MAX ROACH 急逝

ジャズ・ドラマーとしてチャーリー・パーカーやクリフォード・ブラウンらとともに数々の名作を残したマックス・ローチが15日未明、ニューヨークはマンハッタンで死去した。死因は不明。享年83歳ということである。

彼のドラムは時代とともに変化していったが、やはりクリフォード・ブラウンとの双頭コンボ時代が私は一番好きだ。パワフルで正確なドラミングが彼の持ち味だったと思う。

そんな双頭コンボ時代の諸作の1枚にその名もズバリの「CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH」があるが、実は私が10数年前にゲットしたこのアルバムの裏ジャケにマックス・ローチ本人が書いたと思われるサインが入っている。

レコード自体は表のみラミネート・コーティングの'60年代のセカンドかサード・プレスのUS盤なのだが、

ご覧のとおり、裏ジャケにはどうも"MAX ROACH"と読めそうなサインが書かれている。
え、読めない？おまえの気のせいだろ、って？そうかも知れないが、読めないこともないよね？
ほら最初がMで、真ん中へんがRっぽいじゃないですかー（笑）。

私がジャズにハマった14,5年前にゲットしたものだが、値段がそんなに高くなかったので購入しただけで、大体購入当時はこれがなんて書いてあるのか分からなかった（笑）。
もちろん真偽のほどは分からないが、でもこのサインにつられて買ったわけではないので本物でもニセモノでもどっちでもかまわないと思っている（笑）。

残念ながら音質はちょっとボケ気味でそんなにいい音質とは思えない。やっぱりオリジナル初版より音質が落ちているのだろう。

もののついでに、こんなのも持っている。

通常は茶色ジャケの「STUDY IN BROWN」だが、プレス時期は不明ながらこれはなぜかブルーのジャケなのである。ラミ・コーティングはされていない。

レーベルは先に紹介した「CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH」と同様のデザインなので、おそらく'60年代のプレスだと思う。

この時期以外にもATLANTIC時代の「DRUMS UNLIMITED」、CANDID時代の「WE INSINST!」などの名盤があるが、実験的なことにも取り組んだ個性的なドラマーだった。
個人的にはアート・ブレイキーと並んでけっこう好きなジャズ・ドラマーだったので、急逝は大変残念である。
まるで我が国の内情のようにジャズ・ミュージシャンも同じく高齢化が進む中、また一人のジャズ・ジャイアントが急逝してしまった。
合掌。

コメント 6

ブルージャケの Study In Brown はうちにもありますが、1960年あるいは前後1年頃のプレスです。
音質は 1955年のオリジナル盤とは若干異なり大人しく綺麗にまとまっている印象ですが、なにせ中古流通価格があまりにも違いすぎるので (笑) 非常に C/P は高いと思います。
私が買った時は、このブルージャケは 1,600円でした。
by Shaolin (2007-08-18 19:02) 

最近は体調を崩していたらしいので急逝とはいえないかもしれませんが、いずれにしても大変残念ですね。

ブルー･ジャケの『STUDY IN BROWN』ってあるんですか～！
初めて見ました＾＾
タイトルとは矛盾するようですがかっこいいですね。
by parlophone (2007-08-18 20:34) 

Shaolinさん、初めまして、ですよね＾＾。以後よろしゅうお願いします。
えー、￥1,600ですか〜？私は10年以上前ですが、確か￥5,000くらいで買いましたよ。いいなあ。でもけっこう古い時期のプレスなんですね。
音質はおっしゃるとおりで、ちょっとパンチが足りない音です。
by MASA (2007-08-18 23:36) 

遼さん、こんばんはー。
私は体調を崩していたことすら知らなかったです。そうかー、けっこう危ない状態が続いていたんですね。

ブルー・ジャケはShaolinさんは￥1,600だったということだし、おそらく今でもそんなに高くない値段でゲット出来ると思いますので、機会があれば是非ゲットして下さい＾＾。
by MASA (2007-08-18 23:42) 

MASAさん、お久しぶりです。

このサインは、ホンモノっぽいですねぇ。
このブラウン＝ローチ盤は、もとの１０インチは素晴らしい音ですが、１２インチ盤はオリジナル初版でも、あんまり良い音じゃないですよ～

ブルージャケは、けっこうレアだと思います。イーベイにはたまに出てますが、私も、現物は見たことがありません。
by 想也 (2007-08-23 21:33) 

MAXさん、ていうかRefugeeさん（ですよね？）お久しぶりですねえ。
あ、サイン、やっぱりホンモノの可能性ありますか？ホントにホンモノだとうれしいんですけど。
音質はやっぱり10インチには叶わないんですね。ちょっとくすんだような音質なんですよねえ。

ブルー・ジャケは当時行きつけだった中古屋でひっそりと棚に入っていたものをホントにたまたま見つけたもので、ラッキーでした＾＾。
by MASA (2007-08-24 01:07)