やられた!「STICKY FINGERS」再発スペイン盤 [Rolling Stones]
ストーンズの'71年の名盤「STICKY FINGERS」の再発スペイン盤を2月にHMVのサイトで偶然に見つけ、注文からやや時間がかかったものの、昨日ようやく届いた。
スペイン盤はジャケ違いなのである。
裏ジャケにはUK盤についているインサート(US盤はスリーヴになっている)のモノクロ写真に人工着色したものが使われている。
盤はご覧のとおりのカラー盤で、サイトではGreen Vinylとなっているが、実際に届いたものはOrange Vinylだった。
レーベルにはオリジナルのようにジャケにあるあのアルバム・タイトルとアーティスト名のロゴがない。
ご覧のようにスペイン盤のこのアルバムはジャケ違いで、アンディ・ウォーホールのデザインによるジッパー・ジャケはスペインでの風紀上の問題で使用出来ず、この缶詰ジャケに変更された(こっちもグロくてヤバイと思うけど)。
しかも、タイトルにモルヒネとあるのがこれまたイカンということで、B-3の「Sister Morphine」がオミットされ、代わりにシングル発売された「Brown Sugar」のB面曲だったチャック・ベリーのカヴァー曲でリーズ大学でのライヴによる「Let It Rock」が収録されていた。
「Let It Rock」はUKなど限られた国でしかリリースされておらず、しかもシングルではmonoだったものがstereoで収録されていてなおかつ別ジャケということで、このスペイン盤はマニアの間ではゲットすべきアルバムとして有名なのはファンならご存知のとおり。
こんな事実があまり知られていなかった大昔にそのことを知らず、まだ安かったオリジナルをゲットし損なっているので、これは嬉しい再発!ということで見つけてソッコーで注文したのだった。
そして約1ヶ月かかってようやく到着、喜び勇んで箱から取り出し、まずは中身をじっくりと見てみる。
実はHMVのサイトには「Let It Rock」が収録されているとは特に謳っておらず、単にジャケだけの再発なのか、それともちゃんと収録されているのか、それがいちばんの気がかりだった。
しかしレーベルを見てみると、しっかりとB-3の曲名が「Let It Rock」となっていたのである。
おー、やった〜!早速かけて確かめてみよーっ、ということでワクワクしながらターンテーブルに乗せた。
ゆっくりと針をB-3の送りミゾに乗せ、曲が始まるのを待つ。おっ、イントロが聴こえて来た!
すると、あれ?どうも聴き慣れたギターのイントロなのである。そして数秒聴き続けた後、私はようやく理解した。
これ「Let It Rock」じゃない。まぎれもなく
「Sister Morphine」じゃねーか〜!
どーゆーこっちゃ、妻夫木?!(キムキム兄やん風に激怒)
ふぇ〜ん、また騙されたぁ〜、お金ないのに。なんでだよぉ〜(泣)。
以前記事にしたローラ・ニーロの「MORE THAN A NEW DISCOVERY」の再発CD以来の詐欺的行為発覚である。しかし、こんなのってありですか?
マスターを間違えてプレスしたのか、それとも単にレーベルの曲目の表記が間違っているだけなのか。
想像するに、おそらく音源は今のマスターを使っているが、レーベルは当時のアナログに使われていた版を引っ張り出してきて使ったのではないかと思われる。
どっちにしろ実際に収録されている曲が違うんだから、私のように「Let It Rock」が収録されていることを期待して買った人はみんな激怒しているに違いない。とんだぬか喜びだったじゃん。
まあ「Let It Rock」は2005年に発売された「RARETIES 1971-2003」でようやくCD化されて持っているし、そのおかげでもうレア度も低くなったのだが、それにしてもこれは残念である。
しょうがないからジャケ違いだしカラー盤だってことで納得しておくことにしよ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
「Let It Rock」のほか、「It's Only Rock 'N Roll」のB面曲だった「Through The Lonely Nights」、「Miss You」の12インチ・ヴァージョンなど、レア曲が16曲収録されているアルバム「RARETIES 1971-2003」。
スペイン盤はジャケ違いなのである。
裏ジャケにはUK盤についているインサート(US盤はスリーヴになっている)のモノクロ写真に人工着色したものが使われている。
盤はご覧のとおりのカラー盤で、サイトではGreen Vinylとなっているが、実際に届いたものはOrange Vinylだった。
レーベルにはオリジナルのようにジャケにあるあのアルバム・タイトルとアーティスト名のロゴがない。
ご覧のようにスペイン盤のこのアルバムはジャケ違いで、アンディ・ウォーホールのデザインによるジッパー・ジャケはスペインでの風紀上の問題で使用出来ず、この缶詰ジャケに変更された(こっちもグロくてヤバイと思うけど)。
しかも、タイトルにモルヒネとあるのがこれまたイカンということで、B-3の「Sister Morphine」がオミットされ、代わりにシングル発売された「Brown Sugar」のB面曲だったチャック・ベリーのカヴァー曲でリーズ大学でのライヴによる「Let It Rock」が収録されていた。
「Let It Rock」はUKなど限られた国でしかリリースされておらず、しかもシングルではmonoだったものがstereoで収録されていてなおかつ別ジャケということで、このスペイン盤はマニアの間ではゲットすべきアルバムとして有名なのはファンならご存知のとおり。
こんな事実があまり知られていなかった大昔にそのことを知らず、まだ安かったオリジナルをゲットし損なっているので、これは嬉しい再発!ということで見つけてソッコーで注文したのだった。
そして約1ヶ月かかってようやく到着、喜び勇んで箱から取り出し、まずは中身をじっくりと見てみる。
実はHMVのサイトには「Let It Rock」が収録されているとは特に謳っておらず、単にジャケだけの再発なのか、それともちゃんと収録されているのか、それがいちばんの気がかりだった。
しかしレーベルを見てみると、しっかりとB-3の曲名が「Let It Rock」となっていたのである。
おー、やった〜!早速かけて確かめてみよーっ、ということでワクワクしながらターンテーブルに乗せた。
ゆっくりと針をB-3の送りミゾに乗せ、曲が始まるのを待つ。おっ、イントロが聴こえて来た!
すると、あれ?どうも聴き慣れたギターのイントロなのである。そして数秒聴き続けた後、私はようやく理解した。
これ「Let It Rock」じゃない。まぎれもなく
「Sister Morphine」じゃねーか〜!
どーゆーこっちゃ、妻夫木?!(キムキム兄やん風に激怒)
ふぇ〜ん、また騙されたぁ〜、お金ないのに。なんでだよぉ〜(泣)。
以前記事にしたローラ・ニーロの「MORE THAN A NEW DISCOVERY」の再発CD以来の詐欺的行為発覚である。しかし、こんなのってありですか?
マスターを間違えてプレスしたのか、それとも単にレーベルの曲目の表記が間違っているだけなのか。
想像するに、おそらく音源は今のマスターを使っているが、レーベルは当時のアナログに使われていた版を引っ張り出してきて使ったのではないかと思われる。
どっちにしろ実際に収録されている曲が違うんだから、私のように「Let It Rock」が収録されていることを期待して買った人はみんな激怒しているに違いない。とんだぬか喜びだったじゃん。
まあ「Let It Rock」は2005年に発売された「RARETIES 1971-2003」でようやくCD化されて持っているし、そのおかげでもうレア度も低くなったのだが、それにしてもこれは残念である。
しょうがないからジャケ違いだしカラー盤だってことで納得しておくことにしよ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
「Let It Rock」のほか、「It's Only Rock 'N Roll」のB面曲だった「Through The Lonely Nights」、「Miss You」の12インチ・ヴァージョンなど、レア曲が16曲収録されているアルバム「RARETIES 1971-2003」。
2008-03-20 17:11
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MASAさん、こんばんは。
私もHMVのサイトは他では扱わないような面白いものが時々見つかるので楽しみにしています。このスペイン盤も昔から気になる1枚でしたが、ジャケットはアナログ・サイズで見るとかなり強烈なんでしょうね。私は小心者で、赤い血にはめっぽう弱いのでこんなの見てしまったらひっくり返ってしまいそうです(笑)
ビートルズ関係以外のアナログ盤は買わなくなってしまいましたけど、これは今でも気になる1枚です。でも、「Let It Rock」が入っていないのは本当に残念ですね。
by てらだ (2008-03-22 22:11)
こんばんは~。
へえ、スペインってジッパー・ジャケNGなんですね。
それにしても缶詰から手ってすごいなあ(笑。
「Sister Morphine」もダメなのか~。
でも音源はOKってことは文字がダメ?
おもしろいですね~。
ローラ・ニーロもがっくりきましたが、こっちもがっくりですね。
ぜんぜん関係ありませんが、むかしNHK-FMでポール・サイモンのソロ・アルバムを紹介したときにコマーシャルになるからって「ぼくのコダクローム」だけ飛ばしたのを思い出しました。
それぞれに変わったお国事情があるんですね(笑。
by parlophone (2008-03-22 22:57)
てらださん、こんばんは。
確かにHMVのサイトってたまにこういう面白いものが見つかるので、私もよくチェックするんですよ。
このジャケ、確かにアナログ・サイズだとグロさもすごいですよ(笑)。
いやしかし、「Let It Rock」が収録されてないのホントに残念です。
by MASA (2008-03-23 00:14)
遼さん、こんばんは。
現在はCD化されてからスペインでも「Sister Morphine」が収録されたジッパー・ジャケになっているはずなので、曲自体はOKなはずですね。
それにしてもちゃんとレーベルには「Let It Rock」となっていながら入ってないなんて、まったくガックリですよ(苦笑)。
NHKは昔は商品名が入った曲は絶対かかんなかったし、映像だって商品名やブランドがわかるものにはボカシがかかったりしてましたよね。信じられない時代でした^^。
by MASA (2008-03-23 00:26)
MASAさん、こんばんは。
とてもワクワクするレビューでした。
ローラ・ニーロに続いてまたしても、詐欺ネタ?
このインチキ臭さに一喜一憂してしまうところも
レコードコレクターの楽しみのような気がします。
それにしてもジャケットは仰る通り、グロいですね。
風紀的に見ればジッパージャケの方がましな気さえしてきます。
このジャケを見て気持ち悪くなる方もいるような...
どうでしょうね?
by ouichi (2008-03-23 02:05)
ouichiさん、どうもです。
お国柄なんですかねえ、スペイン盤にはビートルズの編集版で全曲イントロ部分がフェイド・インで始まるといういい加減なものもあったりするんですよ。
とにかく今回はかなりガックリ来ました(苦笑)。
確かにジッパー・ジャケの代わりがどうしてこれ?という疑問がありますが、でも意外に昔からあまり悪い評判は耳にしませんね。
by MASA (2008-03-23 15:33)
このスペイン盤は知ってましたよ^^。
持ってないですけど^^;
僕もコッチのジャケットの方がグロくてヤバいんじゃないかと思いますが・・・。
「LET IT ROCK」未収録はガックリですね。
それにしても・・・。
前回のローラ・ニーロといい。
こういったリリースが許される国ってあるのでしょうか?
by DEBDYLAN (2008-04-06 08:07)
いやー、ホントにガックリなんですよ、これには。
もし日本で発売されたならこんなことは絶対あり得ないわけで。
ルーズなお国柄の成せる技なのかなあ、と思います。
by MASA (2008-04-06 14:59)