知る人ぞ知るシリーズ・その1/Laurie Anderson [Rock / Pops]
今回はこのブログの新シリーズとして「知る人ぞ知る」シリーズと題し、その当時は脚光を浴びたものの、知らない人には何のことやらさっぱり分からないというアーティストの特集をやってみたいと思います。
知名度の低さのためアクセス数は伸びないしコメントもほぼ来ないでしょうが、そんなものは度外視の完全に私個人による独断とこだわりによる企画です(笑)。
その第1弾はローリー・アンダーソンの'82年リリースのアルバム「BIG SCIENCE」。
ローリー・アンダーソンはニューヨークを拠点に活動している'47年生まれの前衛アーティスト。今ではルー・リードの奥様としても有名な女性で、ミュージシャンというよりパフォーマンス・アーティストという言い方の方が相応しい人。実は今でもその筋での知名度は決して低くない人のようです。
70年代のバイオリンを使ったパフォーマンスをはじめ、口の中に点灯した電球を入れたり、ステージ上のスクリーンに写し出されるシュールな映像とダンスやシンセの演奏などを融合した奇抜なパフォーマンスを繰り広げていた人で、テープ・ループにより繰り返されるベース・トラックとヴォコーダーを通したヴォーカルやスポークン・ワードによるユニークな音楽を展開していました。
そんな手法で作られたちょっとシュールな8分以上ある曲「O Superman」がイギリスのチャートで2位を記録し、一気にこの人に注目が集まりました。
単調で暗くてホントにアヴァンギャルドな曲です(笑)。何でもありのニュー・ウェーヴ時代のイギリスでなければこれほどのヒットにはならなかったと思う曲ですが、でも妙なインパクトがあります。
このあとも現在に至るまで何枚かアルバムをリリースしていますが、この次に出した'84年の「MISTER HEARTBREAK」はもっと一般ウケを狙ったと思しき内容で、エイドリアン・ブリュー、ビル・ラズウェル、アントン・フィア、ナイル・ロジャーズ、フィービ・スノウ、デヴィッド・ヴァン・ティーゲムなどといった豪華ゲストが参加していて、前作よりもうちょっとだけポップ寄りな感じです。
私は上の2枚のアルバムしか持っていませんが、個性派アーティストが大好きな私にとっては忘れ難い、まさにアーティストと呼ぶのが相応しい人です。6月には久々の新作が出るようです。
このシリーズ、今後も不定期でやりますのでヨロシク。どんどん知名度の低いアーティストが登場します(笑)。
知名度の低さのためアクセス数は伸びないしコメントもほぼ来ないでしょうが、そんなものは度外視の完全に私個人による独断とこだわりによる企画です(笑)。
その第1弾はローリー・アンダーソンの'82年リリースのアルバム「BIG SCIENCE」。
ローリー・アンダーソンはニューヨークを拠点に活動している'47年生まれの前衛アーティスト。今ではルー・リードの奥様としても有名な女性で、ミュージシャンというよりパフォーマンス・アーティストという言い方の方が相応しい人。実は今でもその筋での知名度は決して低くない人のようです。
70年代のバイオリンを使ったパフォーマンスをはじめ、口の中に点灯した電球を入れたり、ステージ上のスクリーンに写し出されるシュールな映像とダンスやシンセの演奏などを融合した奇抜なパフォーマンスを繰り広げていた人で、テープ・ループにより繰り返されるベース・トラックとヴォコーダーを通したヴォーカルやスポークン・ワードによるユニークな音楽を展開していました。
そんな手法で作られたちょっとシュールな8分以上ある曲「O Superman」がイギリスのチャートで2位を記録し、一気にこの人に注目が集まりました。
単調で暗くてホントにアヴァンギャルドな曲です(笑)。何でもありのニュー・ウェーヴ時代のイギリスでなければこれほどのヒットにはならなかったと思う曲ですが、でも妙なインパクトがあります。
このあとも現在に至るまで何枚かアルバムをリリースしていますが、この次に出した'84年の「MISTER HEARTBREAK」はもっと一般ウケを狙ったと思しき内容で、エイドリアン・ブリュー、ビル・ラズウェル、アントン・フィア、ナイル・ロジャーズ、フィービ・スノウ、デヴィッド・ヴァン・ティーゲムなどといった豪華ゲストが参加していて、前作よりもうちょっとだけポップ寄りな感じです。
私は上の2枚のアルバムしか持っていませんが、個性派アーティストが大好きな私にとっては忘れ難い、まさにアーティストと呼ぶのが相応しい人です。6月には久々の新作が出るようです。
このシリーズ、今後も不定期でやりますのでヨロシク。どんどん知名度の低いアーティストが登場します(笑)。
私もこの2枚、LPで買いました
初めて聴いた「O Superman」が衝撃的で、
何度も何度も繰り返し聴いた覚えがあります
確かに当時の彼女って、ヨゼフ・ボイスやナムジュン・パイク等と一緒に
パフォーマンスアーチストとして語られることが
多かったですよね
by HIKKY (2010-05-05 19:37)
おー、HIKKYさんも買いましたか。
私も「O Superman」が気に入ってファーストを買いましたが、不思議なアルバムだなあ、と思って聴いてました。
ナム・ジュン・パイク、ヨゼフ・ボイスといった芸術家や、身近にあるものを何でも打楽器にして叩きまくる前衛パーカッショニストのデヴィッド・ヴァン・ティーゲムと、あの当時は面白いパフォーマーがいましたねえ。
芸術関係に詳しくないと知らなかったこういうアーティストたちが脚光を浴びたことも80年代という刺激的だった時代の特徴のひとつでしたね。
by MASA (2010-05-05 23:12)
まあ当然と言いますか・・・私もO Supermanの12インチは即行買いましたねー。
アルバムも半ばジャケ買いに近かったですが購入。
あの頃のニューヨークのアートシーンは面白かったです。
60年代の再現みたいなところがありました。ウォーホールもInterviewなんて雑誌を発行してましたしね。佳き時代でした・・・あの時代でさえもン十年前かと思うと・・・(苦笑&ため息)
何を隠そう、あの頃にはマッド・クラブとかダンサテリアとか行った事ありますのですよ。面白かったですよー。
by MORE (2010-05-08 10:03)
MOREさんて帰国子女でしたっけ?
ニューヨークなどで貴重な経験をされているのが羨ましいです^^。
ホントにあの当時はニューヨーク・アートが注目されてましたし、その後のヒップ・ホップが生まれる土壌があれで確立されたのかあ、なんて思います。
私もこのアルバムはジャケ買いに近いです。
レコ屋さんで以前からジャケが気になっていたところ、たまたま「O Superman」を聴いたのが買うきっかけでした^^。
by MASA (2010-05-08 15:35)