SSブログ

ローラ・ニーロのアルバム Part 1 [Analog]

みなさんクリスマスはいかがお過ごしですか?

さて、ファン待望の紙ジャケ化が実現したローラ・ニーロの初期4枚のアルバム。
すでにいろんな方々がブログで記事にされているが、ディスク・ユニオンが限定で発売したこのボックス・セット、出張中に私のところにも届いていた。

紙ジャケの出来を判断するにはオリジナル盤を知っていた方が比較しやすい。そこで私が所有している範囲内でのアナログ盤や従来版のCDを中心にご紹介したいと思う。

まずは'66年にVERVEから発売されたファースト「MORE THAN A NEW DISCOVERY」をご紹介。
ただし、私が所有しているのはCBS COLUMBIA移籍後再発された現行盤とタイトルと曲順が同じ「THE FIRST SONGS」に変更後のセカンド・プレス盤である。

アナログはアーティスト名の下にあった「MORE THAN A NEW DISCOVERY」のタイトルが削除され、「Contains the hit single"Wedding Bell Blues"」と書かれたステッカーが張ってある。
紙ジャケは当然ながらCOLUMBIA再発盤と同じバラの花のジャケ
一番右のものは80年代に初CD化されたときのもの。

DUのボックス・セットにはオリジナルのジャケがオマケで付いている。これはウレシイ特典である。このためにこのボックス・セットを購入したようなものだ。

ご覧のように紙ジャケにはアーティスト名の下にオリジナルのアルバム・タイトルが入っている。

裏ジャケも全然異なり、再発盤の裏は黒バックで歌詞が印刷されている。
オリジナル盤ではローラの写真やライナーノートが書かれている。

レーベルはご覧のとおりの黄土色のVERVE FORECASTのレーベル。
オリジナル盤もこのレーベルとデザインが同じなのかどうかは確認出来ていない。
ちなみにこのアルバムにはmono盤が存在するが、私は現物にはお目にかかったことがない。

音質だが、2枚のCDと比べるとアナログはヴォーカルにリアルさはあるのだが低音域不足でちょっともの足りない感じ。
CDの方はどちらもややドンシャリ的な音作りがなされているせいで低音は随分出ている。でも出過ぎじゃないかというくらい出ているのでちょっと不自然でモコモコした音に聴こえてしまう。

最新リマスター盤である紙ジャケが音圧が高く音の輪郭も比較的ハッキリしていて一番良く聴こえるが、ヒス・ノイズが耳につくところがあるし、「Stoney End」「When I Die」などではアナログ時代から音が割れて濁っているなど、元々の録音やマスターがよくないのかハイファイ的にはあんまり褒められた音ではないように感じる。もっと生々しいリアル感が欲しいところだ。

-----------------------------------------------------------------

続いてはいちばんの代表作で最高傑作の誉れも高い「ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION(イーライと13番目の懺悔)」。COLUMBIA移籍後の'68年に発売した2nd.である。
一番下の写真は2002年に発売されたリマスター盤で、今回の紙ジャケと同じマスターが使われ、紙ジャケにはこのプラケ盤と同じブックレットが入っている。貴重なボートラも3曲収録。

こちらは裏ジャケと歌詞カード、ブックレットなどの写真。写っていないがアナログのインナーはプレーンなホワイト・インナーが使われている。
紙ジャケでは4分の1ほどの部分が折り畳まれた薄いピンクの歌詞カードも紙の質感共々きちんと再現されている。

レーベルはオリジナルの"←360° SOUND 2 Eyes Columbia →"レーベル。

2002年リマスターであるこちらの紙ジャケの音質はほぼ文句なしに素晴らしい。多少堅い感じもするが、アナログのニュアンスに忠実な音である。
ローラのヴォーカルの息づかいまでしっかり伝わるリアルな音だ。

長くなったので、残りは To Be Continued Part 2。


nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 8

parlophone

MASAさん、お帰りなさい!
いつものことながら長期出張お疲れさまでした。

さっそくローラのUP、すばらしいです。
さすが古くからのローラ・ファンのMASAさんだけあって、そのへんのにわかファン(←もちろんぼくのこと^^;)とは格が違いますね。
おかげでとても勉強になりました。

ところで4thアルバムはなぜ今回のライン・アップから外れたのでしょう?
なにかご存知ですか?
by parlophone (2007-12-26 00:48) 

MASA

遼さん、ありがとうございます。
1週間ほど帰りが早まったのがよかったです^^。

4thが外れた理由はよく分かりませんねえ。
このアルバムだけCD化自体がかなり遅かったくらい昔から評価や人気がそんなに高くないせいでしょうか。
でも決して悪いアルバムじゃないんですけどねー。

この4thを含めて、今回リストから外れたアルバムの紙ジャケ化を早いとこお願いしたいもんです。
by MASA (2007-12-26 02:55) 

あ、お帰りになってたんですね。
ローラ・ニーロ2から読んでたんで、気がつきませんでした。というか、ご帰宅早々、精力的にコレクション道に励んでられますねぇ。

Laura Nyroのロゴが、’60年代を想起させてくれます。
by (2007-12-26 12:52) 

MASA

マルコメさん、どうもです。おととい帰って来ました。

ローラ・ニーロはけっこう昔から好きなんです。ちょっとリキが入ってしまいました^^。
マルコメさんも是非紙ジャケ買って聴いて下さい。
by MASA (2007-12-26 15:13) 

DEBDYLAN

出張お疲れ様でした。
僕も昨日で仕事納め。
今日から6連休です^^

ここんとこ、平日はもちろん、休日もなかなかCDショップへ行けてないんで、ローラのアルバム、まだ実物見てないんです^^;

この休み中には行きたいな。
できれば、買っちゃいたい(笑)
全買いは無理なんで、MASAさんの記事などを参考にして選びたいなと思います(^^♪
by DEBDYLAN (2007-12-29 09:39) 

MASA

DEBさん、ありがとうございます。
私もクリスマスから相変わらずグダグダと過ごしております(笑)。

ローラ・ニーロは好き嫌いが別れそうな「NEW YORK TENDABERRY」以外の3枚は超オススメですね。
まあ、余裕があるなら全買いもいいでしょう^^。
by MASA (2007-12-29 14:46) 

DEBDYLAN

>好き嫌いが別れそうな「NEW YORK TENDABERRY」

これ一番最初に買ったローラのCDです(国内盤初CD化の時)。
僕は好きですよ^^
by DEBDYLAN (2007-12-29 20:42) 

MASA

おー、そうなんですか。じゃあどれを買うかはジャケの好みとかそういう判断になりますかね。
でもやっぱり「ELI」と「GONNA TAKE A MIRACLE」の2枚は必携ですかね。
by MASA (2007-12-29 21:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。