Bob Dylanのヘンなレコード [Analog]
最初にぶっちゃけますが、ワタクシ、ボブ・ディランは決して嫌いではなく好きな曲だってあるものの、実は基本的にちょい苦手なアーティストなんです。
その最大の理由はポップじゃないから(笑)。そんなことを言うと「ハァ?オマエはディランに何を求めてるんだよ?ワケ分かんないこと言いやがって。」とコアなファンにフルボッコにされるかも知れません(笑)。
「ディランは音楽そのものよりも歌詞に込められたメッセージ性が大事だ」なんてことをよく言われ、まあそのとおりなんだとも思うし、求めてるものが筋違いなのもよく分かってはいるのです。
しかし歌詞の内容よりもまず音楽として曲やメロディやサウンドそのものをどうしても第1に捉えてしまうワタシにとって、ディランほど取っ付きにくいアーティストもいません。
それでも何とかディランを理解しようと「THE FREE WHEELIN'」とか「BLOND ON BLOND」とか「JOHN WESLEY HARDING」など、何枚かのアルバムは所持していて、分からないなりに聴いてはおります。おかげで最近ようやく少しは良さが分かって来たような気がしています。
そんな中、15年くらい前に入手したベスト・アルバム「BOB DYLAN'S GREATEST HITS」のUSオリジナル盤があるのですが、これが何ともミョーなブツなんです。
まずジャケがこちら。
裏ジャケの写真がこちら。まあ、ジャケに関しては裏も表も至って普通です。
実はこれ、モノラル盤だということで、そのわりに値段が安かったので入手したものですが、ジャケの左端上にあるレコード番号"KCL 2663"もモノ盤のレコード番号です。(ちなみにステレオ盤だと"KCS 9463")
レーベルもモノ盤用の"MONO"の表記があるオリジナル・レーベルです。
が、しか〜し!これ、収録されているのはなぜか全曲ステレオ・ヴァージョンなんです。
買った当時、家に帰ってさっそくターンテーブルに乗せてかけたところ、最初に聴こえて来た「Rainy Day Women #12 & 35」のイントロがステレオだったので「ハァ〜?なんでやねん?!(`Д´)ノ」となりました(笑)。聴き終えると結局全曲ステレオ・ヴァージョンだったのであります。
レーベル外周に彫られているマトリクス番号も"XSM 117277-1A"(A面)、"XSM 117278-1C"(B面)とモノ盤の番号なのでレーベルの貼り間違いということでもなく、ジャケもモノ盤用のものだしこれは解せません。要するにすべてモノ盤仕様なのに肝心の音源はステレオというナゾのレコードです。
なぜこのようなことが?全くもって不思議です。やっぱりこれはミス・プレス盤ということになるんでしょうか?
ちゃんとしたモノ盤を所有しておられる方がもしいらっしゃったら、よろしくご教示下さい〜。
その最大の理由はポップじゃないから(笑)。そんなことを言うと「ハァ?オマエはディランに何を求めてるんだよ?ワケ分かんないこと言いやがって。」とコアなファンにフルボッコにされるかも知れません(笑)。
「ディランは音楽そのものよりも歌詞に込められたメッセージ性が大事だ」なんてことをよく言われ、まあそのとおりなんだとも思うし、求めてるものが筋違いなのもよく分かってはいるのです。
しかし歌詞の内容よりもまず音楽として曲やメロディやサウンドそのものをどうしても第1に捉えてしまうワタシにとって、ディランほど取っ付きにくいアーティストもいません。
それでも何とかディランを理解しようと「THE FREE WHEELIN'」とか「BLOND ON BLOND」とか「JOHN WESLEY HARDING」など、何枚かのアルバムは所持していて、分からないなりに聴いてはおります。おかげで最近ようやく少しは良さが分かって来たような気がしています。
そんな中、15年くらい前に入手したベスト・アルバム「BOB DYLAN'S GREATEST HITS」のUSオリジナル盤があるのですが、これが何ともミョーなブツなんです。
まずジャケがこちら。
裏ジャケの写真がこちら。まあ、ジャケに関しては裏も表も至って普通です。
実はこれ、モノラル盤だということで、そのわりに値段が安かったので入手したものですが、ジャケの左端上にあるレコード番号"KCL 2663"もモノ盤のレコード番号です。(ちなみにステレオ盤だと"KCS 9463")
レーベルもモノ盤用の"MONO"の表記があるオリジナル・レーベルです。
が、しか〜し!これ、収録されているのはなぜか全曲ステレオ・ヴァージョンなんです。
買った当時、家に帰ってさっそくターンテーブルに乗せてかけたところ、最初に聴こえて来た「Rainy Day Women #12 & 35」のイントロがステレオだったので「ハァ〜?なんでやねん?!(`Д´)ノ」となりました(笑)。聴き終えると結局全曲ステレオ・ヴァージョンだったのであります。
レーベル外周に彫られているマトリクス番号も"XSM 117277-1A"(A面)、"XSM 117278-1C"(B面)とモノ盤の番号なのでレーベルの貼り間違いということでもなく、ジャケもモノ盤用のものだしこれは解せません。要するにすべてモノ盤仕様なのに肝心の音源はステレオというナゾのレコードです。
なぜこのようなことが?全くもって不思議です。やっぱりこれはミス・プレス盤ということになるんでしょうか?
ちゃんとしたモノ盤を所有しておられる方がもしいらっしゃったら、よろしくご教示下さい〜。
Bob Dylan's Greatest Hits [12 inch Analog]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Columbia
- メディア: LP Record
こんにちは
同じくというか・・・
訳詩を読んでもわからぬまま、自分勝手に聴いています(反省)
ステレオ・ヴァージョンなMONO
不思議なものがあるんですね。
ただ、アメリカらしいといえばアメリカらしいかもしれませんね。
なんでもアリというか・・・(笑)
by paddies (2012-05-01 16:55)
さっそくどーもです^^。
ディランは訳詞を探すのもめんどくさいし、もちろん英語のままじゃよく分かんないし、ということで深くまで理解しにくいのが日本人にとっては難点ですよね。
このレコ、全く不思議です。
こんなの日本なら大クレームものですが、アバウトなアメリカならではですね(笑)。
by MASA (2012-05-01 18:23)
まったく同じ例が、米EPICからリリースされたヤードバーズ『LITTLE GAMES』がそれです。ジャケもレーベルもマトも”モノ”なのにカッティングされている音は”ステレオ”という。どうやら激レアな白レーベルのプロモ盤のマト違いだけが正真正銘の”モノ”だったみたいです。2年前にやっとSANDAZEDから”モノ”のヴィニール盤がリイシューされました(CDも同時発売)。
こういう日本ではちょっと考えられないようなマスターテープの取り違いというのはアメリカでは多いみたいですね。最近、ある出版社の仕事で、これはアメリカではなくてカナダでしたけど、現地の複数のデザイナーからフリーペーパーに掲載する広告入稿を扱ったのですけど、広告のサイズが取り決めた通りでなかったり、入稿データに抜けや不備が多かったりと、プロであるまじき仕事をしてくる人が多いことに驚きました。あちらの人というのは、デザインに没頭するあまり、それ以外の細かいチェック作業が苦手なんでしょうか(日本にも性格的にそういう人はいますけど)。決してふざけて仕事しているわけでもないようなので、こういうのは国民性の違いとしか解釈できません。逆に言うと我われ日本人の正確さというか仕事における細やかさは世界レベルで一流だということなのかもしれません。さすがに紙ジャケを生むだけありますね(それを客観的に評価する目もまた厳しいというのが我われ日本人だったりします)。
by 路傍の石 (2012-05-03 11:25)
路傍さん、ご無沙汰です。
いやあ、ヤードバーズにもこんなのがあったんですか〜。
こりゃ探せばまだまだありそうな感じですね。
なるほど、出版業界でもアメリカ人のアバウトさが出ているんですね(笑)。
でも生真面目で几帳面すぎる日本人の性格もちょっと息苦しさを感じることがあるし、アメリカ人のおおらかさも一概に否定は出来ないし、それぞれの国民性には一長一短がありますね^^。
by MASA (2012-05-03 14:36)
MASAさん、ご挨拶してなくてすみません。こちらこそご無沙汰でした。
> でも生真面目で几帳面すぎる日本人の性格もちょっと息苦しさを感じることがあるし、アメリカ人のおおらかさも一概に否定は出来ないし、
確かにその通りですね。逆に言うと日本人の几帳面な人って融通が利かなくて、逆にそのせいで仕事の効率が落ちたりイライラさせられたりというのがあるので、要はラフでいいところと使い分けができればいいんですけどね、人間なかなかそおまで器用ではないようですよ(笑)。
ところで別エントリで拝見しましたけど、ノラ・ジョーンズのハイレゾは単独でHDtracksからもリリースされています。しかし、こればかりはヴィニール盤で買ってそれのオマケでDLしたほうが断然お得ですね(ヴィニール盤のフィジカルで所有していて、聴くときはハイレゾというのが拙の理想です)。
by 路傍の石 (2012-05-03 17:22)
路傍さん、再びどーもです^^。
ノラ・ジョーンズは確かにハイレゾをダウンロード出来る金額程度でアナログが買えるので、その方がお徳かも知れませんね。
路傍さんみたいにワタシもハイレゾを聴いてみたいところですが、機材やソフトを揃える余裕がないのとゆっくり音楽を聴いてる暇も少ないのでまだ挑戦出来ずにいます。
ハイレゾで聴けないんならいっそアナログだ!というワケでもないんですが(笑)、最近はこうして新作をアナログで買うことが多くなりましたね。
by MASA (2012-05-03 18:04)
こんばんは。ブログには初めてコメントさせていただきます(昔まだブログが無かった頃にHPの掲示板には何度か書き込みさせてもらいました)。
DylanのこのLPですが、僕の持っているMono盤はちゃんとMono音源でプレスされています。
当時のColumbia盤のMonoのレーベルは、Stereo盤同様に←360 SOUND MONO 360 SOUND→となっているのですが、このLPのレーベルはそうなっていませんね。それが不思議です。
それと関連しているのかどうかわかりませんが、紹介されているマトリクス番号がレーベル右中央のside1の下にも印刷されていますが、XSMで始まっているのでステレオ盤の型番号です。
盤に刻まれたマトリクスも同様にステレオ盤のものです。
Mono盤のマトは、XLP117275-/XLP117276-となります。
他のタイトルでも確認しましたが、Dylanの米国盤MonoのLPはXLPで始まり、ステレオ盤はXSMです。
ですので、ジャケットはMono仕様でありながら、レコードはしっかりとステレオ盤で、レーベルは両方混ざっていることになりますね。初めて見ました。
by JD (2012-05-03 23:31)
JDさん、お名前は覚えております。お久しぶりです。
ネットで調べてみれば良かったんでしょうが、ワタシも実はひょっとしてマトリクスはステレオのものなんじゃじゃないか?と、うすうす思ってました。
やっぱりこれのマトはステレオだったんですね。これでナゾが解けました。
そうなるとやっぱりマスターをモノと思い込んだ取り違えによるミス盤ってことになりますね。
そういやあレーベルも確かに普通はモノ盤でも360 SOUNDの表記はありますもんね。不思議なレーベルです(笑)。
いやあ、おかげでスッキリしました。ありがとうございます^^。
by MASA (2012-05-04 03:09)
こんにちは。初めてコメントさせていただきます。
お持ちの盤は、second releaseのMONOレーベルです。first releaseは、その前のBlonde on blondeまでと同じ"←360 SOUND"付きのものが存在します。そしてこの"←360 SOUND"なしは次のJohn Wesley Hardingと同じものとなります。
つまり、Greatest Hitsはこれらレーベルデザイン移行の両方にまたがっています。
このステレオのミス盤の存在は、その手の人たちの間では有名です。
by NO NAME (2012-05-04 17:34)
NO NAMEさん、コメントありがとうございます。
なるほど、これ2nd.プレスですか。初回プレスのモノ盤は正常だったのに、次でマスターを取り違えたということですかね。
そうですか、ファンの間では知られた存在の盤なんですね。
いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。
by MASA (2012-05-04 23:58)
こんにちは。
ディランの「せみの鳴く日」という歌がありますが、ラビオリの「せみ」という夏歌もオススメです!
by いざき (2015-08-19 13:42)