ビートルズ関連の書籍・雑誌の新刊情報

先日ビートルズ関連の出版物を取り上げてみましたが、そのあとちょっと調べてみたところ、9月のリマスター盤CD発売に伴って便乗的にCDガイドを中心にした新たなものが数冊が出る模様です。

まずは、現物の写真がなく発売日も確定されていないが、9月中にはミュージック・マガジン社から「レコード・コレクターズ」増刊として「ビートルズ CDガイドブック」が出る。

★この本では、今回のリマスター盤紹介はもちろん、ビートルズのオリジナル・アルバムから全メンバーのソロ・アルバムまでをすべて網羅。『レコード・コレクターズ』執筆陣が改めて丁寧に解説した、最も信頼できるビートルズのCDガイド・ブックが、持ち運びに便利なハンディサイズで登場します！
(HMVのサイトからの抜粋）

とのことですが、そこはレココレのことだから単なるガイド本では終わらず、国内初版の一部のCDに付けられていた限定番号のナゾとか、旧版CDやオリジナル・アナログ盤との音質徹底比較とか、けっこうマニアックに突っ込んだ内容になりそうな予感もする。
発売日が確定されていないということは、当然リマスター盤が出る9/9以降の発売だろう。価格は￥1,200。

もう1冊は集英社インターナショナルから、詳細は不明だが今回のリマスターCDを中心にした内容らしい「コンプリート・ビートルズ (リマスターCD発売記念公式ガイド)」 というものが出る。

★ 2009年9月9日に長く待たれていたリマスターCD（全15タイトル）が全世界でリリースされるビートルズ。 これを機に、ザ・ビートルズ・クラブ（オフィシャル・ファンクラブ）の監修により、ビートルズ作品の公式ガイドブックを発売。 40年間ビートルズとともに歩んできたクラブが制作する「公式」ガイド。 (同じくHMVのサイトの解説より） ということで、この本はビートルズ・クラブによる監修のようだ。 どんな内容なのかこれは中身を見てみないと何とも言えないが、ファンクラブならではの濃い内容だったら「買い」かも知れない。 こちらも9月発売という情報だけで、ハッキリした発売日は不明だ。

そしてシンコー・ミュージックからは「CROSSBEAT」と「DIG」の2誌がそれぞれスペシャル・エディションというかたちのムック版でビートルズ特集号を出すようだ。

この写真は「CROSSBEAT」の方だが、 ★ 初心者でもわかるビートルズ必携ガイド 全ディスコグラフィ、詳細コラムで解説するヒストリーなどビートルズの軌跡を今一度徹底検証。 さらにローリング・ストーンズ、グリーン・デイ、コールドプレイなどミュージシャン100人が選ぶ「ビートルズのベストソング」を一挙紹介。他 一方「DIG」のスペシャル・エディションの方は、 ★ 2009年9月9日のビートルズ・リマスター盤世界同時発売に併せて、ビートルズCDの魅力を徹底的に検証する1冊。 ・デジタル・リマスターCDの全貌 ・発売40周年記念『アビイ・ロード』徹底研究 ・既発ビートルズCDの徹底分析 ・レア・フォト&インタビュー など盛りだくさんの内容。 ( 両方ともamazon.jpの解説より）

という内容で、「CROSSBEAT」の方は8/24、「DIG」の方は9/2発売予定。
「CROSSBEAT」の方は「初心者でもわかる」ってことは初心者向けなのかな？
解説を読む限りではさすがに比較的マニア向けの雑誌である「DIG」の方がその名のとおりずいぶん掘り下げた内容で面白そうな気がするが、この2冊も中身を見てからの判断だ。定価それぞれ￥1,000、￥1,600。

最後はリマスター盤とは直接関係はないが、前回もちょっと取り上げた「ビートルズ・レコーディング・セッション」の完全版。あたらに判明した事実も載っているということで、これは全ビートルズ・ファンは買わなくちゃダメな本でしょう。



旧版では一部で原文のニュアンスと異なった訳だったり要約しすぎの部分があったりしているということなので、その辺も修正されているとありがたい。
シンコー・ミュージックより9/2発売、￥3,150。

これ以外にもビートルズ関連の本が何冊か出るみたいだが、リマスター盤関連に絞った主だったものはこんなところです。
リマスター盤を日本語解説のない輸入盤で買う予定で「ホントは解説もあったらなあ」と思っているファンは、このうち何冊か買って読めば何とかなるかも＾＾。
それにしてもこういった関連本まで出るとなると、この秋ビートルズ・ファンは出費がかさむわぁ〜。

CROSSBEAT Special Edition ザ・ビートルズ(シンコーミュージックMOOK)

• 作者: クロスビート編集部
• 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
• 発売日: 2009/08/24
• メディア: ムック

THE DIG Special Issue ザ・ビートルズ CDエディション(シンコーミュージックMOOK)

• 作者: THE DIG編集部
• 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
• 発売日: 2009/09/02
• メディア: ムック

ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版

• 作者: マーク・ルウィソーン
• 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
• 発売日: 2009/09/02
• メディア: 単行本

タグ：THE BEATLES ビートルズ

コメント 22

なんか、いろいろ出ますね。
レコーディング・セッションは別格として、私としてはDIGが気になります。
レコード・コレクターズとビートルズ・クラブの本は多分敬遠します。
「公式」を名乗る本はやはり英EMIあたりが出して欲しいですね。
by はじめたろう (2009-07-29 06:30) 

もういいです。ゲップがでそうです。
来日４０周年の時も数冊買いましたが・・・・
置き場所が無い　(>_<)　　
でも、
今回も２～３冊は買うと思う　(^_^;)
by ノーバッド (2009-07-29 08:54) 

踊らされまくってください（笑）
仕方ないですよね～
だっって、好きなんだもん・・ね？＾＾
by bluebird (2009-07-29 13:34) 

アンソロジーやネイキッドの時もそうでしたね。
便乗しまくれ〜、って感じでしょうか？
でも、国内版の解説のかわりになるって考えれば、やっぱ自分なんかも一冊くらいは買うのでしょう…個人的に「ク□スビート」はツマンナそうっすね。
まぁ、これは立ち読みで決める俺ですね、うふ♪

by へどろん (2009-07-29 22:57) 

結局・・・・全部買っちゃうんだろうなぁ〜。
宿命なんすかね？踊らされまくるのって（笑）

リマスターの分析って、書き手によっては想いが強すぎちゃったりするじゃないですか。最高級の再生装置で聴いた感想読まされても、ピンとこなかったりするんだろうし。
パソコンや車の付いてるクラスのCDプレイヤーから聴いても鳥肌が立つような感動あるリマスターなら最高ですけどね。解説もいらないくらい。

そうなると、どうしても期待しちゃうのが、やっぱ
「 レコーディング・セッションズ完全版」でしょうか？
マークさんの大袈裟な表現をどこまで正確に翻訳できたかが
カギでだと思います。


by PETTY (2009-07-29 23:46) 

はじめたろうさん、こんばんは。
私も現段階では「DIG」、それとやっぱり私の場合は「レココレ」ですね＾＾。
EMIが公式に出してくれると面白いものになりそうですね。
by MASA (2009-07-30 01:20) 

ノーバッドさん、こんばんはー。
おっしゃるとおり、ゲップが出る思いですね。
何かあるたびに関連本が出るのは恒例になってます（笑）。
それでも恐らく何冊かは買っちゃうと思いますけど。
もうファンとしてのサガです＾＾；。
by MASA (2009-07-30 01:29) 

bluebirdさん、もうすでにかなり踊り疲れてます〜（>o<）。
まあ確かにそれがまた楽しかったりするんですけども＾＾；。
もっと踊りま〜す（笑）。
by MASA (2009-07-30 01:38) 

へどろんさん、こんばんは〜、うふ♪（マネしてみました）
アンソロジーにネイキッド、いろんな機会に便乗して出ますねえ。
私も輸入盤を購入予定なので、何冊か買って解説代わりにします、うふ♪
by MASA (2009-07-30 01:46) 

PETTYさん、なんか久しぶりっすねえ＾＾。
まあおっしゃるとおり、この手のものは書き手の主観がどうしても入っちゃうので、ある程度は参考意見として捉えた方がいいですね。

私はオリジナル・アナログ盤のニュアンスがどこまで再現されるかに期待しますね。
今風のメリハリが付きすぎるただ派手なだけの音にはしないで欲しいもんです。
「レコーディング・セッションズ」はどういう風に変わるのか、新情報が何なのか気になるところです。
by MASA (2009-07-30 01:59) 

MASAさん　おはようございます

いや～便乗商法もここまでやれば立派ですね（笑）
値段もそれなりにお手頃ですし、みなさんなかなかやりますね。

MASAさんは「DIG」と「レココレ」を買われるのですか？
個人的には「ビートルズ・レコーディング・セッション」の完全版にちょっと興味があります。
でも、本で3000円を超えてしまうと少し躊躇してしまうんですよね（苦笑）
by poposuke (2009-07-31 07:08) 

poposukeさん、こんばんはー。
まあ毎度のこととは言え、やっぱり内容がよければ買うでしょうね。
解説を見る限りではやっぱり「DIG」と「レココレ」ですね。

「レコーディング・セッションズ」は絶対に買いますよ。
確かに本に3,000円かけるのはためらいますが、この本はそれに見合う内容だと思うので、しょうがないでしょうね＾＾。
by MASA (2009-07-31 21:07) 

大人のロックがらみのも1冊出そうです。
私が今やってるのがそれみたいで、3人がそれぞれの分野を担当してそれを合体させるみたいです。
昨日、3曲ほどその見本があがってきましたが、なかなかのもんですよ。
自分で言うのも何だけど(笑)
リマスターを聞いたうえで新たな事実が発見できれば内容を変更すると言ってますからたぶん10月発売だと思います。
ご期待下さい。
しかし書くのが大変でひーひー言ってます。ようやくラバーソウルが終わったところなんですけど。先は長いです。
by petbottler (2009-08-01 02:30) 

リマスターの便乗本は９月に出るようですが、そのタイミングですとリマスター盤は聞けないですよね？リマスター盤を聞かないでリマスター盤関連の本を作るって矛盾してませんか？
by ビートルズ狂 (2009-08-01 11:47) 

petさん、こんにちは〜。
「大人のロック」も当然やるだろうと思っていましたが、やっぱり出るんですね。
petさんの力のこもった記事、買って読ませていただきますよ＾＾。
大変そうですが、楽しみにしてます。
by MASA (2009-08-01 15:00) 

ビートルズ狂さん、初めまして。
おっしゃるとおり、リマスター盤発売前に出るような便乗本にはあまり期待出来ませんね。
ただ、9月発売というだけで発売日が決まっていないものは当然リマスター盤を聴いてからのものになると思いますし、業界の人なら当然サンプル盤をいち早く聴いて書くことも出来るわけですから、9月に出るものに関してはある程度の期待が出来ると思います。
by MASA (2009-08-01 15:05) 

最近はビートルズに関しては厳重で、サンプル盤出ないんですよ。
業界向けには、EMIでの試聴会(録音機を持ってないかボディチェックあり)で聞けるだけだそうです。
アンソロジー以降そんな状況みたいですよ。
by petbottler (2009-08-01 22:50) 

あ、そっかー、そう言えばアンソロジーの時やイエロー・サブマリン・サウンドトラックの時とか、全部視聴会やってますよね。
それっきりでサンプル盤は配られないんですかー、残念ですね。

友人がCDショップの店長をやっていた頃によくいろんなサンプル盤をもらったものですが、最近は管理が厳しいみたいですよね。
基本的にはもらうんじゃなく、メーカーに返さなくちゃダメなんですよね。
ビートルズならヤフオクに出回われば高額で落札されますからねえ。
by MASA (2009-08-01 23:14) 

はじめまして。
「レコーディング・セッションズ」をルイソーンが改訂した、という話は聞いたことがないのですが。
これは日本独自の増補版と捉えていいのでしょうか？
by イカリング (2009-08-02 02:14) 

イカリングさん、はじめまして。
私も何となくその辺を疑問に感じていたんですが、新たな事実が書かれている、ということで、そんなことを書けるのは著者しかいないし、ルウィソン本人が改訂したんだろうと思ってます。

でも実際はどうなんですかねえ。日本独自の改訂と言っても、誰がどう改訂したものなのか、確かに疑問が残りますね。
まあまずは発売されて中身を見てからです＾＾。
by MASA (2009-08-02 14:42) 

こんばんは。

CDだけじゃなくて、コッチにもお金がかかるの忘れてた＾＾；
それにしても出ますねぇ～（笑）

『レコーディング･セッションズ 完全版』はモチ買いますｗ
あとペットさんが書いた本もｗｗ
『レココレ』は毎月買ってるし買っちゃいそう。

あとは立ち読みしてからかなぁ。。。

ってコンプリートしちゃってたらどーしましょ＾＾；

でも、
楽しみですね＾＾。

by DEBDYLAN (2009-08-04 01:53) 

こんばんは〜。
そーです、ビートルズ・ファンは出費がかさみますねえ。
私も少なくとも2〜3冊は買うでしょう（笑）。
それにしても、あと1ヶ月ちょっとになりましたね。
楽しみです。
by MASA (2009-08-04 22:57)