J-POPの新作3枚 その1:大塚愛「LOVE PiECE」 [J-POP]
前回の続きで、今回は26日に発売になっているJ-POPの新作アルバムを3回に分けてご紹介。
まずは大塚愛の4thアルバム「LOVE PiECE」。
DVD付きの初回限定盤にはCDケースにピンク、ブルー、グリーン、イエロー、パープル、ブラックの6種類のカラー・ヴァリエーションがあり、店頭でしばし迷った挙げ句、私が買ったのは好きな色のグリーン。
グリーンといっても実際は蛍光色っぽいライト・グリーンで、ホテルに帰ってよく手にとってみると私が好きなグリーンとはちょっと違った。私が好きなのはもうちょっと深みのあるこういうグリーンなのだ。これなら飽きが来ないブラックとか、プリンス色の(笑)パープルとかにすればよかったかなあ。でも多分6色全部を制覇したツワモノもいるに違いない。別の色のやつもう1枚買おうかな。いやそんな余裕はまったくない。これ¥4,000近いんだから。
ちなみに性格分析ではグリーンが好みの人には気の小さい人が多いらしいね。ほっとけ!(笑)
内容の方はというと、前作の「LOVE COOK」以降に発売した6枚のシングルが全部入っているので全11曲中新曲は5曲のみというのは正直何だかなあ、という感じはあるのだが、全体の印象はそう悪くない。
この人が書く曲は「さくらんぼ」やこのアルバムに収録されている最新シングル「PEACH」みたいなハッチャケたタイプの曲と、「プラネタリウム」や「恋愛写真」のような泣きのバラード・タイプの曲との両極端な2つのタイプがあり、振り幅の大きい緩急をつけたシングル・リリースをしているのだが、前者のタイプである春に大ヒットした「CHU-LIP」はナメてんのかと思うほどの今までないくらいなハジケ具合が尋常じゃなかった。
ファンの間でもこの曲には賛否両論があり、彼女独特のユーモアを受け入れられない人は拒絶反応を起こしたようだ。
歌番組で披露していた南流石が振り付けを担当したこの曲のフリも完全にナメてたよなあ(笑)。
でも悪ふざけを通り越してそこに爽快感すら感じさせるのは、吉本の芸人のギャグをさんざん見て育った大阪出身の彼女が潜在的に持つお笑い体質の成せる技なんだろうと思う。
個人的にはこのハジケ・タイプや泣きのバラード・タイプのどちらにも当てはまらない「 黒毛和牛上塩タン焼680円」みたいな曲をもっとやってほしいのだが、あの曲はどうも過渡期の例外的なパターンでしかないようだ。
全体的には今回のこのアルバムはシングル曲以外の5曲も結構バラエティに富んだ内容で、とりあえずファンなら満足出来る内容に仕上がっているアルバムだと思う。
こちらにもおじゃましますね。
何故だか「フレンジャー」が好きなんですよ!あのお馬鹿なステージングも良かったですし。
最近、TVでよく観る「クムリウタ」って試聴してみましたら、Amazonのレヴューにも書かれている通り、違和感がありますね。
TVで生声で歌っている方がよっぽど聞き応えがあると思うんですよ。
by chitlin (2007-09-30 09:34)
「フレンジャー」いいですよね。確かに歌番組に出たときのステージングはおバカでしたね。おバカさ加減では「CHU-LIP」にはかないませんけどね(笑)。
「クムリウタ」はこないだ私も歌っているところをTVで観ましたが、やっぱりライヴの方がよかったですね。愛ちんが得意とするエモーショナルなバラード曲の佳作だと思います。
by MASA (2007-09-30 10:44)