Jan & Deanのベスト盤 [Rock / Pops]
サーフィン・サウンドを聴くにはちと季節的には早いですが、先日思い出したように久しぶりにビーチ・ボーイズと並ぶサーフィン・サウンドの人気グループ、ジャン＆ディーンのベスト盤を聴きました。
上のアルバムは'80年頃に買った「JAN & DEAN ANTHOLOGY ALBUM」という2枚組のベスト盤で、'50年代の初期の曲から'60年代までの曲が収録され、代表曲はほぼ網羅されていますが、私はこのアルバム以外残念ながらオリジナル・アルバムは1枚も持っていません。
ビーチ・ボーイズの他にも当時はサーフィン・バンドがけっこういましたが、その中でもジャン＆ディーンはヒット曲も多く、しかもブライアン・ウィルソンが何曲も曲を提供したりしている関係でビーチ・ボーイズとの強い接点もありました。
'65年のライヴ・アルバム「BEACH BOYS CONCERT」でビーチ・ボーイズは彼らのヒット曲「Little Old Lady From Pasadena（パサデナのおばあちゃん）」をカヴァーしていたり、「Barbara Ann」のリード・ヴォーカルが実はジャン＆ディーンのディーン・トーレンスだったりします（この曲は本人たちもカヴァーしています）。
その2曲が入ったビーチ・ボーイズのアルバム。
ジャン・ベリー、ディーン・トーレンスの二人組であるこのデュオのデビューは古く、1958年の「Jennie Lee」という曲でデビュー。この頃はまだサーフィン・サウンドではなく、ドゥー・ワップのカヴァーやトラディショナル・ソングのカヴァーをやっていましたが、'63年にブライアン・ウィルソンが提供した「Surf City」が全米チャートのNo.1になって人気が沸騰します。
いかにもブライアンらしいサビとメロディがたまらん名曲です。
このヒットを皮切りにこのあとも「Honolulu Lulu」「Drag City」「Little Old Lady From Pasadena」」とヒット曲を飛ばします。
カーペンターズがアルバム「NOW ＆ THEN」でカヴァーした'64年の全米5位の大ヒット曲「Deadman's Curve」（この曲もブライアンが作曲に参加）。
ところが順調にヒットを飛ばしていた最中の'66年4月、ジャン・ベリーが乗っていたクルマが大破するほどの交通事故を起こし、頭の骨を折る重傷を負ってしまいます。
からくも一命は取り留めたものの、これによりグループとしての活動は休止を余儀なくされ、ジャン＆ディーンは解散状態に陥りました。
その時の交通事故を報じた新聞記事。
ジャンはこのあと長らくリハビリ生活を送った結果何とか回復し、'70年代中頃にジャン＆ディーンを一時期再結成しましたが、2004年3月に63歳で亡くなっています（死因は不明）。
一方ディーンの方は'80年代にはマイク・ラヴやブルース・ジョンストンなどといくつかユニットを組んだりと地道な活動をしていましたが、ここしばらくは音沙汰がないです。
ジャン＆ディーンの曲は「Surf City」タイプのワン・パターンな曲が多いですが、それでも魅力的な曲が多くて、ビーチ・ボーイズ以外のサーフィン・サウンドの中では最も好きです。
上のアルバムは'80年頃に買った「JAN & DEAN ANTHOLOGY ALBUM」という2枚組のベスト盤で、'50年代の初期の曲から'60年代までの曲が収録され、代表曲はほぼ網羅されていますが、私はこのアルバム以外残念ながらオリジナル・アルバムは1枚も持っていません。
ビーチ・ボーイズの他にも当時はサーフィン・バンドがけっこういましたが、その中でもジャン＆ディーンはヒット曲も多く、しかもブライアン・ウィルソンが何曲も曲を提供したりしている関係でビーチ・ボーイズとの強い接点もありました。
'65年のライヴ・アルバム「BEACH BOYS CONCERT」でビーチ・ボーイズは彼らのヒット曲「Little Old Lady From Pasadena（パサデナのおばあちゃん）」をカヴァーしていたり、「Barbara Ann」のリード・ヴォーカルが実はジャン＆ディーンのディーン・トーレンスだったりします（この曲は本人たちもカヴァーしています）。
その2曲が入ったビーチ・ボーイズのアルバム。
ジャン・ベリー、ディーン・トーレンスの二人組であるこのデュオのデビューは古く、1958年の「Jennie Lee」という曲でデビュー。この頃はまだサーフィン・サウンドではなく、ドゥー・ワップのカヴァーやトラディショナル・ソングのカヴァーをやっていましたが、'63年にブライアン・ウィルソンが提供した「Surf City」が全米チャートのNo.1になって人気が沸騰します。
いかにもブライアンらしいサビとメロディがたまらん名曲です。
このヒットを皮切りにこのあとも「Honolulu Lulu」「Drag City」「Little Old Lady From Pasadena」」とヒット曲を飛ばします。
カーペンターズがアルバム「NOW ＆ THEN」でカヴァーした'64年の全米5位の大ヒット曲「Deadman's Curve」（この曲もブライアンが作曲に参加）。
ところが順調にヒットを飛ばしていた最中の'66年4月、ジャン・ベリーが乗っていたクルマが大破するほどの交通事故を起こし、頭の骨を折る重傷を負ってしまいます。
からくも一命は取り留めたものの、これによりグループとしての活動は休止を余儀なくされ、ジャン＆ディーンは解散状態に陥りました。
その時の交通事故を報じた新聞記事。
ジャンはこのあと長らくリハビリ生活を送った結果何とか回復し、'70年代中頃にジャン＆ディーンを一時期再結成しましたが、2004年3月に63歳で亡くなっています（死因は不明）。
一方ディーンの方は'80年代にはマイク・ラヴやブルース・ジョンストンなどといくつかユニットを組んだりと地道な活動をしていましたが、ここしばらくは音沙汰がないです。
ジャン＆ディーンの曲は「Surf City」タイプのワン・パターンな曲が多いですが、それでも魅力的な曲が多くて、ビーチ・ボーイズ以外のサーフィン・サウンドの中では最も好きです。
メイン・サイト： Rolling Beat Boys
Facebookやってます。
ディーン・トーレンスとは一度ＬＡのリトル東京で出くわして、ちゃっかりサインをして頂きました。
彼はコンビ解消（と言うか休業？）後はアート・ディレクターとしてグラフィック・デザインの仕事をしていました。（確かビーチボーイズのジャケット・デザインをしていたはずです）
ジャン＆ディーンがＭＣをしている伝説の映画'T.A.M.I. Show'のＤＶＤが遂にアメリカではリリースされましたね。これ、必見です。
http://www.amazon.com/T-M-I-Show-Collectors/dp/B0030ATZIA/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1271123388&sr=8-1
ね、欲しいでしょ？
by MORE (2010-04-13 10:50)
え〜、サインもらったんですか。いいっすねえ。
そうそう、記事には書きませんでしたが、いろいろなアルバムのジャケット・デザインを手掛けていたようですね。
「T.A.M.I.Show」の映像はビーチ・ボーイズだけは2004年のベスト盤「SIGHTS AND SOUNDS OF SUMMER」の付属のDVDなどで一部ソフト化されてますけど、いろいろまとめて観られるのはいいですねえ。
そのうち買います＾＾。
by MASA (2010-04-13 22:12)
こんばんは。
私もジャン＆ディーンは『SILVER SUMMER』という代表曲の再録音盤しか持っておりません。まだビーチ・ボーイズの作品がCD化されていない1986年頃に購入したものです。
ジャン＆ディーンの映像といえば、彼らの半生を描いた『夢のサーフ・シティー』という映画もありましたね。『いちご白書』のブルース・デービソンがディーン・トーレンスに扮していたのを憶えています。
by Backstreets (2010-04-18 21:27)
Backstreetsさん、こんばんはー。
ジャン＆ディーン、私もアルバムはこのベスト盤1枚しか持ってないのでたいそうなことは言えないのですが、ビーチ・ボーイズとはちょっと違ったサーフィンやホットロッドのサウンドが好きです。
「夢のサーフシティ」は断片的にしか観たことがないのですが、一度ちゃんと観てみたいですねえ。
by MASA (2010-04-18 23:40)