The Style Councilの12インチ・シングル・その1 [The Style Council]
前回に引き続き、今回はスタイル・カウンシルの12インチ・シングルを取り上げてみようと思います。
スタカンの12インチはけっこうな数がリリースされましたが、リリースされた順で行くと、まずは前回紹介した「Speak Like A Child」と「Solid Bond In Your Heart」の間に出ているシングルで、第2弾となるのが「Money - Go - Round」(下の写真左)、その次の3作目が「à Paris」というタイトルの12インチ(写真右)。
「Money - Go - Round」はやや起伏がなく一本調子な感じもしますが、ジェームズ・ブラウンの曲のようにひたすらファンキーで聴くほどにカッコよさが分かる曲。7インチも出てますがジャケが違うようです(私は未所有)。
7分40秒以上に及ぶフル・ヴァージョンで、当時の12インチによくあった無理矢理曲を引き延ばして長くしたものではなく、これがオリジナル。
4分弱に編集された7インチ・ヴァージョンはよく耳にしますが、このフル・ヴァージョンはCD化されているんでしょうか。B面の2曲はミック・タルボットのインスト・ナンバー。
「à Paris」は名曲「Long Hot Summer」(7分近いフル・ヴァージョン)をはじめ、「Speak Like A Child」のB面曲だった「Party Chambers」を3拍子にアレンジしたインスト、途中フランス語で歌われる「The Paris Match」、ミックによるインスト曲「Le Départ」の4曲が収録されたスタカンの12インチの中でも重要作の1枚。ちなみに7インチはこのうち2曲のみ収録。
「à Paris」のB面のレーベル写真。スタカンのアルバムや12インチはすべてカスタム・レーベルが使われていて、しかもAB面それぞれ異なる、というものもあります。
ファースト・アルバム「CAFÉ BLEU」の発売もいよいよ間近に迫った'84年2月に出た第5弾シングルが名曲「My Ever Changing Moods」。
この後発売されるアルバムに収録のピアノだけのシンプルなヴァージョンに対し、こちらは軽快なロック・ヴァージョンでキャッチーなアレンジになっています。
ちなみにこの12インチのジャケはアメリカ盤「CAFÉ BLEU」のジャケに使われました。
B面にはポールがギター1本で歌うフォーク調の「Spring, Summer, Autumn」と、ミックのインスト曲「Mick's Company」が入っています。
アルバム「CAFÉ BLEU」がめでたくリリースされたあと、今度は'84年5月にそこからシングル・カットされた「You're The Best Thing」をメインにした「GROOVIN'」というタイトルの12インチが発売されました。
この12インチにはA面に「You're The Best Thing」(アルバム・ヴァージョンとは別テイク)とそのダブ・ヴァージョン、B面にはその後ライヴでも時々披露される定番曲となる「The Big Boss Groove」を収録。この12インチも重要作です。
長くなったので、今回はここまで。次回に続きます。
最後に、「Speak Like A child」から「à Paris」までのシングル曲のうち7曲をまとめたMINI LPとして、シングルが発売されていないイギリス以外の国でリリースされた「INTRODUCING THE STYLE COUNCIL」を取り上げておきます。
私のはドイツ盤です(国内盤とはジャケ写真が異なります)。
シングルがあれば特に必要ないアルバム、と言いたいところですが、実はこのアルバムでしか聴けない「Long Hot Summer」のダブ・ヴァージョンとミックス違いの「Money - Go - Round」が入っているため、コアなファンには侮れないアルバムです。
スタカンの12インチはけっこうな数がリリースされましたが、リリースされた順で行くと、まずは前回紹介した「Speak Like A Child」と「Solid Bond In Your Heart」の間に出ているシングルで、第2弾となるのが「Money - Go - Round」(下の写真左)、その次の3作目が「à Paris」というタイトルの12インチ(写真右)。
「Money - Go - Round」はやや起伏がなく一本調子な感じもしますが、ジェームズ・ブラウンの曲のようにひたすらファンキーで聴くほどにカッコよさが分かる曲。7インチも出てますがジャケが違うようです(私は未所有)。
7分40秒以上に及ぶフル・ヴァージョンで、当時の12インチによくあった無理矢理曲を引き延ばして長くしたものではなく、これがオリジナル。
4分弱に編集された7インチ・ヴァージョンはよく耳にしますが、このフル・ヴァージョンはCD化されているんでしょうか。B面の2曲はミック・タルボットのインスト・ナンバー。
「à Paris」は名曲「Long Hot Summer」(7分近いフル・ヴァージョン)をはじめ、「Speak Like A Child」のB面曲だった「Party Chambers」を3拍子にアレンジしたインスト、途中フランス語で歌われる「The Paris Match」、ミックによるインスト曲「Le Départ」の4曲が収録されたスタカンの12インチの中でも重要作の1枚。ちなみに7インチはこのうち2曲のみ収録。
「à Paris」のB面のレーベル写真。スタカンのアルバムや12インチはすべてカスタム・レーベルが使われていて、しかもAB面それぞれ異なる、というものもあります。
ファースト・アルバム「CAFÉ BLEU」の発売もいよいよ間近に迫った'84年2月に出た第5弾シングルが名曲「My Ever Changing Moods」。
この後発売されるアルバムに収録のピアノだけのシンプルなヴァージョンに対し、こちらは軽快なロック・ヴァージョンでキャッチーなアレンジになっています。
ちなみにこの12インチのジャケはアメリカ盤「CAFÉ BLEU」のジャケに使われました。
B面にはポールがギター1本で歌うフォーク調の「Spring, Summer, Autumn」と、ミックのインスト曲「Mick's Company」が入っています。
アルバム「CAFÉ BLEU」がめでたくリリースされたあと、今度は'84年5月にそこからシングル・カットされた「You're The Best Thing」をメインにした「GROOVIN'」というタイトルの12インチが発売されました。
この12インチにはA面に「You're The Best Thing」(アルバム・ヴァージョンとは別テイク)とそのダブ・ヴァージョン、B面にはその後ライヴでも時々披露される定番曲となる「The Big Boss Groove」を収録。この12インチも重要作です。
長くなったので、今回はここまで。次回に続きます。
最後に、「Speak Like A child」から「à Paris」までのシングル曲のうち7曲をまとめたMINI LPとして、シングルが発売されていないイギリス以外の国でリリースされた「INTRODUCING THE STYLE COUNCIL」を取り上げておきます。
私のはドイツ盤です(国内盤とはジャケ写真が異なります)。
シングルがあれば特に必要ないアルバム、と言いたいところですが、実はこのアルバムでしか聴けない「Long Hot Summer」のダブ・ヴァージョンとミックス違いの「Money - Go - Round」が入っているため、コアなファンには侮れないアルバムです。
「Long Hot Summer」のPV好きなんですよねぇ・・・
ミックの扱いが、下僕っぽくておもろいw
で、衣装がスタカン色(って勝手に呼んでます)
モノクロ+オレンジか、くすんだブルーがイメージですよね?
お洒落なんだよなぁ・・・
ワタシが聴き始めた高校生の時って、既にリアルタイムじゃなくて数年前に出たアルバムを偶然知って聴いてた感じなので、知らないことだらけで新鮮です!
ライブだって、スタカンのは行けなくて、ポールのソロは何回か・・って感じです
CDでいいから、集めたいな・・と思います
by bluebird (2010-03-20 23:03)
毎度こんばんはです! 「Money-Go-Round」は縦長のCDボックスにBert Bevan's Alternate Remixが入っていますが、『Introducing The Style Council』のCDにも7分45秒のClub Mixが入っています。MASAさんがお持ちの12インチにあるのはCDボックスにあるBert BevanのRemixになるのかも…?!
スタ・カンの12インチではミックス違いもあって、またそれが既発表曲とアレンジが違い、そしてそれがまた良かったりしますので、なかなか曲者でしたねー!
by MCMLXV_65 (2010-03-20 23:48)
「Long Hot Summer」のPVのポール、白人のくせに胸毛もムダ毛もなくツルッツルで、しかもひょろっと痩せてるのが何とも、ですね(笑)。
これからしばらくスタカン特集が続くので、お楽しみに〜♪
by MASA (2010-03-20 23:58)
MCMLXV_65さん、どーもです。
調べたところ「Money-Go-Round」の12インチ・ヴァージョンはどうもCD化されていないみたいです。
Bert Bevan's Alternate Remixって、私は聴いたことないなあ。残念。
確かにスタカンの12インチは別テイクや別ミックスもあって、なかなか集め甲斐がありましたね^^。
by MASA (2010-03-21 00:07)
いやぁ、マイ・エヴァー〜は最初にラジオでシングルのかっちょいいやつを聴いてたんで、次にカフェブリュのやつ聴いて、がっかりした記憶があります。
まぁ、今じゃそれも好きですけどね、うふ♪
しかし、12インチもあなどれないブツが多いんですね…♪
by へどろん (2010-03-21 00:46)
へどろんさん、こんばんは~。
私も昔はアルバム・ヴァージョンの「My Ever Changing Moods」は物足りなかったです。
まあお互い若気の至りですな(笑)。
スタカンの12インチは揃える価値ありますよ。
へどろんさんも機会があったら揃えてみて下さい^^。
by MASA (2010-03-21 01:00)
MASAさん、こんにちは。
スタカン、懐かしいですね。最初、ミニアルバムで聴いたのでしょうか、ロングホットサマーのドンドンドドーンという、気だるい夏を如実に表しているリズムが素晴らしい曲だなと思いました。
結婚式のヴィデオを作ってもらったのですが、エンディングの曲は、You're The Best Thingにしてもらいました。名曲だと思います。
by pinkisland (2010-03-21 07:09)
pinkさん、どーもです。
ミニ・アルバムからスタカンに入った人が多いと思いますが、私はデビュー時からコツコツとシングル買ってました^^。
おー、結婚式にスタカンを。いいですねえ。
ワタシも弟と友人の結婚式の時に音楽監督をやったっけなあ。
by MASA (2010-03-21 13:38)
1年以上も前のブログに反応してすいません。『Money-Go-Round』の12インチ・バージョン、CD化されてました!
今日私のブログでPaul Wellerの『hit parade』を取り上げたのですが、ここにある『Money-Go-Round』がこのmasaさんが紹介された12インチの7分42秒のバージョンでした。(って、2006年リリースのボックスなのに今の今まで全くこの存在に気づきませんでした)
以上、確かmasaさんのブログに書かれていた…と思いたち、ご報告がてらのコメントで恐縮です。m(_ _)m
by MCMLXV_65 (2011-08-28 19:34)
おー、そうですか、情報ありがとうございます^^。
by MASA (2011-08-30 23:36)