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トッド・ラングレン その2 [Rock / Pops]

本題に入る前に臨時ニュース!ポール・マッカートニー夫妻が離婚したそうです。今チラッとホテルのCATVのニュースの見出しで知ったばかりなんで詳細不明(笑)。

さて、本題です。
今回のトッド関連のアルバムの紙ジャケ化で目玉なのが初紙ジャケ化されるトッドが在籍していたバンド、ナッズ(NAZZ)の3枚ですが、ファンのくせに私はこの3枚はまったく素通りしたので聴いたことがありません(汗)。でも紙ジャケはやはり買わないと思います。基本的に未知のアーティストは紙ジャケをいきなり買うくらいならその前にオリジナル・アナログ盤をゲットした方がいいと思うタイプなので^^。

話は変わって、『未来から来たトッド』『ミンクホロウの世捨て人』『HEALING』『RA』など、名盤・名作が多いトッドのアルバムですが、今回はそんなトッド/ユートピアのアルバムの中で私が大好きなちょっと異色のアルバムを取り上げたいと思います。


右の写真は'82年のユートピアのアルバム『UTOPIA』
トッドの音楽は基本的にはポップでメロディアスで耳に馴染む反面、アルバム『A WIZARD A TRUE STAR』『TODD』の中で聴かせるそれを自ら拒絶するかのような破壊的でプログレッシヴな面も持っていますが、ユートピアはこのトッドのダークサイド(笑)を押し進めた音楽をやるために結成した別プロジェクトでした。しかし途中からしだいにソロとの境界線が曖昧になっていき、この時期のユートピアはビートルズなど'60年代ブリティッシュ系ロックを基本にしたポップな展開になっています。
このアルバムはまあそんなにいい出来とは言い難いものの個人的には大好きで、まるでXTCじゃん!という「Fell Don't Feed Me Now」をはじめ、ビートの利いたポップ・ロックが堪能出来るアルバムです。
ちなみにトッドがアンディ・パートリッジとケンカしながら制作したXTCの名作『SKYLARKING』をプロデュースするのはこの5年後。

左上はトッドが'77年(だったかな?)に発表したカヴァー・アルバム『FAITHFUL』
ヤードバーズの「幻の10年」に始まり、ボブ・ディラン「我が道を行く」、ビートルズ「Strawberry Fields Forever」「Rain」、ビーチ・ボーイズ「Good Vibrations」などの名曲を完コピに近い出来で聴かせるA面とオリジナル曲で埋められたB面という内容ですが、何と言ってもA面がサイコー。その再現度の高さに聴く度にニンマリしてしまいます。
ちなみにこのジャケ写はCDのものですが、アナログではジャケ上のアルバム・タイトルとアーティスト名は黒文字ではなく無地でエンボス加工されています(アナログ盤未所有)。さながらジャケだけはトッド版ホワイト・アルバムといった趣きあり(笑)。

次に『FAITHFUL』とともにビートルズ・ファンには是非聴いて欲しいアルバムを2枚ご紹介します。


左上のジャケ写真、もうお分かりでしょうが『 MEET THE BEATLES ! 』のジャケのパロディになっているユートピアのアルバム『DEFACE THE MUSIC』
内容の方もあのラトルズもビックリ!の全編ビートルズ・パロディで、出来はラトルズに一歩譲るものの、ファンならみんな笑える内容で非常にうまくパロっています。ラトルズが大好きな方は必聴と断言しましょう。

左上もすでにピンと来た方もおられるでしょう。'66年にジョンのキリスト発言に端を発し、アメリカで巻き起こったビートルズ排斥運動を報じた写真を拝借したパロディ・ジャケの『SWING TO THE RIGHT』
ジャケの猿顔っぽい少年(笑)が手にしているのはまさにこのアルバムで、その中にもこのジャケの写真が...と延々と続く合わせ鏡的なオフザケになってます。
ちなみにオリジナルの写真はこれ↓

手に持っているのは『MEET THE BEATLES !』。この時いったい何枚のビートルズのUSオリジナル盤が焼かれたんだろうか。ああもったいない。
先に挙げた『UTOPIA』同様、このアルバムもポップ・ロックながら、残念ながら出来の方はイマイチ(笑)。ジャケだけで楽しみましょう。


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milk_tea

あ!MASAさんのところで、ポールの離婚、触れてたんですね!
こちらにコメントするほうが自然だったかなー?
(parloさんのところに割り入ってグダグダ書いてきたところ)
ああ書いてからまた考えたんですけど、やっぱりポールも、当初は
若い女の魅力にフラッときたのだけど、結局は「ああ、やっぱり俺の
妻は生涯リンダだけだ!もういい、独身で人生終えるよ!あちらで
また会おう、リンダ」とか思ったのかもしれない。
それにだいたい、地雷廃止だ、捕鯨禁止だ、など騒いでいるヤツに
限って、自分のすぐ近くにある本当に大事なモノをおろそかにして
いたりするんですよね。
私の周りにも居ます。動物愛護を声高に叫んで、人間にはやたら
冷淡な人が。
何が言いたいのかさっぱりわかりませんが(笑)、ポールの離婚、
なんだかとってもショックです。
あ、トッド・ラングレン?でんでん聴いた事ないんです・・・。
(単なるブログ荒らしの様相^^;)
by milk_tea (2006-05-18 22:44) 

MASA

今行って来ましたよ、parloさんのところ。またしても下ネタ炸裂ですか?(笑)。アッチの方が元気じゃなきゃ若い女性と結婚なんかしませんて(笑)。
でもいかにも大スターっぽくて、年甲斐もなく元気だなあと思ったりしましたけど、結局こうなりましたか。
大体ミルズさんとの結婚は娘たちに随分反対されたそうですね。
ひょっとしていまだにそうで、とうとう離婚にまで至ったとかじゃないだろうなあ。

リンダが亡くなった後再婚するまでのインターバルがすいぶん短かかったですが、やっぱりポールは愛妻がいなくなった淋しさを早く埋めたかったんじゃないかなあと思いましたけどね。基本的に淋しがりなんじゃないかな、ポールは。

>妻は生涯リンダだけだ!もういい、独身で人生終えるよ!あちらで
また会おう、リンダ」とか思ったのかもしれない。

う〜ん、これは実際どうだろう。ま、リンダ一筋の愛妻家ではあったけれど「英雄色を好む」とかいうし、淋しがり屋だとすれば懲りずにそのうち新恋人発覚!なんてことがありそうな気もしますけどねー^^。
by MASA (2006-05-18 23:54) 

路傍の石

トッド・ラングレン聴きたいです。昔『RUNT』を聴いて、なんてメロディーのセンスに長けた人だろうと度肝を抜かれましたが、それ以外はほとんど聴かずじまいでした。紙ジャケ欲しい。ちなみに拙は、初めてのブツは紙ジャケから入ります(笑)。
えーっと、あれ?ここはポールの離婚に関するエントリーでしたか。。。そういや最近のニュースでは、ミック・ジャガーが18歳の小娘に手を出したことが報道されてましたが、見た目は老けていもアッチが若いって素晴らしいことですよおおおおお!!
by 路傍の石 (2006-05-19 00:51) 

MASA

>あれ?ここはポールの離婚に関するエントリーでしたか。。。

なんか別の話題で盛り上がってしまいました(笑)。

>ミック・ジャガーが18歳の小娘に手を出したことが報道されてましたが、

え〜っ、ホントですか?!ミックったら、まったく(笑)。60過ぎても精力有り余ってる感じですもんね。でも淫行はいけませんねえ。

紙ジャケから入る路傍さんなら、トッドはおすすめですよ。
是非何枚か入手して聴いてみて下さい。
by MASA (2006-05-19 12:29) 

幻燈遮断機

MASAさん、こんちは。
ベタですが僕は「サムシング・エニシング」が愛聴盤ですね!
トッドの紙ジャケはまだあると思っていても、何時の間にか店頭から姿を消してしまうので「あるとき買い」が基本ですね。^^
by 幻燈遮断機 (2006-05-21 16:06) 

MASA

>トッドの紙ジャケはまだあると思っていても、何時の間にか店頭から姿を消してしまうので「あるとき買い」が基本ですね。

ところが、うちの近所のCDショップでは'99年に出た時の「A WIZARD A TRUE STAR」と「SOMETHING / ANYTHING」がまだ売れ残ってます(笑)。
そんな店もありますが、でも基本的には「あるとき買い」ですよね。
今回私が載せたアルバムはどれもいいので、来月紙ジャケが出たら、お持ちでないものがあったら全部とは言いませんが、何枚かは是非。
この他にもファーストの「RUNT」、'80年の「トッドのモダン・ポップ黄金狂時代」とかもグー、あとはユートピアの「RA」、「INITIATION」あたりはかなりプログレ色が強いので幻燈さんには超オススメです^^。
by MASA (2006-05-22 13:44) 

Refugee

MASAさん。
トッドですか。あの人のポップなメロディ感覚は、なかなか素晴らしいですよね。
私も、そのうち、いろいろ聴いてみようと思いつつ、ソロが二枚とユートピア一枚しか持ってないですねぇ。

ところで、ご協力いただいたロンドン・タウンですが、とりあえずのまとめをしておきましたので、よろしければご覧ください。
by Refugee (2006-05-23 11:57) 

MASA

Refugeeさん、どうもです。
これを機会に是非トッドお聴き下さい^^。

>ところで、ご協力いただいたロンドン・タウンですが、とりあえずのまとめをしておきましたので、よろしければご覧ください。

お、そうですか。ありがとうございます。これからさっそく拝見しに参ります。
by MASA (2006-05-23 20:57) 

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