棚から1枚・その1／ちわきまゆみ「アタック・トリートメント」('87) [棚から1枚]
レコード棚から適当に選んだものを紹介する「棚からひと掴み」というのは確か山下達郎がラジオ番組でやっているコーナーだが、私も今回ちょっとマネをしてみた。
というか、こないだ急に思い立ってCD棚を整理しているうち、適当にその棚から1枚ひっこ抜いてみたCDがこれだった＾＾。久しぶりに聴いたらすごくよかったので、今回はこれをご紹介したい。
ちわきまゆみの「アタック・トリートメント」という'87年のアルバムです。
当時はたまにちあきなおみに間違われたという個性派アーティストのちわきまゆみ、もう忘れた人やご存じない人が多いかも知れない。
私もこの人のアルバムはこれ1枚しか持っていないし、詳しいバイオグラフィもよく知らないが、確かこのアルバムの数年前にMENUという二人組ユニットの片割れとしてデビューしたことと、これが2枚めのソロ・アルバムだったことは何となく憶えている。
このアルバムは当時としては時代を先取りした最先端の音楽性のカッコよさに惹かれて買ったんだと思う。しかしまあ、久しぶりに聴いてみて今でもほとんど古くなっていないのには驚いた。それどころか、むしろ今聴いてちょうどいい感じ？と思えるくらい尖っていて、とても22年前のアルバムとは信じ難いほどの先進性がある。
曲を提供しているのは赤城忠治(FILMS)、岡野ハジメ(PINK)、ホッピー神山(PINK)、沖山優司(ジューシー・フルーツ)などといった当時の日本の新しい音楽を牽引していたアーティストたち。尖っているわけである。
小学生の時にT.REXのマーク・ボランに憧れ、ケイト・ブッシュの大ファンでもあるというこの人、ヴォーカル・スタイルは確かにケイトに似ているし、音楽性はダニエル・ダックスあたりの影響も見受けられるが（そう言えばジャケの妖しく暗い雰囲気も）、このアルバムはテクノとロックが融合されたような当時としては斬新で面白い音楽が詰まっていて、ちょっとエキセントリックな雰囲気も漂っている。
このアルバムの1曲目に収録されている「オーロラ・ガール」。
アルバムでは打ち込みやシンセが入ったもっとテクノっぽい曲だが、ここではロック風アレンジでの生演奏。
曲もいいけど、コスチュームがエロくてスタイルバツグン（笑）。当時はこんなカッコばっかりしていた。まさにエロ・カッコイイの元祖！＾＾。
あまりテレビに出ることはなく、ラジオDJなどもやりつつずっと地道に活動を続けて'90年代までに数枚のアルバムを残しているが、私はこれしか持っていない。好きだったわりに何でその後もフォローしなかったのかはもはや憶えてないなあ。
そんなちわきまゆみが久々に表舞台に登場したのが、2001年に期間限定で結成されたスペシャル・ユニットMean Machineのギタリストとしてだった。
最初で最後のアルバム「CREAM」
Mean Machineはギターのちわきの他、ヴォーカルは女優のAyumi（伊藤歩）、ベースがYukarie（The Thrillのサックス奏者）、ドラムはなんとCharaと元ジュディマリのYukiのツイン・ドラムという、いろんなコネで出会い意気投合した5人によって結成されたスーバー・バンド。
一部で大きな話題となったが、2枚のシングルと1枚のアルバムを出したあと予定どおりあっさりと解散した。
見かけによらずノイジーでハードで破壊的とすら言えるオルタナ・ロックをやっていて、このアルバムももうメチャカッコよかったんだけど、再結成してくんないかなあ〜。
デビュー・シングルの「スーハー」。当時私も観たMステに出たときの映像。
ちわきまゆみ、さすがにちょっとフケましたが、まだまだイケてます。
こんなにカッコイイのに現在はちわきのソロもMean Machineもアルバムはほとんど廃盤らしい。実にもったいない。
これを見て興味をお持ちになった方、中古だと多分メチャ安なので、見つけたら聴いてね！
この「棚から1枚」のコーナー、レギュラー化してネタがない時にでもたまにやってみたいと思います。
誰も知らないようなマニアックなものが出てくるかもしれませんが、よろしければお付き合いのほどを＾＾。
というか、こないだ急に思い立ってCD棚を整理しているうち、適当にその棚から1枚ひっこ抜いてみたCDがこれだった＾＾。久しぶりに聴いたらすごくよかったので、今回はこれをご紹介したい。
ちわきまゆみの「アタック・トリートメント」という'87年のアルバムです。
当時はたまにちあきなおみに間違われたという個性派アーティストのちわきまゆみ、もう忘れた人やご存じない人が多いかも知れない。
私もこの人のアルバムはこれ1枚しか持っていないし、詳しいバイオグラフィもよく知らないが、確かこのアルバムの数年前にMENUという二人組ユニットの片割れとしてデビューしたことと、これが2枚めのソロ・アルバムだったことは何となく憶えている。
このアルバムは当時としては時代を先取りした最先端の音楽性のカッコよさに惹かれて買ったんだと思う。しかしまあ、久しぶりに聴いてみて今でもほとんど古くなっていないのには驚いた。それどころか、むしろ今聴いてちょうどいい感じ？と思えるくらい尖っていて、とても22年前のアルバムとは信じ難いほどの先進性がある。
曲を提供しているのは赤城忠治(FILMS)、岡野ハジメ(PINK)、ホッピー神山(PINK)、沖山優司(ジューシー・フルーツ)などといった当時の日本の新しい音楽を牽引していたアーティストたち。尖っているわけである。
小学生の時にT.REXのマーク・ボランに憧れ、ケイト・ブッシュの大ファンでもあるというこの人、ヴォーカル・スタイルは確かにケイトに似ているし、音楽性はダニエル・ダックスあたりの影響も見受けられるが（そう言えばジャケの妖しく暗い雰囲気も）、このアルバムはテクノとロックが融合されたような当時としては斬新で面白い音楽が詰まっていて、ちょっとエキセントリックな雰囲気も漂っている。
このアルバムの1曲目に収録されている「オーロラ・ガール」。
アルバムでは打ち込みやシンセが入ったもっとテクノっぽい曲だが、ここではロック風アレンジでの生演奏。
曲もいいけど、コスチュームがエロくてスタイルバツグン（笑）。当時はこんなカッコばっかりしていた。まさにエロ・カッコイイの元祖！＾＾。
あまりテレビに出ることはなく、ラジオDJなどもやりつつずっと地道に活動を続けて'90年代までに数枚のアルバムを残しているが、私はこれしか持っていない。好きだったわりに何でその後もフォローしなかったのかはもはや憶えてないなあ。
そんなちわきまゆみが久々に表舞台に登場したのが、2001年に期間限定で結成されたスペシャル・ユニットMean Machineのギタリストとしてだった。
最初で最後のアルバム「CREAM」
Mean Machineはギターのちわきの他、ヴォーカルは女優のAyumi（伊藤歩）、ベースがYukarie（The Thrillのサックス奏者）、ドラムはなんとCharaと元ジュディマリのYukiのツイン・ドラムという、いろんなコネで出会い意気投合した5人によって結成されたスーバー・バンド。
一部で大きな話題となったが、2枚のシングルと1枚のアルバムを出したあと予定どおりあっさりと解散した。
見かけによらずノイジーでハードで破壊的とすら言えるオルタナ・ロックをやっていて、このアルバムももうメチャカッコよかったんだけど、再結成してくんないかなあ〜。
デビュー・シングルの「スーハー」。当時私も観たMステに出たときの映像。
ちわきまゆみ、さすがにちょっとフケましたが、まだまだイケてます。
こんなにカッコイイのに現在はちわきのソロもMean Machineもアルバムはほとんど廃盤らしい。実にもったいない。
これを見て興味をお持ちになった方、中古だと多分メチャ安なので、見つけたら聴いてね！
この「棚から1枚」のコーナー、レギュラー化してネタがない時にでもたまにやってみたいと思います。
誰も知らないようなマニアックなものが出てくるかもしれませんが、よろしければお付き合いのほどを＾＾。
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聴いてましたよ、ちわきまゆみ＾＾
最近は音楽活動されてるんでしょうかね？
ライブイベントのMCされてるとか、聞いたこともありますが・・・
Mean Machine懐かしいですね！
きっと「スワロウテイル」っていう映画の絡みでしょうね。
by bluebird (2009-07-18 23:36)
おー、やっとちわきまゆみに反応してくれる人が！うれしいなあ＾＾。
そーですか、bluebirdさんも聴いてましたかー。
最近は映画に出たりしてるみたいですよ。久しぶりにアルバム出して欲しいですね。
Mean Machineはまさに「スワロウテイル」繋がりでしょう。
ユニークなバンドでしたよね。こっちも是非再結成して欲しいもんです。
by MASA (2009-07-19 00:14)