The Style Councilのアルバム・その1「CAFÉ BLEU」 [The Style Council]
ちょっと間が空いてしまいましたが、今回からまた数回にわたってスタカンのUKオリジナル盤のアルバムをご紹介しようと思います。
まずは'84年の記念すべきファースト・アルバム「CAFÉ BLEU(カフェ・ブリュ)」から。
いっしょに写っている右側の小さいのは2001年9月に初めて紙ジャケ化された時のCD。紙ジャケは今まで3回ほど再発されていますが、再現度はUKオリジナル・アナログ盤にかなり忠実。
こちらはアナログ盤の写真ですが(レーベルはB面のもの)、
紙ジャケはブルーのスリーヴはもちろん、レーベル・デザイン(A面のみ)や付属の小さめのブックレットも非常に再現度が高いです。
ザ・ジャムの後期から音楽的な方向性がブラック・ミュージック寄りになっていたポール・ウェラーが、スタカンを結成して取り組んだのが当時イギリスの音楽シーンで盛り上がりを見せていたネオ・ジャズやネオ・フォークで、しかし基本にあるのはノーザン・ソウル系の黒人音楽という独特のもの。
アコースティックでオーガニックな雰囲気もあり、デビュー・アルバムのわりには変に肩に力が入っていないところがなかなかいいです。
すでにリリースされていた12インチ・シングルの収録曲がこのアルバムにも何曲か収録されていますが、それとは全然ヴァージョンが違うのも凝っています。
12インチではポール・ウェラーが途中にフランス語を交えて歌うポップなアレンジの「The Paris Match」は、このアルバム・ヴァージョンでは当時ネオ・フォーク・シーンで人気を誇っていたEverything But The Girlのベン・ワットがギターを弾いてトレーシー・ソーンが歌い、しかもスロー・テンポのジャジーなアレンジになっていたり、「My Ever Changing Moods」はピアノだけのシンプルなヴァージョンだったりしていて、これがまた別の味わいがあります。
ミック・タルボットのオルガン・プレイも冴え渡るインスト・ナンバーが5曲も収録されていて、このためにかなりジャズっぽい印象も強いですが、全体的には静と動が同居したメリハリのあるアルバムと言っていいでしょう。
もの足りなさを感じるくらいいささか地味な感じもありますが、個人的にはスタカンで最も好きなアルバムがコレです。
まずは'84年の記念すべきファースト・アルバム「CAFÉ BLEU(カフェ・ブリュ)」から。
いっしょに写っている右側の小さいのは2001年9月に初めて紙ジャケ化された時のCD。紙ジャケは今まで3回ほど再発されていますが、再現度はUKオリジナル・アナログ盤にかなり忠実。
こちらはアナログ盤の写真ですが(レーベルはB面のもの)、
紙ジャケはブルーのスリーヴはもちろん、レーベル・デザイン(A面のみ)や付属の小さめのブックレットも非常に再現度が高いです。
ザ・ジャムの後期から音楽的な方向性がブラック・ミュージック寄りになっていたポール・ウェラーが、スタカンを結成して取り組んだのが当時イギリスの音楽シーンで盛り上がりを見せていたネオ・ジャズやネオ・フォークで、しかし基本にあるのはノーザン・ソウル系の黒人音楽という独特のもの。
アコースティックでオーガニックな雰囲気もあり、デビュー・アルバムのわりには変に肩に力が入っていないところがなかなかいいです。
すでにリリースされていた12インチ・シングルの収録曲がこのアルバムにも何曲か収録されていますが、それとは全然ヴァージョンが違うのも凝っています。
12インチではポール・ウェラーが途中にフランス語を交えて歌うポップなアレンジの「The Paris Match」は、このアルバム・ヴァージョンでは当時ネオ・フォーク・シーンで人気を誇っていたEverything But The Girlのベン・ワットがギターを弾いてトレーシー・ソーンが歌い、しかもスロー・テンポのジャジーなアレンジになっていたり、「My Ever Changing Moods」はピアノだけのシンプルなヴァージョンだったりしていて、これがまた別の味わいがあります。
ミック・タルボットのオルガン・プレイも冴え渡るインスト・ナンバーが5曲も収録されていて、このためにかなりジャズっぽい印象も強いですが、全体的には静と動が同居したメリハリのあるアルバムと言っていいでしょう。
もの足りなさを感じるくらいいささか地味な感じもありますが、個人的にはスタカンで最も好きなアルバムがコレです。
そうそう、このアルバムではミック・タルボットのインスト曲もいいですネ!
インスト曲だからと見過ごされがちですが、ミックのキーボードやオルガンもスタ・カンのサウンドの特徴でした。ライブ・ステージでオルガンを揺らしながら弾くミックの熱いプレイはライブの見どころの1つでもありました!!
by MCMLXV_65 (2010-03-29 01:16)
MCMLXV_65さんはスタカンのライヴを体験してるんですもんねー。
いいなあ〜。地方在住ではなかなか無理でした^^;
ミックのオルガン、けっこう熱くて好きです。
by MASA (2010-03-29 01:57)
うんうん、スタイルカウンシルのエッセンスっていうか、雑多な音楽性の見本カタログっていうか・・・
実験の場みたいな・・・
ちょっと地味だけど、スルメみたいに聴けば聴くほど・・なアルバムですよね!
聴きやすさっていう面で、どうしても2ndを手に取ってしまうんですが(笑)
by bluebird (2010-03-29 22:34)
姐さんの言うとおり聴きやすさでは圧倒的に2nd.ですが、この実験的で何かを模索中というまだ発展途上な感じが好きなんですねえ^^。
最初の印象こそ地味だけど、だんだんとハマるスルメ的な部分がたまりませんわ〜。
by MASA (2010-03-29 23:16)
いやぁ、アルバム編きましたね♪
自分もこれが一番好きっすね。
最初に聴いたのはラジオからのエアチェックで、アルバムまるまる全部だと思ったら…お!こりゃ俺も記事にしようかな?うふふ♪
by へどろん (2010-03-29 23:26)
MASAさんこんばんは、初めてコメントさせていただきます
PAULはJAMの頃から聴いていましたが、
初期のスタイル・カウンシル時代が一番好き、
中でもこのファーストが一番好きです
(音楽性はもちろん、ファッションもマネするくらい好きでした)
今月で閉館してしまう新宿厚生年金で
彼らのライブ見たのがなつかしいです
ミック・タルボットのオルガン、かっこ良かったな
by HIKKY (2010-03-29 23:51)
こんばんは、MASAさん。スタ・カンのライブですが、DVDで『The Style Council on Film』という2枚組みに1986年のウェンブリー・アリーナでのライブが収められています。
2枚組みで1枚目にはこのライブと問題作(!)『Jerusalem』、ラスト・アルバム(Confessions of …)のテレビ特番が、2枚目にはオリジナルPVと別ティクPVが入っています。スタ・カン時代の映像をいろいろと集めたゴッタ煮という感じですが、なかなか見応えあります。正規のライブが収録時間はちょっと短めですが観られますのでお勧めです!
by MCMLXV_65 (2010-03-30 00:24)
へどろんさん、まいどです。
しばらくまたスタカンが続きます^^。
へどろんさんのスタカンの記事も読んでみたいっすねえ。
是非取り上げて下さい^^。
by MASA (2010-03-30 00:26)
HIKKYさん、初めまして。
ご訪問ありがとうございます^^。
おー、HIKKYさんもライヴを体験してるんですね。いいなあ〜。
地方在住の悲しさで、東京などでのライヴにはほとんど行けませんでした(笑)。
こんなブログですが、以後よろしくお願いします^^。
by MASA (2010-03-30 00:31)
MCMLXV_65さん、再びどーもです。
何を隠そう、『The Style Council on Film』は当時国内盤が出る前にいち早くUK盤DVDを購入して観てました^^。
なかなかテンコ盛りの内容で見応えありますよね。ファン必見でしょう。
あとPV集のLDもありますけど、このDVDを入手してからは用済みになりました^^。
by MASA (2010-03-30 00:38)
すでにThe Jamのエントリを上げてらっしゃいますがこちらにおじゃまします。
>ネオ・フォーク
いち度“ニュー・アコ”とかいうのを雑誌で見かけたことはりますが、今ではだいたい“ネオ・アコースティック(ネオ・アコ)”という呼び方でしょうか。
当時のことはまったく知らないのでとても新鮮ですね〜。
by 北沢オーストラリア (2010-04-04 00:43)
北沢さん、どーもです。
まあネオ・アコと言ってもいいんですが、実はネオ・アコとネオ・フォークはビミョーに違っていて、初期のEBTGやマリン・ガールズみたいなギター1本程度でやっていたのをネオ・フォークと表現していたと思うんです。
ネオ・アコというと、ホントはもっとフォーク・ロック寄りな感じですかねえ。
例えばオレンジ・ジュースとかアズテック・カメラとかみたいな、ですね^^。
by MASA (2010-04-04 02:10)