2008年 上半期アルバム・ベスト10 Part 1 [Rock / Pops]
いつもは年の初めに前年のアルバム・ベスト10を勝手に恒例行事にしてやっているのだが、今年はこれを上半期でもやってしまおうと唐突に思い付いた(笑)。
まだそんなにたくさん買っているわけではないが、でも6月までのこの上半期で私的にけっこういいアルバムが出揃っている。
それではさっそくいってみよ〜。ドンドンドン、パフパフ、ドンドンドン!
No.1 GAME / Perfume
洋楽・邦楽問わず、今現在で私が今年聴いたアルバムの中でこのアルバムを超えるものはない。
今後も出て来ないんじゃないかってくらいにとにかくスゴイ。ポップスとして非の打ち所がなく完璧である。
テクノや打ち込み系に関心や馴染みがない、あくまでロック指向の人にはいまいちピンと来ないかも知れないが、これはもはや歴史的名盤です。
どうせアイドルのアルバムだろ、とナメてた音楽評論家がこれを聴いて冷や汗をかいて青ざめ、それ以来一気にハマったという話も聞いた。そういう魔力があるアルバムである。未聴の方、今からでも遅くないですゾ。初回盤は今や¥7,000前後のプレミア付き。
来週発売の新曲「love the world」の発売も楽しみだ。
No.2 ROCKFERRY / DUFFY
Perfumeがなければダントツの1位だったくらいにこのアルバムも大変気に入って聴きまくったアルバムだ。
どことなく懐かしさを感じさせる60年代ソウルを下地にした独自の音楽センス、個性的な歌声、楽曲自体の良さ、どれをとっても新人のデビュー・アルバムとしてはズバ抜けている。
全英チャートでNo.1となったUK本国では3月、USでは5月に発売されているこのアルバム、国内盤が出る兆しが一向に見られなかったが、ついにこの9月にようやく発売が決定した。遅すぎでっせ。
No.3 ANYWHERE I LAY MY HEAD / Scarlett Johannson
女優であるスカーレット・ヨハンソンのこの歌手デビュー・アルバム、これがまた意外に驚くほど出来のいいアルバムだ。
スカーレットのヴォーカル自体はそう褒められたものではないが、1曲を除いてすべてトム・ウェイツのカヴァーという意外性に加え、強めのエコーを利かせた幻想的・耽美的な浮遊感の漂う楽曲により独自の世界感を構築している。
女優が人気に乗って片手間に作ったアルバム、などとくれぐれも侮るなかれ。
No.4 FREEDOM WIND / The Explorers Club
これをビーチ・ボーイズの未発表曲集だと言って誰かに聴かせれば全然疑わないんじゃないかと思うほどの、とにかく笑えるくらいにビーチ・ボーイズそっくりな楽曲が詰まった楽しいアルバムである。
そのハンパではないクオリティの高さは、今までいくつか存在したビーチ・ボーイズ・フォロワー・バンドを軽く凌駕するほど。私はすっかりヤラレてしまった。
さしずめビーチ・ボーイズ版ラトルズというところだが、しかしこれはパロディではなく、本人たちは大真面目にやっていることにビーチ・ボーイズに対する深い敬愛の念を感じて憎めないのである。
ビーチ・ボーイズのファンなら聴いてブッ飛ぶことウケアイのアルバムです。
No.5 BOO! / WAS (NOT WAS)
WAS (NOT WAS)が18年ぶりにリリースしたこの新作、期待に違わずなかなかの内容のアルバムだった。ドン・ウォズ、デヴィッド・ウォズのニセ兄弟に、二人のヴォーカリスト、サー・ハリー・ボーウェンズ、スイート・ピー・エイトキンズも全員健在だ。
正調のソウルやファンクあり、アバンギャルドっぽい変態チックな曲もありと、今回も相変わらずの内容で、18年のブランクは感じられない出来。
例によって今回のアルバムにもゲスト・ヴォーカリストを招いているが、今回はお懐かしやのクリス・クリストファーソンが参加。
古くからのファンの期待に見事に答えてくれたアルバムだ。
長くなったので、6位以降は次回に続く...
まだそんなにたくさん買っているわけではないが、でも6月までのこの上半期で私的にけっこういいアルバムが出揃っている。
それではさっそくいってみよ〜。ドンドンドン、パフパフ、ドンドンドン!
No.1 GAME / Perfume
洋楽・邦楽問わず、今現在で私が今年聴いたアルバムの中でこのアルバムを超えるものはない。
今後も出て来ないんじゃないかってくらいにとにかくスゴイ。ポップスとして非の打ち所がなく完璧である。
テクノや打ち込み系に関心や馴染みがない、あくまでロック指向の人にはいまいちピンと来ないかも知れないが、これはもはや歴史的名盤です。
どうせアイドルのアルバムだろ、とナメてた音楽評論家がこれを聴いて冷や汗をかいて青ざめ、それ以来一気にハマったという話も聞いた。そういう魔力があるアルバムである。未聴の方、今からでも遅くないですゾ。初回盤は今や¥7,000前後のプレミア付き。
来週発売の新曲「love the world」の発売も楽しみだ。
No.2 ROCKFERRY / DUFFY
Perfumeがなければダントツの1位だったくらいにこのアルバムも大変気に入って聴きまくったアルバムだ。
どことなく懐かしさを感じさせる60年代ソウルを下地にした独自の音楽センス、個性的な歌声、楽曲自体の良さ、どれをとっても新人のデビュー・アルバムとしてはズバ抜けている。
全英チャートでNo.1となったUK本国では3月、USでは5月に発売されているこのアルバム、国内盤が出る兆しが一向に見られなかったが、ついにこの9月にようやく発売が決定した。遅すぎでっせ。
No.3 ANYWHERE I LAY MY HEAD / Scarlett Johannson
女優であるスカーレット・ヨハンソンのこの歌手デビュー・アルバム、これがまた意外に驚くほど出来のいいアルバムだ。
スカーレットのヴォーカル自体はそう褒められたものではないが、1曲を除いてすべてトム・ウェイツのカヴァーという意外性に加え、強めのエコーを利かせた幻想的・耽美的な浮遊感の漂う楽曲により独自の世界感を構築している。
女優が人気に乗って片手間に作ったアルバム、などとくれぐれも侮るなかれ。
No.4 FREEDOM WIND / The Explorers Club
これをビーチ・ボーイズの未発表曲集だと言って誰かに聴かせれば全然疑わないんじゃないかと思うほどの、とにかく笑えるくらいにビーチ・ボーイズそっくりな楽曲が詰まった楽しいアルバムである。
そのハンパではないクオリティの高さは、今までいくつか存在したビーチ・ボーイズ・フォロワー・バンドを軽く凌駕するほど。私はすっかりヤラレてしまった。
さしずめビーチ・ボーイズ版ラトルズというところだが、しかしこれはパロディではなく、本人たちは大真面目にやっていることにビーチ・ボーイズに対する深い敬愛の念を感じて憎めないのである。
ビーチ・ボーイズのファンなら聴いてブッ飛ぶことウケアイのアルバムです。
No.5 BOO! / WAS (NOT WAS)
WAS (NOT WAS)が18年ぶりにリリースしたこの新作、期待に違わずなかなかの内容のアルバムだった。ドン・ウォズ、デヴィッド・ウォズのニセ兄弟に、二人のヴォーカリスト、サー・ハリー・ボーウェンズ、スイート・ピー・エイトキンズも全員健在だ。
正調のソウルやファンクあり、アバンギャルドっぽい変態チックな曲もありと、今回も相変わらずの内容で、18年のブランクは感じられない出来。
例によって今回のアルバムにもゲスト・ヴォーカリストを招いているが、今回はお懐かしやのクリス・クリストファーソンが参加。
古くからのファンの期待に見事に答えてくれたアルバムだ。
長くなったので、6位以降は次回に続く...
MASAさん おはようございます
上半期のベスト10ですか!
最近の音楽には全く疎いので(苦笑)、ほとんどのアルバムが聴いていないものばかりです・・・
この中で知っているのはPerfumeくらいでしょうか(笑)
Perfumeは私の娘が気に入っているらしく、TVなどで見かけると一緒になって歌っていますよ♪
ジャケ買い人間の私が気になるのは、やはり4枚目のアルバムでしょうか?
記事を拝見する限り、内容も良さそうな感じですよね。
今度チェックしてみます♪
by POPOSUKE (2008-07-03 07:09)
ドンドンドン!!パフパフ!!
The Explorers Clubまだ買っていませ〜ン。
アナログが1849円と安いですねぇ〜。
by PETTY (2008-07-03 09:34)
POPOSUKEさん、こんにちはー。
お嬢さん、大変良いセンスをしておられますよ(笑)。
お嬢さんがPerfumeのCDをお持ちなら、借りて是非聴いてみて下さい^^
The Explorers Clubはビーチ・ボーイズがお好きな人なら大笑いしながら感心しちゃうアルバムです。
ジャケも国内盤は紙ジャケで、アナログみたいな擦れやよごれをわざとつけていたりと、なかなか凝っています。
by MASA (2008-07-03 14:35)
PETTYさん、どーもです。
芸能人大運動会風にしてみました(笑)。
The Explorers Club、アナログ買ってPETTYさんのブログでUPして見せて下さい^^。
by MASA (2008-07-03 14:39)
こんにちは~。
いろいろ聴いていらっしゃいますね。すごい!
最近の洋楽は(邦楽も)、よく分からないので、私の知らないアルバムばかりです。
1つ気になるのは、スカーレット・ヨハンソンって、「真珠の耳飾りの少女」や
「アイランド」のスカーレット・ヨハンソンですか。
結構好きな女優さんです。
なかなか演技力のある個性的な女優さんですが、歌声も聴いてみたいですね。
by じゅな♪ (2008-07-03 16:37)
じゅな♪さん、こんにちはー。
私の琴線に触れるものはとりあえずどんなものでも聴いてます^^。
おかげでもうCDの収納場所がありません(苦笑)。
そうです、あのスカーレット・ヨハンソンです。
正直言って歌唱力は大したことはないんですが、曲自体やアルバムの雰囲気がなかなか素敵です。
よろしければ是非お聴き下さい。
by MASA (2008-07-03 17:12)
Perfumeがトップっていうのは大納得です。
自分、テクノポップっていうジャンルをあまり聴いたことがなく、まさに「眼から鱗」でした。
こういうところからYMOあたりのテクノまで聴いてみたくなりましたよ。
ヴォイスエフェクトの効きは完璧です!
by りょ~ (2008-07-03 21:42)
さっき、「うたばん」でPerfume見てました。
あーちゃん、ヤヴァい(笑)天然すぎます。
しっかりものに挟まれた天然物(笑)
最近、過去ばっかり振り返ってて、あんまり新譜聴いていないです。
DUFFYって、興味あります。
by bluebird (2008-07-03 22:36)
りょ〜さん、賛同いただきありがとうございます。
りょ〜さんのように「目から鱗」って人も多いようですね。
Perfumeはほかが霞むくらい強力です^^。
これを機会に、YMOやクラフトワークあたりのテクノにもチャレンジしてみて下さい。
by MASA (2008-07-03 22:39)
bluebirdさん、私もさっき「うたばん」観てました。
あーちゃんのボケボケぶりはあんなもんじゃありません。
あれはまだ甘い方で、ホントはもっとスゴイんです(笑)。
人間年を取ってくると新しい音楽から遠ざかって昔のものばかり聴く方向にいったりするのは分かるのですが、私はそういう後ろ向きなことがキライなんですよねー(笑)。
まあ人それぞれなので、そこをとやかく言うつもりは毛頭ありませんけどね。
DUFFYは個性的でどこか懐かしくて超オススメですよ。
音楽ファンなら聴いたらイッパツで気に入ると思います。
by MASA (2008-07-03 22:50)
MASAさん、こんばんはー。
上半期アルバム・ベスト10 楽しく拝見しました。
以前記事で拝見してて忘れてたのが『FREEDOM WIND』です。
リングウェアまで再現したこだわりのジャケットもいいですね。
ぜひ聴いてみたいです。
DUFFYの『ROCKFERRY』も「60年代ソウルを下地にした独自の音楽センス」というあたりが気になりますね。
あとはスカーレットもちょっと興味あるかなあ~。
いずれにしても機会があれば聴いてみたいですね。
ありがとうございました。
by parlophone (2008-07-03 23:03)
遼さん、どーもです。
「FREEDOM WIND」は内容からこだわりのジャケまですべて楽しめるアルバムです。
機会がありましたら、是非。
DUFFYもスカーレット・ヨハンソンも遼さんならきっと気に入るアルバムだと思います。
今度タワレコにでも行った際はこちらも是非。
後悔はさせません^^。
by MASA (2008-07-03 23:29)