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SIOUXSIE SIOUXの2枚 [Rock / Pops]

おととい長期出張から帰って、またダラダラと休日を過ごしているわけだが(笑)、出張中にUKのamazonに注文しておいたSIOUXSIE AND THE BANSHEESの3枚組ベスト・アルバム「THE BEST OF SIOUXSIE AND THE BANSHEES」と、その紅一点ヴォーカリスト、SIOUXSIE SIOUXSIOUXSIE名義で発売したソロとしてはこれが初となるアルバム「MANTARAY」の2枚がすでに届いていた。

2枚とも日本のamazonでも取り扱いがあるのだが、UKの方が送料を入れてもずいぶん安かったために(ていうか、日本のamazon、高すぎでっせ)わざわざそっちへ注文していたものだ。

SIOUXSIEのあの特徴的なアイ・メイクをあしらったデザインのBANSHEESのベスト・アルバムの方は既に2002年に発売されているものだが、その初回限定盤にも付いていたアナログ時代の12インチ・ミックス・ヴァージョン9曲を収録したボーナス・ディスクにアルバムと同内容の15曲のPV収録のDVDを加えた3枚をボックス・セットにして再発したものである。
(ちなみにDVDはUK盤なのでPAL仕様、リージョンはALL、5.1chサラウンド音声。)


'78年のデビュー曲「Hong Kong Garden」から一旦活動を休止した'95年の最後のシングル「Stargazer」までの15曲が収録されている。

ベスト盤というと'81年の「ONCE UPON A TIME」と'92年の「TWICE UPON A TIME」という2枚のベスト盤があり、こちらを両方持っている方が曲数も多くてバンドの全貌を掴むにはいいのだが、しかし何しろ今回のベスト盤は限定盤で、しかも15曲のPVが観られるDVDが付いているボックス・セットとあっては古くからのファンとしてはこれは買わないわけにはいかんよね(笑)。

ちなみにその「ONCE UPON A TIME」「TWICE UPON A TIME」には映像版もあり、それぞれヴィデオとレーザー・ディスクで持っているので両方で24曲のPVが観られるのだが、今回のベスト盤のDVDには今まで未収録だった最後のシングル「Stargazer」のPVが入っているのがミソなのである。

いかにもゴスという感じの、ちょっとおどろおどろしい雰囲気とスージーのあの妖しいメイクが特徴だった初期の頃から、ナチュラル・メイクになり曲調もややポップな感じに変化していく様子が観られるPVはファン必見だろう。
マニアックなバンドだったため、日本の洋楽テレビ番組ではほとんど彼らの曲はかかったことがなかったので見たことがない人の方が多いはずだ。

そのPVから、'83年の全英トップ10ヒットとなったビートルズのカヴァー曲「Dear Prudence」
ちなみにライヴでは「Helter Skelter」もカヴァーしている。


続いて、それまでのゴシックなイメージから一転してスージーのナチュラル・メイクとともにイメ・チェンを図った'91年のアルバム「SUPERSTITION」より、ヒップ・ホップとサイケを融合させたユニークな曲「Kiss Them For Me」

デビュー以前はSEX PISTOLSの親衛隊だったというSIOUXSIEを中心に'78年にデビューしてからもう29年!'95年に一旦活動を休止したものの、2002年頃に再びライヴを中心に活動を始めたBANSHEESだが、最近は音沙汰がなく、SIOUXSIEのソロが出たりしているところを見ると、また活動を休止したのか?
再結成後はライヴ・アルバムを1枚発売しただけなのだが、ちゃんとした新作は出ないのだろうか。数少ないパンク/ニュー・ウェーヴの生き残り組だけに、活動が不安定なのが残念なバンドである。


The Best of Siouxsie and the Banshees

The Best of Siouxsie and the Banshees

  • アーティスト: Siouxsie and the Banshees
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2007/10/01
  • メディア: CD

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変わってSIOUXSIEのソロ・アルバム「MANTARAY」
真っ赤なスリップ・ケース入りで3面開きデジ・パック仕様の初回限定盤である。

SIOUXSIEは今までにBANSHEESのドラマーでダンナさまでもあるBADGIECREATUERSというユニットで実験色の強い内容のアルバムを数枚発表しているが、ソロは今回が全くの初めてである。

SIOUXSIEは確か私と同い年かその前後なのでもう50代に突入していると思うのだが、往年に比べてちょっと声が低くなったかな、という印象があるものの、そんなに老けておらずまだまだ若いのがファンとしてはうれしい。

先ほどベスト盤のところでも書いたが、BANSHEESとしての活動にも音沙汰がなく、今回CREATUERS名義でもないところを見ると、ダンナとも別れたのか?と勘ぐってしまいたくなる唐突なソロ・アルバム発売だ。
まだ聴き込んではいないが内容はちょっと往年のゴスっぽさを残しながらもけっこう骨太なロックを聴かせてくれるアルバムとなっていてなかなかグーな内容である。ファンならこれは必聴盤と言っていいだろう。

PVはシングル・カット曲でアルバムの冒頭に収録されている「Into A Swan」



最近日本のamazonもようやくアナログを扱うようになったみたいだが、アナログも出ている。
お金がないので私は買わないけどね(笑)。
ちなみにこのジャケ写真は逆さまです。

Mantaray [12 inch Analog]

Mantaray [12 inch Analog]

  • アーティスト: Siouxsie
  • 出版社/メーカー: W14
  • 発売日: 2007/09/10
  • メディア: LP Record

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