AKB48「So long !」と柏木由紀「ショートケーキ」：rolling beat blog　：So-net blog

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AKB48「So long !」と柏木由紀「ショートケーキ」　[AKB48] [編集]

昨年末に発表された河西智美に次いで、先日のともちん（板野友美）と仁藤萌乃の突然の卒業発表、そのちょっと前にはNMB48、SKE48からもそれぞれ主力を含むメンバーの大量脱退があったり、かと思えば最近は1期生の峰岸みなみがまさかのスキャンダルを起こし、その反省から丸坊主になって物議を醸して、結果クビは免れたものの一気に研究生に降格など、何だかバタバタしているAKBグループ周辺ですが、いくらバタバタしていてもAKB48のことはキライにならないで下さいっ！

ということで、毎年この時期になると恒例のようにリリースされるAKB48の春うた／卒業ソングの新曲「So long !」が先日発売されました。

ワタシは今回も初回限定盤3種類をゲットしましたが、この「So long !」、先日3日連続で放送されたAKBのドラマのテーマソングでもあり、聴き込むほどにさわやかないい曲です。

この新曲でついにセンターをまゆゆ（渡辺麻友）が務め、その脇をぱるる（島崎遥香）と松井珠理奈のふたりが固めるというフォーメーションはグループの世代交代が静かに進行中であることを示しているようです。

今回もカップリング曲にハズレがなく、どれもなかなかの出来。Team-Bが歌う「そこで犬のうんち踏んじゃうかね？」なんていう、NMB48の「北川謙二」以来のアホらしいタイトルの曲も（笑）。

DVDに収録されているそれぞれのPVもなかなか面白いんですが、大林宣彦監督（相変わらずE.L.O.のジェフ・リンそっくり・笑）が撮った1時間以上に及ぶもはやPVとは呼べない出来の「So long !」のPVはちょっと問題作かも。

2004年に起こった中越地震と一昨年の東日本大震災を取り上げ、まゆゆと珠理奈をメインにしてその復興に向けた希望や未来がテーマになった内容ですが、これはAKBのPVとしては長過ぎるしテーマが重いし、なんか説教臭くて個人的にはどうなんだろ、という出来。

ファンの間でもやはり不評な意見が多いようですが、まあ大林監督らしいといえばらしい作風ではあるものの、さりげなく自分の撮った映画の宣伝ぽい部分があったりするのはどうかと思うし、この監督の映画を全く観たことがなく作風を知らない人なら拒否反応も更に大きいのではないかと思います。
とにかくPVとしてはやりすぎではないかと思うし、短編映画としても何か中途半端だし、個人的には何回も観たくなる作品ではありません。

TYPE-BのDVDには来月公開になるディズニー・アニメの「シュガー・ラッシュ（原題：Wreck-It Ralph）」の今まで部分的にしか公開されていなかったPVのフル・ヴァージョンが収録され、やっと全編が観られるようになったのはウレシイ。

「ヘビーローテーション」のPVや、最近は沢尻エリカ主演の映画「ヘルター・スケルター」を撮った蜷川実花監督が"AKB史上もっともカワイイPVを目指した"というだけある実に可愛くてカラフルでポップな出来のPVは曲自体の良さもあって何回観ても観飽きない。

この曲、収録されているのはPVだけで残念ながら楽曲の方は今回のシングルには未収録。聴きたい人はサントラ盤でどーぞ（ワタシは輸入盤を購入済み）。

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変わって今度はついにソロ・デビューを果たしたゆきりんこと柏木由紀のデビュー・シングル「ショートケーキ」をご紹介。

こちらはゆきりん主演の深夜ドラマ「ミエリーノ柏木」のテーマソングでもあり、意外にそこそこの歌唱力があるゆきりんによく似合う爽やかな曲でなかなかいいです。先週のオリコンのウィークリー・シングル・チャートでは堂々の2位を記録。

DVDにはこのPVと、ゆきりんのガイドによる故郷の鹿児島県の紹介、グルメ・レポートなどを収録。
3種類のCDそれぞれで異なるカップリング曲も悪くないし、デビューとしては上々だと思います。

日頃「腹黒い」とか「リアクションがオーバー」などと言われるゆきりんですが（笑）、この曲で推しのファンも増えることでしょう。