれまで誰も知らなかった、あるいは一部のコアなファンしか知らなかった隠れた名盤が再評価によってたくさん浮上してきたため、それまで名盤とされてきたうちのいくつかがその影に追いらやれてしまったという状況がある。
音楽雑誌などがUKフォークやマイナーなプログレなどの再評価組の新たな名盤ばかりを紹介するようになり、現在30代前後のリスナーは我々40代50代のリスナーが当たり前に聴いていた時代の名盤を聴く機会が少なくなってしまっているということはあると思う。それが昨年「レココレ」で行なわれたベスト・アルバム100などに反映されているランキングだろう。
今まで埋もれていた名作が日の目を浴びること自体は時代の流れだし、もちろん決して悪いことではない。それによってそれまで名盤とされていたものうち何枚ものアルバムがトコロテン方式で押し出されてしまうのも致し方ないが、少なくともそれらが時の流れの中で決して淘汰されるべきではないと思う。
そういうことがないようにという意味でも、今回のこの企画はなかなか面白い企画だと思った。
昔はさんざんお世話になったんだから、たまには棚から引っ張り出して、虫干ししてやらないとね。
そんなアルバムの中から1曲、個人的に大好きなブロンディの'78年のアルバム「PARALLEL LINES」から、アルバム冒頭を飾る「Hunging On The Telephone」。
このアルバム、ホントにいいので聴いて下さい^^。
タグ:ロック名盤
しかし、ソネブロ評判悪いっすね。
重いとは思うんですが、Mac使いとしてはいままでWinでしか簡単にできなかったことが出来たりして・・・まんざらでもないんですけどね。
しかし、「読んでいるブログ」が更新されないのは困りますね。
私とか他所経由でもここへ来れれば、「あ、MASAさん更新してる」ってわかるんですけどね。
しかし、リンダのピクチャーは懐かしい!!
名盤の定義も様々ですが、確かにひっそりと埋もれたマイナー盤が名盤という定義で世に出ることはいいことだと思います。でもやっぱ私たちの年代が当たり前のように聴いていたメジャー盤が今の若い人達に興味を持ってもらえないことは寂しいですね。
by PETTY (2008-03-04 23:34)
PETTYさん、わんばんこ〜。
「重い、重い」とよく言われますが、私はそんなに重さは感じないのですが、なんでかなあ?私のmacがCore Duoプロセッサだからでしょうか。
まあ、使い勝手は良くなったとは思いますね。
更新してるかしてないかはめんどくさいけど管理ページまで行って確認しています。あそこはちゃんと更新されてるんですよねー。
でも早いとこ何とかしてくれないと不便ですねえ。いつまでこうなんでしょうか。
このリンダのピクチャー持ってますか?これ、ピクチャー・レコードにありがちなゴーゴー言うノイズがなく、盤自体も変に分厚くなくて意外に音質がいいんですよね。
随分聴いたっけなあ、これ^^。
by MASA (2008-03-05 00:01)
そっか、管理ページ行けばいいのかぁ(笑)
仕事用のG5ではノンストレスなのですが、iMacだとちょっと遅いかな?ブラウザー落ちたのもiMacだし(笑)
リンダのピクチャーは飾っていたら反ってしまって・・・
友人でソネブロ仲間のderosa84君の部屋のリフォーム祝いにあげてしまいました。多分??
ビーチボーイズだと自分にとっての「名盤」は「love you」なんですよ。高校生の時、最初に買ったビーチボーイズのアルバムだから。
新譜でした(笑)
by PETTY (2008-03-05 00:12)
リンダのピクチャー、私も買った当初から若干反ってます。
でもプレイに影響がない程度だったのでよかったです。長年レコード棚に入れておいたら随分直ったし^^。
ピクチャー盤のわりにけっこう薄いのが反る原因ですね、きっと。
「LOVE YOU」が初BB5ですか。私は東芝が出していた2枚組の「ビーチ・ボーイズ・ゴールデン・ディスク」というベスト盤が初めて買ったアルバムです。'76年頃でした。
そのあと「PET SOUNDS」「SMILY SMILE」を買い、新作では「「LOVE YOU」と「M.I.U.」をすっ飛ばして、次の「L.A.(Light Album)」が最初でした。
by MASA (2008-03-05 00:47)
ご無沙汰です^^;
やっと僕もこの本買いました(苦笑)
100枚中僕が持ってるのは18枚。
アメリカンなアルバムがほとんどでした(笑)
愛聴してる(してた)盤もちらほらと。
この本をきっかけに聴きなおしてやろうかと目論んでます^^。
by DEBDYLAN (2008-03-14 23:28)
おー、DEBさんも買いましたか^^。
私は15枚くらいしか持ってませんよ。アメリカン・ロックのアルバムが多く入ってますが、DEBさんとは逆に、アメリカン・ロックには弱いもので(笑)。
考えてみるとアメリカン・ロックが多いということは、今はいかにアメリカのロックの名盤が聴かれていないか、ということですね。
最近はUK偏重ですからねえ。
by MASA (2008-03-15 00:10)