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The POLICE「SYNCRONICITY」etc. [Analog]

前回の「ドリームガールズ」のレヴューに続いて、ちょっと時機を逸した記事で恐縮ですが(長期出張はこれだから困る)、「レコードコレクターズ」8月号の特集はThe POLICEでした。

レコード・コレクターズ 2007年 08月号 [雑誌]

レコード・コレクターズ 2007年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 雑誌


一説によると35種類、あるいは93種類あるとも言われるアルバム「SYNCHRONICITY」のUS盤であるが、私が'83年にリアルタイムで買ったのは下のジャケ(左が表、右側が裏)。
発売当時タワレコで、ドドーンと大量に平積みされた3つぐらいのアルバムの山の中から手に取るたびに1枚1枚微妙に違うジャケに驚いたものだが、その中から私がテキトーに選んで買ったのがこのジャケであった。
「レココレ」8月号には5種類のUS盤のジャケが載っているが、やはりそのどれとも同じではない。

黄・赤・青の順番も違えば、写真の組み合わせも細かく異なり、しまいには白黒やゴールド・シルバー・ブロンズという配色のものまであるという。
ここまで多様にヴァリエーションがあるのはこのアルバムくらいだろう。しかし、こんなにたくさんのジャケ違いを製作した意図は何だったのか。コスト面では大丈夫だったんだろうか、なんて余計な心配までしてしまいたくなるが、逆にジャケ違いを大量に生産することでコストを抑えることが出来たんだろうとシロウト考えで思う。

下の写真はインナー・スリーヴと、初回盤に封入されていたというヴィデオ「AROUND THE WORLD」のメール・オーダー用のシート。


「SYNCHRONICITY」がポリスの最高傑作との意見が多いが、「やっぱり初期の2枚でしょ」という声がかなり多いのも事実。
かく言う私も後者で、ポリスのアルバムの中で一番好きなのは2nd.アルバムである「REGGATTA DE BLANC(白いレガッタ)」。私が初めて買ったポリスのアルバムでもあり、その衝撃は大きかった。
レゲエを大胆に導入しパンクと融合したという功績ではThe CLASHと双璧のポリスだが、このアルバムに収録されている「Message In A Bottle」、「Walking On The Moon」の2曲のレゲエ・ナンバーは今も色褪せることのない名曲だ。

ちなみに私が持っているのはUSだけで限定発売された10インチ2枚組のもので、この仕様がなかなかグー。プレーヤーにかけるときはちょっとめんどいけど(笑)。

このようなやや大型のポスターも入っていた。


ポリス関係で他にちょっと珍しいところでは、「Don't Stand So Close To Me(高校教師)」c/w 「DoDoDo, De DaDaDa」という組み合わせによるこれまたUS限定の警察バッジ型ピクチャー・シングルなんてのも持っている。


下は「DoDoDo, De DaDaDa」の来日記念盤として発売された日本語ヴァージョンのシングル(訳詞は湯川れい子)(左)と、「高校教師」の国内盤シングル。
2枚ともB面曲(「Behind My Camel」「Friends」)はアルバム「ZENYATTA MONDATTA」には未収録。
「ZENYATTA MONDATTA」「銭やった、揉んだった」?(下ネタすいません)



「高校教師」は先日取り上げたポールの「MEMORY ALMOST FULL」と同じく、ポスター・ジャケになっている。


表側


裏側

そして最後はUKで「REGGATTA DE BLANC」のヒットのあと発売された6枚組シングル・パック。

「The Beds Too Big Without You」「Walking On The Moon」までの6枚で、すべてクリア・ブルーのカラー盤、レーベル・デザインも「REGGATTA DE BLANC」の裏ジャケに使われている写真をあしらったものになっている。

それぞれのシングルには裏が歌詞カードになった厚紙製のポートレートが付いている。
その中には初来日時に撮られたと思われる裃を着たスティングの写真も。

ついでに、'85年のスティングのファースト・ソロ「THE DREAM OF BLUE TURTLES」の限定ピクチャー盤もご紹介。
ジャケは通常盤のジャケの一部をくり抜いて、盤の絵柄が見えるようになっている。

ピクチャー盤の絵柄はこんな感じ。
左がA面、右がB面。

下は2nd.ソロ・アルバム「NOTHING LIKE THE SUN」のうち5曲を選んでポルトガル語で歌った10インチ盤「NADA COMO EL SOL」
あまり出回らなかったのか、このアルバム、他では見かけたことがない。

おしまい。


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コメント 8

sting、憧れのベーシストです。
POLICE時代のロック路線より、ソロ時代のジャズ路線が好みです。
by (2007-08-08 23:19) 

MASA

スティングのベース、なにげにウマイですよね。
初期のソロ作はブランフォード・マルサリスやオマー・ハキム、今やストーンズのベーシストとなったダリル・ジョーンズなど、ジャズ/フージョン畑のそうそうたるメンツの演奏がかなりよかったですよね。

再結成ポリスも見てみたいです。
by MASA (2007-08-09 01:56) 

deacon_blue

☆ ここに紹介されているシングル盤のセットは持っていると思います。懐かしいな(^o^)。
by deacon_blue (2007-08-09 18:15) 

MASA

おー、deacon_blueさんもお持ちですか。
私はこれ、昔いとこを訪ねて東京へ遊びに行った時に西新宿のとあるレコード店の閉店投げ売りセールに遭遇し、そこで格安でゲットしたものです。
確か¥3,000くらいだったかなあ。
by MASA (2007-08-09 19:55) 

かず

Police、懐かしいなぁ。武道館にも見に行ったっけ。
書かれてないけど、"GHOST IN THE MACHINE"も好き。
当時、アフリカ音楽との融合、とか言われてたけど、Talking Headsなどのように、その手の音楽流行ってたもんな。「Policeも終わり」って言ってた人もいたけど。
by かず (2007-08-11 08:51) 

MASA

あ、いいなあ、かずさん武道館公演ご覧になってるんですかー。
「GOHST IN THE MACHINE」はシンセの大胆な導入によってそれまでのシンプルな良さが失われてしまったような気がして私はいまいちなんですよねえ^^。
もちろん「マジック」とか、はずせない名曲も入ってますけどね。
by MASA (2007-08-11 17:53) 

DEBDYLAN

遅レス、すみません。

THE POLICE、僕は初期が好きでして。
1stと2ndしか所有してません・・・

この頃の、疾走感が気持ちいいなと。

再結成ライブ、ちょっと気になってます。
チケット、高いんだろうな・・・
メンバー3人なんだから、安くしてって(笑)

DVDの発売期待します。
by DEBDYLAN (2007-08-14 10:28) 

MASA

DEBさん、こんにちは。
私も初期の方が好きなんですよね。そう、あの疾走感がいいんですね。
再結成コンサートは絶対DVD化して欲しいですね。私も買います。
by MASA (2007-08-14 14:30) 

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