ストーンズ今度は「でかジャケ」

ついにこの3月日本にやって来るストーンズですが、これに合わせてDECCA / LONDON時代のアルバムが紙ジャケ化されるのに続き、今度は東芝EMIからストーンズ・レーベル時代の「STICKY FINGERS」から「TATOO YOU」までの8枚のアルバムが『でかジャケ』となって3/15に発売されることが決定したようです。定価は各\3,000。

昨年（一昨年だっけ？）ユニバーサルがロック・クラシックの名盤の数々をでかジャケで発売しましたが、でも評判も売れ行きもあまり芳しいものではなかったように思います。
東芝としては過去ストーンズのアルバムは2度紙ジャケ化しているため、3度目ではインパクトが弱いので目先を変える意味で今回は「でかジャケ」での発売を決定したのではと勝手に想像しますが、しかしこの「でかジャケ」ってどうなんですかねえ。

アナログ盤をミニチュア化するという遊び心と、12~13cm四方の紙製のCDサイズに込められたオリジナル盤の再現度に我々音楽ファンが一喜一憂しながら楽しむという紙ジャケに対し、明らかに本末転倒な感じのこの「デカジャケ」に意味はあるのか、というと甚だ疑問ですね。
まああるとしたら、アナログを知らないCD世代にアピール出来るということかも知れませんが、こんなものを買うんなら中古レコ屋へ行って国内盤でいいから安いアナログを買った方がいいと思う。とりあえずこれでジャケは入手出来る。すでにCDを持っているのであれば、この方が絶対安上がりでしょ（笑）。

とはいうものの、この「でかジャケ」、今まで築いてきた紙ジャケのノウハウで作られるわけですから、オリジナル盤の再現度はかつての国内盤アナログ時代のものより出来がいいかも知れないというのがちょっと気になるところですね。「STICKY FINGERS」はちゃんとジッパー付きジャケ、「EXILE ON MAIN ST.」には12枚綴りのポスト・カード付き、「SOME GIRLS」ももちろん穴空き（でもスリーヴの写真のオリジナル再現化はもはや無理でしょう）、「EMITIONAL RESCUE」にもあの特大ポスター付き、ということですし。でも2枚組の「EXILE ~」なんか中身がCD1枚じゃ軽いし迫力ないだろーなー。インナー・スリーヴとかの再現もどうするんでしょうか？中身がカラッポのままインナーだけ挿入？
何だかんだ言いつつも、結局興味を惹かれるのがマニアの性ですね〜（笑）。

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ここで訂正があります；
よく調べたところ、今までCD1枚に全曲収まっていた「EXILE ON MAIN ST.」は、このでかジャケでは2枚組で出るようです（価格もこれのみ\3,800也）。あ、もしかしてすでに国内盤の紙ジャケも2枚組で出てたんでしょうか？（ファンのくせに知らねーのかよ）
私はあのプラ・ケース入りのUK盤の紙ジャケしか持っていないのでよく分かりませんです（汗）。