歯医者の帰りにLittle Featの紙ジャケを買う [Rock / Pops]
今日は長期出張中の間に外れた上の歯と下の歯の銀歯の治療のため歯医者へ行って来た。
すると下のブリッジにしている歯の方は虫歯が進行しているので新たに治療が必要ということになり、ブリッジを外して歯を削って神経を抜いて来た。ところがこれがまあ、麻酔がかかっていたのにも関わらず先生がグリグリやるのであー痛かった（泣）。
おかげで来週また出張に出るまで毎日歯医者へ通わなくてはならなくなった。上の奥歯の方は型を取って新たに被せればOKだが、何しろ日数がないので下の歯の方は半ば応急処置のまま次の出張に出なきゃならない。あ〜あ。ブリッジがない状態だと３本も歯がないんだよ〜お。
てことで、意気消沈しながらその歯医者の帰りに近所のCDショップへ行き、多くの紙ジャケ・ファンが待ち望んでいたリトル・フィートの紙ジャケがついに発売になったので買いに行く。
予算の関係で全部は買えないので、とりあえず代表作である「SAILIN' SHOES」と「DIXIE CHICKEN」の2枚だけを買って来た。
この2枚はアナログでも持っているので今回の紙ジャケといろいろと比較してみたいと思う。
まずは2nd.アルバムである「SAILIN' SHOES」。
紙が厚すぎない？と思うが、こんなもんだろうか。ジャケの発色もオリジナルに大変近いが、タイトルが書いてある上部の白い部分はアナログではもう少しクリーム色である。
若干トリミングが異なり、紙ジャケの方が裏・表のイラストの左右の部分とジャケの下部分がアナログより僅かに情報量が多いが、これはアナログによって多少個体差があるので何ともいえない違いだろう。
見開き部分もオリジナルに忠実な作りだが、強いて言えば張り合わせの余白部分が紙ジャケの方が狭いことくらい。
インナー・スリーヴの表。
こちらは裏。（てか、どっちが表でどっちが裏なのかよく分からないけど・笑）
インナー・スリーヴが再現されているのは大変うれしいが、私が持っているアナログのものとはデザインが異なる。
もっともこのスリーヴには何種類かのヴァリエーションがあるので、よくワーナー系のUS盤で見かける一般的なスリーヴである紙ジャケの方でも間違っているというわけではないはずだ。
アナログのレーベル。'73年くらいまで使用されていたウグイス色のレーベル。
私の持っているアナログにはPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEのステッカーが貼ってあるのでプロモ盤らしいが、レーベルは白レーベルなわけでもなく、このステッカー以外それを表すような違いは何もない。
こちらは紙ジャケのレーベル。
ウグイス・レーベルを再現している。
続いては最高傑作との呼び声も高い3rd.アルバム「DIXIE CHICKEN」。
かなり以前にレコード・バーゲンで格安で買ったものなのでジャケに擦れが多いのだが（笑）、紙ジャケと比較すると紙ジャケの方が若干色が濃い。
「DIXIE CHICKEN」のタイトル文字の色がアナログでは紫っぽいが、紙ジャケの方は濃紺に近い感じ。
裏ジャケはこちらも張り合わせ部分の余白以外は大変アナログに忠実だ。メンバーの写真もボケや黒ツブレもなく、キレイに収まっている。
インナー・スリーヴの表。
こちらは裏。「SAILIN' SHOES」の紙ジャケと同じもので、このアナログとも基本的には同じ。
でも、
ご覧の赤く印を付けた部分に注目。アナログのスリーヴにあるレコードが紙ジャケのものには載っていない。こういうスリーヴがアナログにもあるのかな？未確認のため不明です。
レーベルはオリジナルならばこちらもウグイス色のレーベルらしいのだが、私のはどうもずっとあとのプレスのようで'74年あたりから使用されているヤシの木の並木道レーベル。
このレーベルもなかなか奥が深いので詳しい説明は省くが、そのレーベルの中でも後期のプレスだ。
紙ジャケのレーベルはこちらもオリジナルどおりのウグイス・レーベルを再現。
音質は2007年最新リマスターということだが、これはちょっと驚いた。
もちろん私のオーディオ環境で聴く限りでの話だが、アナログと同時に鳴らしてCDと切り替えながら聴いたが、大きな違いがなかったのである。
高域と低域を持ち上げメリハリをつけるのがリマスターの常だが、CDの方がはるかに音圧が高い以外そういうことはあまりせず、非常にアナログの雰囲気を損なわないリマスタリングがなされていると思った。
これが今風のリマスターなのか？作り物っぽくなりがちなドンシャリ音のリマスターより、私的にはこういう一見地味ながらアナログの音を大切にしたリマスターは大賛成である。
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こんばんは。
早速、購入さえＲたんですね。
詳細な記事、ありがとうございました。
LPを持っていない僕には、参考になりました。
僕は昔リリースされたCDの『DIXIE CHICKEN』を持っている位なので、今回のリリースを機に少し集めてみようかと考えてました。
やっぱり、この2枚からでしょうか。
『レココレ』誌でとりあげられていた『THE LAST RECORD ALBUM』も気になってます･･･
話は変わりますが、ワーナーさん、ジョニ･ミッチェルやジャクソン･ブラウンは紙ジャケを発売してくれないんでしょうか?
欲しいんです（笑）
by DEBDYLAN (2007-05-23 00:37)
こんばんはー。
私もリトル・フィートはこの2枚しか持ってないのでエラそうなことは言えませんが（笑）、『THE LAST RECORD ALBUM』もよさそうですよね。
ワーナー、ホントにもっと多くのアーティストを紙ジャケ化して欲しいです。私もジョニ・ミッチェルが紙ジャケ化されれば買いますね。
あと個人的にはヴァン・モリソンの紙ジャケ化を強く希望します＾＾。
by MASA (2007-05-23 01:15)
もう買ったっすか！
私もこの2枚は買います。
今日買おう。
ジャクソンン・ブラウン紙ジャケ期待しますね〜。
テクスチャー感メキメキ出して欲しい。
ロック・ミー・オン・ザ・ウォーターのシングルバージョンを
ボートラで！！！
by hamakaze_ataru (2007-05-23 08:23)
お。遂にフィーツの紙ジャケがリリースされたようですね。ローエル・ジョージ存命中のオリジナル・フィーツはアナログUS盤でほぼすべて所有済みなので購入予定はありませんが（ボートラが含まれていれば買ったかもしれません）、70年代のファンキーなロックが好きな人には必ず勧めてきたバンドです。
アナログに忠実なリマスタリングというところがいいですよね。フィーツのような緩いノリを持った演奏でで突き刺さるような音だと幻滅します（笑）。
ワーナーは、次にフェイセズを熱望します！！
by 路傍の石 (2007-05-23 12:28)
大安さん、こんにちは〜。
今歯医者の帰りです。今日は下の奥歯を抜いて来ました。
紙ジャケの出来としてはなかなか納得出来る出来です。今頃CDショップに走ってる頃かな？（笑）。
ジャクソン・ブラウンの並々ならぬファンである大安さんとしては是非とも紙ジャケ実現して欲しいところでしょうね。私も何枚かは欲しいものがあります。
by MASA (2007-05-23 16:28)
路傍さん、どーもです。
>オリジナル・フィーツはアナログUS盤でほぼすべて所有済みなので
おー、羨ましい！私も集めようと思っていたのですが、なかなか他のアルバムが入手出来ず、見つけても後期プレスやボロ盤ばっかで途中で頓挫したまま今日に至っています。
また探してみようかな〜＾＾。
by MASA (2007-05-23 16:34)
歌詞、対訳つきでしょうか？
今まで国内版のCDには対訳ついていなかったので
教えてもらえるとありがたいです、
by おおあし (2007-05-23 17:32)
おおあしさん、はじめまして。
解説・歌詞・対訳の載ったブックレットが2枚とも付いています。
今回はこれ以外のアルバムにも全部付いていると思いますよ。
安心してご購入ください＾＾。
by MASA (2007-05-23 17:57)
アナログ盤との比較、とても楽しめました＾＾
ぼくもしっかりした音作りはとても気に入りました。
ワーナー・ミュージックの紙ジャケはなかなか満足度が高いですね。
ブログでMASAさんのブログを紹介させていただきました。
よろしくお願いします＾＾
by parlophone (2007-05-25 00:34)
遼さん、ありがとうございます。
さきほど遼さんのブログの方へコメントさせていただきました。
クルマの故障、大変でしたね＾＾。
by MASA (2007-05-25 01:11)
家にMASAさんと、同じ仕様のSAILIN' SHOESがあります。
私はDUにもう前に予約を入れていたのですが、電話が来て『初回分はいっぱいになってしまって、26日頃のお渡しになります』と言われてしまいました。何を～と思い、22日に他のショップに在庫を確認したのですが、予約で上記2枚はありませんとのこと。
しょうがないので、待っているところです。
手に入れたら報告したいと思います。
by pink island (2007-05-26 06:53)
pinkさん、どうもです＾＾。
予約してたのに発売日に入手出来ないくらい売れてるんですねえ。すごいですね、この人気ぶり。
出来は割といい方だと思いますが、楽しみにお待ちください。
by MASA (2007-05-26 17:28)