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「BACK TO THE EGG」プレスキットCD BOX [The Beatles]

ここ3日ばかりモバイルの電波が届かない長野県某所の山の中(木曽方面)にいたため、更新も閲覧も不可能な状態でありました。私の携帯はPC用のサイトが見られるのでそれで何とか閲覧程度は出来たのですが、何とも不自由でありました。こんな状況に置かれると、もう私の生活にインターネットが不可欠であることを認識してしまいます。

4月に入って初めての更新は、 MST!さん(お久しぶり)、お待たせしました。見てますか?(笑)。随分と間が空いてしまいましたが、1月にお約束したとおりWINGSの「BACK TO THE EGG」のプレス・キットのCDボックスをお見せします。みなさんもどうぞご覧下さい(^o^)/~

ハダカのまま保存していたため4隅に若干の擦れがありますが、10数年前に札幌のタワレコで新品で入手したものです。

ご覧のとおりLP大のボックスの中にはCDの他、Tシャツ、目玉焼き型キーホルダーとバッジ、ステッカー、メンバー5人の小さいカードとジャケ写真のポストカード、ブックレットが入っています。何でもこれは'79年にアナログ盤が発売された時のプレスキットをCD化の時に復刻したものであるということらしいです。
こんなコレクタブルなものがGET BACKみたいなマニア御用達の専門ショップではなくフツウのタワレコにさりげなく置いてあったことが不思議というかラッキーというか。さもなければ入手することはまずなかったでしょう。

そんでついでにアナログもご紹介しちゃいますが、このアルバム、デザインがあのヒプノシスで、ウイングスを手掛けるのは「VENUS AND MARS」「SPEED OF SOUND」「WINGS OVER AMERICA」に続き4枚目となりますが、UK盤とUS盤とではレーベルに使われている目玉焼きの写真がAB面ともそれぞれ違うものが使われています。


左がUK盤、右がUS盤のA面のレーベル。
US盤のレーベルの下にはCOLUMBIAのロゴがあります。


同じく左がUK盤、右がUS盤のB面のレーベル。

全然違いますね。UK盤の方が焦がさずにうまく焼けてます(笑)。まあこの辺は多くのマニアのみなさんならとっくにご存知でしょうが、「WINGS OVER AMERICA」でもUK盤とUS盤でインナーのデザインの一部やイラストの一部が微妙に違っていたり(国内盤はUS盤と同じ)、ピンク・フロイドのアルバムなどにもUK盤とUS盤ではちょっとした違いがあったりと、ヒプノシスにはどうも遊び心があるデザイナーがいるらしいです(笑)。

ちなみに、このボックスに入っていたリマスターされる以前のUK盤と、国内紙ジャケCDのレーベル写真を参考までに。


UK盤は紺色バックのNIMBUSプレス、国内紙ジャケはUKアナログ盤A面のレーベルを再現しています。

前作の「LONDON TOWN」は、一世を風靡したあの「SATURDAY NIGHT FEVER」のサントラ盤にギネス記録級の長期間に渡り1位の座に居座られたため(この記録はのちにMichael Jacksonの「THRILLER」に抜かれる)、全米チャートではとうとう首位にはつけず2位止まりだったのですが、これはCapitolが「LONDON TOWN」の宣伝をお金をかけてちゃんとやらなかったせいだとポールが怒り、このアルバムを最後にCapitolとの契約を切って新たにCBS Columbiaレーベルと契約することとなります。その第1弾がこの「BACK TO THE EGG」でした。

でも1位になれなかったのは宣伝のせいじゃないんじゃないかなあ、ポール?(笑)決して悪いアルバムじゃないけど、全米が"フィーバー"していたあのサントラにはどんなアルバムであろうとも到底勝てるわけない勢いがあったのは事実。そういう状況下で2位まで行きゃ上々だろうと思いますが、しばらくチャートのトップが指定席だったので不満があるのは分かるけど、怒るこたぁないな(笑)。

ちなみにこのアルバム、個人的にはぶっちゃけそんなにいいアルバムだと思いません。ジミー・ペイジ、ピート・タウンゼントなどなどの豪華メンバーによる「ロケストラのテーマ」が話題になったりはしましたが、どうも決め手に欠け、ポールらしからぬ冴えない感じがします。
ウィングスは翌'80年、ポールのマリファナ所持による日本での逮捕劇がきっかけでツアーに対してネガティヴになり、それによりメンバー間もギクシャクしてきたことなどが原因で遂に解散、その意外に長かった歴史に幕を下ろし、その後ポールはおよそ10年振りにソロ活動に入りました。


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MST!

MASAさん こんばんは!
>MST!さん(お久しぶり)、お待たせしました。見てますか?(笑)。
MASAさんのblogは毎日 伺ってますよ~♪

僕にとっては リアルタイムPAUL McCCARTNEYはこのアルバムからスタートだったので、このレコードは聴きまくっていた思い出があります・・・

「BACK TO THE EGG」のプレス・キットのCDボックス
やっぱり豪華ですね~!

昔は大型輸入レコード店なんかでは時々見かけてはいたんですが
いつも後回しにしていて結局買わなかったんですよ(笑)

でも・・・・
見かけなくなってから、欲しい!と思ったのですが・・・
そのときには もう遅かった・・・

やはりMASAさんのBOXを見ていたら いいですよね!欲しい!!!
それとアナログ盤ですがUS盤のレーベルも中々いいですね!

僕はUK盤しか持っていないので今度探してみま~す・・・
by MST! (2006-04-05 22:46) 

幻燈遮断機

MASAさん、こんばんは。
へぇ~、こんなのが出てたなんて知りませんでした。面白いですね!
表と裏でレーベルの目玉焼きの焼き方が違うなんて、アナログならではの遊び心ですね。
B面はお湯をさしてあるわけだ。^^
A面が晴れでB面が曇り空ってわけですね。(つまり、そういうことですよね)
改めて聴くと、なるほどB面曲はどんよりしたイメージな気も。

>このアルバムを最後にCapitolとの契約を切って新たにCBS Columbiaレーベルと契約することとなります

なるほど。レコード会社を移籍したので
「Back To The Egg」、原点に戻るという意味があったんだ。納得。
でも、アルバムのほうは(ポールの)原点に戻ったって感じは無いですね。^^
あっ、ウイングスの原点って意味かな?
まぁ、どっちでも同じか。
MASAさんが記事にしたのを機に、数年ぶりに聴いてみました。
デニー・レインの曲が一曲入っていたり、
明らかに「思いつきでやっちゃいました」的なロケストラ、(ロック+オーケストラ)といい(音のダンゴ状態で誰が何弾いているのかわかりゃしない)
初めて聴いたときの「?」な感じはそのままでしたが
個人的発見もあって面白く聴け、意外でした。
例えばアルバムからは浮いている、(というより邪魔だと思っていた)デニー・レインの「Again &~」のキーボードがスモール・フェイセズっぽくてなかなか良いと思ったり。
(↑↓あくまで個人的見解です)
アルバム通して結構キーボード使っているなぁとか。

>個人的にはぶっちゃけそんなにいいアルバムだと思いません。

それをこれだけ持っているMASAさんって、やっぱりスゴイなぁ。
僕もポール、ウイングスの中では、やっぱり聴かないほうのアルバムだけれど、
ポールのアルバムって彼にしか書けない良いメロディがどのアルバムにもあるので、「傑作」はあっても「駄作」は無く、「駄作とまではいかない良作」になっちゃうんですよね。
って思っているの僕だけ?
by 幻燈遮断機 (2006-04-05 23:51) 

だー

MASAさん、こんばんは。

「Back To The Egg」プレスキットBOXとても豪華ですね!
ヤフオクなんかでもお目にかけた事もありませんでした。

私もUK盤を2枚持っていますが、購入してから3回位しか聞いたことがないアルバムです。なのでレーベルの目玉焼きの写真が違うものが仕様されていたとは初めて知りました。

私の持っているUK盤のマトリクス番号は1枚が「-2/-2」でもう1枚が「-2/-1」なのでしたが、このタイトルはどのマトリクス番号が初盤なのかご存知でしょうか?
またMASAさんの所有されている盤のマトリクス番号を教えていただけないでしょうか?
by だー (2006-04-06 00:05) 

MASA

MST!さん、こんばんは。遅まきながら、ようやくお約束が果たせました(笑)。

>昔は大型輸入レコード店なんかでは時々見かけてはいたんですが
いつも後回しにしていて結局買わなかったんですよ(笑)

こーゆーブツは見つけた時が買い時(笑)。その時迷わず入手しておかないと後悔しますよね。私も経験あります。

このアルバムのUS盤って最近は意外に見かけない気もしますね。UK盤の方が人気がありますからね。
もし見つけたら入手してUK盤と比較してみて下さい^^。
by MASA (2006-04-06 00:21) 

MASA

幻燈さん、こんばんは。

>A面が晴れでB面が曇り空ってわけですね。(つまり、そういうことですよね)

いや、というか、これはA面に書いてある"SUNNY SIDE UP"というのが黄味を上に向けた片面焼きで、B面の"OVER EASY"というのが両面焼きだったような?ま、そんな単純な意味ですね(笑)。

>ポールのアルバムって彼にしか書けない良いメロディがどのアルバムにもあるので、「傑作」はあっても「駄作」は無く、「駄作とまではいかない良作」になっちゃうんですよね。

なんかピンと来ないアルバムではありますが、まさにそのとおりだと思いますね。そこがポールが非凡な才能の持ち主である所以(ゆえん)ですね。
by MASA (2006-04-06 00:36) 

MASA

だーさん、どうもです。

>私の持っているUK盤のマトリクス番号は1枚が「-2/-2」でもう1枚が「-2/-1」なのでしたが、このタイトルはどのマトリクス番号が初盤なのかご存知でしょうか?
またMASAさんの所有されている盤のマトリクス番号を教えていただけないでしょうか?

いやあ、初版はどうでしたっけね。自宅じゃないもので調べるにも資料がないのでよく分かりません。自分が持っている盤の枝番も書いておこうと思ったのにうっかり調べてくるのを忘れたんですよね。出張から帰ったら調べて見ます。
でも初版は「-1/-1」とかではなかったような気がしますけどね。
by MASA (2006-04-06 00:56) 

Reiko

MASAさん、みなさん、こんばんは。

「BACK TO THE EGG」のプレス・キットのCDボックス、
なかなかいいですね。
もう、入手困難でしょうね。

「BACK TO THE EGG」
わたしも、UK盤しかもっていなくって。
ちなみに、マト両面2でした。

US盤も今度、ゲットしたいです。

Capitolとの契約を「LONDON TOWN」で打ち切って、
CBS Columbiaレーベルと契約したことしりませんでした。
ほんと、あまり知らないわたしです。
そういえば、US盤Columbiaで、「TUG OF WAR」
を持っています。これは凄い安く購入しました。
by Reiko (2006-04-12 20:00) 

Reiko

たびたび、すいません。
先程のちょっと訂正します。

>Capitolとの契約を「LONDON TOWN」で打ち切って、
>CBS Columbiaレーベルと契約したことしりませんでした。
なんですが、CBS Columbiaレーベルになったことは、
いつもお世話になっているかたから、教えてもらったことがありました。
どうしてかは、知りませんでした。
わたしのもっているUS盤Columbiaで、「TUG OF WAR」は、80年代の再発のよ
うです。

では、失礼いたした。
by Reiko (2006-04-12 21:03) 

MASA

Reikoさん、どうもです。
私も「McCARTNEY II」と「TUG OF WAR」は当時リアルタイムで買ったのがUS Columbia盤で、UK Parlophone盤は未入手です。あの頃はUS盤の方が入荷が早かったので思わずUS盤を買っちゃいましたね。後から入荷したUK盤はUS盤より\1,000くらい高かったし、置いてる店も少なかったしなあ。
Columbiaと契約した後、古いアルバムもColumbiaレーベルから再発されましたよね。あまり売れなかったので、今となっては結構レアかも?
by MASA (2006-04-12 22:05) 

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