「A HARD DAY'S NIGHT」北米版ブルーレイ [映画・BD・DVD]
今年がビートルズ日本上陸50周年であるのと同時に、主演映画第1弾である'64年の「A HARD DAY'S NIGHT」も今年で公開50周年。
それを記念してこの映画がブルーレイ化され、まずはアメリカで6/24に発売されました。
それを記念してこの映画がブルーレイ化され、まずはアメリカで6/24に発売されました。
デヴィッド・リンチ作品のBD2本 [映画・BD・DVD]
3年ほど前にワタシが加入しているJ:COMのCATVチューナーをブルーレイHDRに変更してからというもの、映画はもっぱらWOWOWなどから録画する一方になってしまい、ほとんどブルーレイ・ソフトを買わなくなってしまったのですが、そのおかげで主な新作や過去の超有名作を除けば一体何がブルーレイ化されているのかという情報にちょっと疎くなってしまいました。
そんな中、先日WOWOWでデヴィッド・リンチ作品が何本か放送されました。今回が何回目かのリピート放送だったのですが、そのうち長編としてはこれが処女作となる'76年の「イレイザーヘッド」と「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」('92年)を録画し、BD-Rに収めました。
残念ながらこの時同期間に放映された「ロスト・ハイウェイ」は録画し損なってしまったのですが(乞う、リピート放送)、リストアされ美しい画質になったリンチ作品を久しぶりに観て、おー、こんなにキレイにリストアされてるのかー、と感激したのと同時に、あの悪夢のような独特の世界観で描かれるデヴィッド・リンチ作品の魅力を再確認することとなりました。
そこで今回WOWOWでは放送されなかった作品もBDで観たくなり、上記のとおりリリース状況に疎かったワタシはリンチ作品は一体どれだけブルーレイ化されているのか調べてみました。その結果個人的に大好きな作品のブルーレイを取りあえず2本購入することに。
買ったのは「ブルー・ベルベット」と「マルホランド・ドライブ」の2作品です。
そんな中、先日WOWOWでデヴィッド・リンチ作品が何本か放送されました。今回が何回目かのリピート放送だったのですが、そのうち長編としてはこれが処女作となる'76年の「イレイザーヘッド」と「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」('92年)を録画し、BD-Rに収めました。
残念ながらこの時同期間に放映された「ロスト・ハイウェイ」は録画し損なってしまったのですが(乞う、リピート放送)、リストアされ美しい画質になったリンチ作品を久しぶりに観て、おー、こんなにキレイにリストアされてるのかー、と感激したのと同時に、あの悪夢のような独特の世界観で描かれるデヴィッド・リンチ作品の魅力を再確認することとなりました。
そこで今回WOWOWでは放送されなかった作品もBDで観たくなり、上記のとおりリリース状況に疎かったワタシはリンチ作品は一体どれだけブルーレイ化されているのか調べてみました。その結果個人的に大好きな作品のブルーレイを取りあえず2本購入することに。
買ったのは「ブルー・ベルベット」と「マルホランド・ドライブ」の2作品です。
タグ:デヴィッド・リンチ
Madonna「TRUTH OR DARE」ブルーレイ [映画・BD・DVD]
1991年に公開され大ヒットしたマドンナのドキュメンタリー映画「TRUTH OR DARE」がアメリカでブルーレイ化されたので、買ってみました。
「インセプション」&「ソルト」ブルーレイ限定盤 [映画・BD・DVD]
年末に休みがほとんど取れない代わりに、月曜から本日までの3日間は連休でした。
その間に何をやっていたかというと、日頃の仕事の疲れを取るためどこにも出かけず、ボーッと過ごしてました(笑)。
WOWOWなどから録画しっぱなしでまだ観ていない映画がたくさん溜まっているのでそれでも観ようかな、などと思っていたら、都合良くというか運悪くというか(笑)月曜日にUK amazonに注文していた映画「インセプション」のブルーレイの限定盤が到着しました。
その間に何をやっていたかというと、日頃の仕事の疲れを取るためどこにも出かけず、ボーッと過ごしてました(笑)。
WOWOWなどから録画しっぱなしでまだ観ていない映画がたくさん溜まっているのでそれでも観ようかな、などと思っていたら、都合良くというか運悪くというか(笑)月曜日にUK amazonに注文していた映画「インセプション」のブルーレイの限定盤が到着しました。
映画「パイレーツ・ロック」 [映画・BD・DVD]
今月の24日から全国ロードショー公開の「パイレーツ・ロック(原題『The Boat That Rocked』)」という音楽ファンが楽しめそうなイギリス映画が公開される。
よく見ると「SGT. PEPPERS」のパロディになっているポスター写真^^。
舞台は1966年のイギリス。当時イギリスのラジオ局はBBCしかなかったが、このロックが成長を遂げようとしていた時代に、国営放送のBBCでロックやポップスをかける時間は一日タッタの45分しかなかったという。
今はもうかなり柔軟になったが、何しろ当時のBBCは日本のNHKもお手本としたほどお硬い姿勢で有名で、ポピュラー・ミュージックなど下世話なものくらいにしか考えていなかったに違いない。
そんな中、北海上の船からロックを24時間休みなしでガンガンかけまくる海賊放送局が現れ、イギリス国民の50%がこの放送を聴いて夢中になっていた。
この映画はその海賊放送局の8人のDJたちの悲喜交々や違法な電波を発信する海賊放送を取り締まろうとするイギリス政府との対立を軸に、当時のいろんなヒット曲を交えながらそんな当時のようすを描いた映画ということらしい。
ヨーロッパの海賊放送局は'70年代は日本でも有名で、かつてはオールナイトニッポンのDJだった糸居五郎氏が船上に招かれてそこから放送したこともあったくらいポピュラーな存在だった。
なんと今でもヨーロッパには海の上から放送している海賊放送局がたくさんあり、いたちごっこの取り締まりの末政府も手に負えずにしまいには合法化されているものまであるという。
60年代〜70年代初頭にヨーロッパでのロックやソウルの発展に重要な役割を果たしていたのはろくにヒット曲をかけない国営のBBCなんかじゃなく実はこのような海賊放送局で、多大な支持も得ていたのだった。
体勢側のやり方にもの足りなさや反発を感じた者たちが立ち上がって海賊放送を行なったという、この反逆的な船の存在そのものがすでにロック。この映画の原題「The Boat That Rocked」の真意はそんな意味でしょう。非常に着眼点がユニークな映画だ。
監督が「ノッティング・ヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」では共同脚本を手掛け、監督としてはこれが'03年の「ラヴ・アクチュアリー」に次ぐ2作目となるリチャード・カーティス。どれもヒット作なので、これは面白くないわけがなかろうという感じ。
出演はDJ役に「マグノリア」「レッド・ドラゴン」などのフィリップ・シーモア・ホフマン、対立するイギリス政府の大臣役に「フランケンシュタイン」「ハリポタ」のケネス・ブラナーなど。
ついでにこの映画のサントラがまたいい。キンクス、ザ・フー、ビーチ・ボーイズ、クリーム、ジミヘン、トレメロウズ、プロコル・ハルム、オーティス・レディング、マーサ&ザ・バンデラスなどなど、60年代〜70年代初頭にかけてのヒット曲を中心に2枚組全36曲を収録。
この秋要チェックの映画です。残念ながらすぐには公開されない地域もありますが、機会があったら私も観に行きたいです。
※公式サイトはコチラから。
↓
http://www.pirates-rock.jp/
よく見ると「SGT. PEPPERS」のパロディになっているポスター写真^^。
舞台は1966年のイギリス。当時イギリスのラジオ局はBBCしかなかったが、このロックが成長を遂げようとしていた時代に、国営放送のBBCでロックやポップスをかける時間は一日タッタの45分しかなかったという。
今はもうかなり柔軟になったが、何しろ当時のBBCは日本のNHKもお手本としたほどお硬い姿勢で有名で、ポピュラー・ミュージックなど下世話なものくらいにしか考えていなかったに違いない。
そんな中、北海上の船からロックを24時間休みなしでガンガンかけまくる海賊放送局が現れ、イギリス国民の50%がこの放送を聴いて夢中になっていた。
この映画はその海賊放送局の8人のDJたちの悲喜交々や違法な電波を発信する海賊放送を取り締まろうとするイギリス政府との対立を軸に、当時のいろんなヒット曲を交えながらそんな当時のようすを描いた映画ということらしい。
ヨーロッパの海賊放送局は'70年代は日本でも有名で、かつてはオールナイトニッポンのDJだった糸居五郎氏が船上に招かれてそこから放送したこともあったくらいポピュラーな存在だった。
なんと今でもヨーロッパには海の上から放送している海賊放送局がたくさんあり、いたちごっこの取り締まりの末政府も手に負えずにしまいには合法化されているものまであるという。
60年代〜70年代初頭にヨーロッパでのロックやソウルの発展に重要な役割を果たしていたのはろくにヒット曲をかけない国営のBBCなんかじゃなく実はこのような海賊放送局で、多大な支持も得ていたのだった。
体勢側のやり方にもの足りなさや反発を感じた者たちが立ち上がって海賊放送を行なったという、この反逆的な船の存在そのものがすでにロック。この映画の原題「The Boat That Rocked」の真意はそんな意味でしょう。非常に着眼点がユニークな映画だ。
監督が「ノッティング・ヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」では共同脚本を手掛け、監督としてはこれが'03年の「ラヴ・アクチュアリー」に次ぐ2作目となるリチャード・カーティス。どれもヒット作なので、これは面白くないわけがなかろうという感じ。
出演はDJ役に「マグノリア」「レッド・ドラゴン」などのフィリップ・シーモア・ホフマン、対立するイギリス政府の大臣役に「フランケンシュタイン」「ハリポタ」のケネス・ブラナーなど。
ついでにこの映画のサントラがまたいい。キンクス、ザ・フー、ビーチ・ボーイズ、クリーム、ジミヘン、トレメロウズ、プロコル・ハルム、オーティス・レディング、マーサ&ザ・バンデラスなどなど、60年代〜70年代初頭にかけてのヒット曲を中心に2枚組全36曲を収録。
この秋要チェックの映画です。残念ながらすぐには公開されない地域もありますが、機会があったら私も観に行きたいです。
※公式サイトはコチラから。
↓
http://www.pirates-rock.jp/
タグ:パイレーツ・ロック
「A HARD DAY'S NIGHT」他ブルーレイ・ソフト情報 [映画・BD・DVD]
リマスター盤発売のおかげで8月・9月のここでの記事はほとんどビートルズ一色になってしまいましたが、リマスター盤からやっと離れた話題です。
とは言うものの、またビートルズなんですけども(笑)。
ご存知'64年のビートルズの初主演映画「A HARD DAY'S NIGHT」がブルーレイ・ソフト化され、北米・カナダでは10/6に発売されます。
私はすでにUS amazonに注文済みで、価格は$36.99(¥3,312)。残念ながら日本での発売は未定。これの元になっているUS仕様のDVDも日本盤は未発売のままですが、国内盤DVDには全く収録されていないボーナス映像が満載の仕様です。
ちなみにこちらがそのボーナス・ディスク付き2枚組のUS盤DVD(リージョン1)。
まあ古いモノクロ作品なので、ブルーレイとは言えどのくらい画質が良くなっているのか疑問な部分もありますが、ビートルズ関連の映像としては初のブルーレイなのでとりあえず買って確かめてみます^^。
日本語字幕はないですが、リージョンは北米と日本は同じなため関係なく観られるので、興味がある方はUS amazon.comでどーぞ。
気になる音楽系ブルーレイをもうふたつ。
ローリング・ストーンズの「GIMME SHELTER」もついにブルーレイ化されます。こちらは北米で12/1発売。
こちらもかつてのUS盤DVDはボーナス映像入り、音声はDTS 5.1ch、国内盤など足下にも及ばないほど画質も素晴らしかったのですが、今回はこれを元にしたブルーレイ化なので、画質の方は期待出来ます。
もう1枚はジョナサン・デミ監督による'84年公開('99年にリバイバル公開)のトーキング・ヘッズの「STOP MAKING SENSE」もブルーレイ化されます。こちらはもうすぐの10/13発売。
ロック・ファン必見と言っていい実にユニークで個性的なコンサート映画ですが、これもブルーレイ化されてどのくらい良くなっているのか楽しみ。
音楽系じゃないですが、オマケとしてもうひとつ。
スーパードラマTV HDで毎週楽しみに観ていた「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」のシーズン2のUS盤ブルーレイBOXが値段が激安なので(5枚組で$42.49=約¥3,800、ちなみに国内盤は定価だと¥24,500もする!)これはちょっと欲しいなと。しかも何と日本語吹き替え音声&日本語字幕入り!
でも21日からいよいよシーズン2の放送が始まるので、買わないかも(笑)。今度は新たな敵にガービッジの紅一点・シャーリー・マンソン演じるリキッド・メタルの女ターミネーターが登場。シーズン1の最後であんなんなっちゃって、続きは一体どーなるんだろーか?!
実は地上波でも17日からだったか24日からだったかフジテレビ系でシーズン1(全9話)とシーズン2(全22話)が両方続けて毎週土曜の11時10分から放送されるので未見の方はお楽しみに〜。
US盤はamazon.jpでは¥7,674、日本語吹き替え音声&日本語字幕入り。すでに発売中。
とは言うものの、またビートルズなんですけども(笑)。
ご存知'64年のビートルズの初主演映画「A HARD DAY'S NIGHT」がブルーレイ・ソフト化され、北米・カナダでは10/6に発売されます。
私はすでにUS amazonに注文済みで、価格は$36.99(¥3,312)。残念ながら日本での発売は未定。これの元になっているUS仕様のDVDも日本盤は未発売のままですが、国内盤DVDには全く収録されていないボーナス映像が満載の仕様です。
ちなみにこちらがそのボーナス・ディスク付き2枚組のUS盤DVD(リージョン1)。
まあ古いモノクロ作品なので、ブルーレイとは言えどのくらい画質が良くなっているのか疑問な部分もありますが、ビートルズ関連の映像としては初のブルーレイなのでとりあえず買って確かめてみます^^。
日本語字幕はないですが、リージョンは北米と日本は同じなため関係なく観られるので、興味がある方はUS amazon.comでどーぞ。
気になる音楽系ブルーレイをもうふたつ。
ローリング・ストーンズの「GIMME SHELTER」もついにブルーレイ化されます。こちらは北米で12/1発売。
こちらもかつてのUS盤DVDはボーナス映像入り、音声はDTS 5.1ch、国内盤など足下にも及ばないほど画質も素晴らしかったのですが、今回はこれを元にしたブルーレイ化なので、画質の方は期待出来ます。
Criterion Collection: Gimme Shelter (1970) [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Criterion
- メディア: Blu-ray
もう1枚はジョナサン・デミ監督による'84年公開('99年にリバイバル公開)のトーキング・ヘッズの「STOP MAKING SENSE」もブルーレイ化されます。こちらはもうすぐの10/13発売。
ロック・ファン必見と言っていい実にユニークで個性的なコンサート映画ですが、これもブルーレイ化されてどのくらい良くなっているのか楽しみ。
Stop Making Sense (Ws) [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Palm Pictures
- メディア: Blu-ray
音楽系じゃないですが、オマケとしてもうひとつ。
スーパードラマTV HDで毎週楽しみに観ていた「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」のシーズン2のUS盤ブルーレイBOXが値段が激安なので(5枚組で$42.49=約¥3,800、ちなみに国内盤は定価だと¥24,500もする!)これはちょっと欲しいなと。しかも何と日本語吹き替え音声&日本語字幕入り!
でも21日からいよいよシーズン2の放送が始まるので、買わないかも(笑)。今度は新たな敵にガービッジの紅一点・シャーリー・マンソン演じるリキッド・メタルの女ターミネーターが登場。シーズン1の最後であんなんなっちゃって、続きは一体どーなるんだろーか?!
実は地上波でも17日からだったか24日からだったかフジテレビ系でシーズン1(全9話)とシーズン2(全22話)が両方続けて毎週土曜の11時10分から放送されるので未見の方はお楽しみに〜。
US盤はamazon.jpでは¥7,674、日本語吹き替え音声&日本語字幕入り。すでに発売中。
Terminator: Sarah Connor Chronicles - Comp Second [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Warner Home Video
- メディア: Blu-ray
最近ケーブルTVで観た映画 [映画・BD・DVD]
「ウッドストック」40周年記念アルティメット・コレクターズ・エディションBD [映画・BD・DVD]
今や伝説と化した歴史的コンサートであり、'60年代末期のアメリカにおけるカウンター・カルチャーの代名詞となっているウッドストック・フェスティバルが開催されてから今年で40周年。
これを記念して、この模様を収めた映画「ウッドストック」が映像・音声共に新たにリマスターされ、120分以上に及ぶ未発表ライヴ映像を収録した40周年記念アルティメット・コレクターズ・エディションのブルーレイ&DVDとなって発売された。私が購入したのはもちろんブルーレイの方である。
日本では8月に発売される予定だが、私が購入したのは6/9に発売になったアメリカ盤の限定BOX仕様。日本ではこの仕様での発売はないので、なくならないうちにソッコーで予約していたのだが、今週始めに届いた。
これを記念して、この模様を収めた映画「ウッドストック」が映像・音声共に新たにリマスターされ、120分以上に及ぶ未発表ライヴ映像を収録した40周年記念アルティメット・コレクターズ・エディションのブルーレイ&DVDとなって発売された。私が購入したのはもちろんブルーレイの方である。
日本では8月に発売される予定だが、私が購入したのは6/9に発売になったアメリカ盤の限定BOX仕様。日本ではこの仕様での発売はないので、なくならないうちにソッコーで予約していたのだが、今週始めに届いた。
「地球が静止する日」BDを観る [映画・BD・DVD]
今年のお正月に公開されてヒットしたキアヌ・リーヴス主演の映画「地球が静止する日」のブルーレイを購入、先日さっそく観た。
環境破壊などにより危機を迎えている地球を救うため、その危機を招いている元凶である人類に警告し、最終的に人類を抹殺するべきか否かの判断を下す目的で、キアヌ・リーヴス演じる宇宙人クラトゥが地球にやって来る。果たして人類の、そして地球の運命はいかに〜?!という内容の映画である。
共演は女性科学者ヘレンにジェニファー・コネリー、国務長官に「ミザリー」のキャシー・ベイツなどが出演している。
この映画は「ウエストサイド物語」などの巨匠ロバート・ワイズ監督による1951年公開の映画で、今やSF映画の古典となっている「地球の静止する日」のリメイク作品。
当時は戦後わずか6年後、冷戦時代が始まって間もないという背景の時期にこんな地球規模の危機を描いた作品がすでに作られていたというのが時代の先を読んでいたようで驚異的だ。
私はこのオリジナル版は大昔にWOWOWで一度観たことがあるだけなので、最早内容はうろ覚えだ。モノクロ作品で、「宇宙戦争」なんかと比べて派手な作品ではない印象があるが、それでよく覚えていないのかも知れない。
1951年のオリジナル版公開時のポスター。今見るとレトロでいいねえ。
この映画で印象的なのが、クラトゥを守るためいっしょに地球に来たロボットのゴートだが、リンゴ・スターの'74年のアルバム「GOOD NIGHT VIENNA」が、そのゴートとクラトゥが円盤から出てくる場面をアルバムのジャケットに使用したことでこの映画は一部のビートルズ・ファンに知られている。
こちらがオリジナルの写真。クラトゥはヘルメットをかぶっているが、「GOOD NIGHT VIENNA」では頭がリンゴにすげ替えられており、宇宙服の胸に星のマークがあったり背景が違ったりしている。
で、このリメイク版の方だが、クラトゥが乗った不思議な球体がニューヨークのセントラル・パークに降り立ち米軍が出動するあたりまでの、始まってから30分〜40分ほどは「一体どうなっちゃうの?」というハラハラ・ドキドキの展開ですごい緊張感に満ちている。
その後はわりと淡々と進み、アクション・シーンも意外と少なく、ラストもけっこうあっさりしているのでもの足りないという声も多いようだが、大筋はオリジナルに忠実なようだしCGによる特殊効果も迫力があり、私は飽きることなく一気に観ることが出来た。
派手な活劇を期待すると間違いなく拍子抜けするだろうし、この映画の基本テーマが何なのかを見落としていると楽しめないかも知れない。ただ、それにしてももうちょっと展開に抑揚があった方がよかったかなあ、と思う。これもオリジナル版にこだわった結果なのかも知れないが、淡々とストーリーが進みすぎる印象を持ってしまうのは否めない気がする。
そしてあのペプシマンみたいなゴート、あれはいかがなものかと(笑)。ただあのデザインに落ち着くまでにはかなりの紆余曲折があって、結局はオリジナルのデザインを尊重したああいうシンプルなものになったということだ。
キアヌ・リーヴスは終止表情に乏しい抑えた演技で、ジェニファー・コネリーはちょっとフケたけど、昔のかわいらしさを残しつつも女性科学者という知的なイメージを醸し出している。黒人の義理の息子がいるという設定はオリジナルとはかなり異なっている。
「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。」というセリフどおり、クラトゥの目的はあくまで地球そのものを救うためであり、人類救済ではないというところが何とも宇宙人の視点である。
そのクラトゥが「宇宙人なのに何で人間そっくりの姿なんだ?」という観る側のツッコミに対応するべく、地球の環境に適応するためあらかじめ採取した地球人のDNAを使い地球人の姿でやってくるという設定になっている。これは斬新で悪くない。
地球外の知的生命体が突然やって来て、地球のためになんないからお前らみんな抹殺しちゃうよ、なんてとんでもないことを言うのは内政干渉もいいとこだし、地球が滅びようがどうなろうが本来は全くもって余計なお世話なのだが、しかしそこをツッコんではこの作品は元も子もない(笑)。
この映画のテーマとするところは環境破壊など地球が抱えている様々な問題に対して観客・視聴者に改めて向けられた危機意識の喚起である。
この映画では終盤にどこぞの大統領がよく口にしていたchangeという言葉がところどころ出てくる。ヘレンはクラトゥに「私たちは今の危機を乗り越えるために変われる。Yes, We Can.(とは言ってないけど・笑)だから人類を助けて!」と説得する。その結果はこの映画をご覧いただくとして、現実問題として置かれている地球規模の危機に対して、この映画を観たあと「人間は変わる努力をしなくちゃ」と考える人が一人でも増えればこの映画は成功である。
ブルーレイとしては、これは見事な画質・音質でほぼ文句なしの素晴らしさでした。
カラー104分 HD 1080p シネスコ・サイズ
作品評価 ★★★★☆
画質 ★★★★★
音質 ★★★★☆(DTSサラウンドで視聴した結果)
下の2組はオリジナル版とのお徳用2枚組。
環境破壊などにより危機を迎えている地球を救うため、その危機を招いている元凶である人類に警告し、最終的に人類を抹殺するべきか否かの判断を下す目的で、キアヌ・リーヴス演じる宇宙人クラトゥが地球にやって来る。果たして人類の、そして地球の運命はいかに〜?!という内容の映画である。
共演は女性科学者ヘレンにジェニファー・コネリー、国務長官に「ミザリー」のキャシー・ベイツなどが出演している。
この映画は「ウエストサイド物語」などの巨匠ロバート・ワイズ監督による1951年公開の映画で、今やSF映画の古典となっている「地球の静止する日」のリメイク作品。
当時は戦後わずか6年後、冷戦時代が始まって間もないという背景の時期にこんな地球規模の危機を描いた作品がすでに作られていたというのが時代の先を読んでいたようで驚異的だ。
私はこのオリジナル版は大昔にWOWOWで一度観たことがあるだけなので、最早内容はうろ覚えだ。モノクロ作品で、「宇宙戦争」なんかと比べて派手な作品ではない印象があるが、それでよく覚えていないのかも知れない。
1951年のオリジナル版公開時のポスター。今見るとレトロでいいねえ。
この映画で印象的なのが、クラトゥを守るためいっしょに地球に来たロボットのゴートだが、リンゴ・スターの'74年のアルバム「GOOD NIGHT VIENNA」が、そのゴートとクラトゥが円盤から出てくる場面をアルバムのジャケットに使用したことでこの映画は一部のビートルズ・ファンに知られている。
こちらがオリジナルの写真。クラトゥはヘルメットをかぶっているが、「GOOD NIGHT VIENNA」では頭がリンゴにすげ替えられており、宇宙服の胸に星のマークがあったり背景が違ったりしている。
で、このリメイク版の方だが、クラトゥが乗った不思議な球体がニューヨークのセントラル・パークに降り立ち米軍が出動するあたりまでの、始まってから30分〜40分ほどは「一体どうなっちゃうの?」というハラハラ・ドキドキの展開ですごい緊張感に満ちている。
その後はわりと淡々と進み、アクション・シーンも意外と少なく、ラストもけっこうあっさりしているのでもの足りないという声も多いようだが、大筋はオリジナルに忠実なようだしCGによる特殊効果も迫力があり、私は飽きることなく一気に観ることが出来た。
派手な活劇を期待すると間違いなく拍子抜けするだろうし、この映画の基本テーマが何なのかを見落としていると楽しめないかも知れない。ただ、それにしてももうちょっと展開に抑揚があった方がよかったかなあ、と思う。これもオリジナル版にこだわった結果なのかも知れないが、淡々とストーリーが進みすぎる印象を持ってしまうのは否めない気がする。
そしてあのペプシマンみたいなゴート、あれはいかがなものかと(笑)。ただあのデザインに落ち着くまでにはかなりの紆余曲折があって、結局はオリジナルのデザインを尊重したああいうシンプルなものになったということだ。
キアヌ・リーヴスは終止表情に乏しい抑えた演技で、ジェニファー・コネリーはちょっとフケたけど、昔のかわいらしさを残しつつも女性科学者という知的なイメージを醸し出している。黒人の義理の息子がいるという設定はオリジナルとはかなり異なっている。
「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。」というセリフどおり、クラトゥの目的はあくまで地球そのものを救うためであり、人類救済ではないというところが何とも宇宙人の視点である。
そのクラトゥが「宇宙人なのに何で人間そっくりの姿なんだ?」という観る側のツッコミに対応するべく、地球の環境に適応するためあらかじめ採取した地球人のDNAを使い地球人の姿でやってくるという設定になっている。これは斬新で悪くない。
地球外の知的生命体が突然やって来て、地球のためになんないからお前らみんな抹殺しちゃうよ、なんてとんでもないことを言うのは内政干渉もいいとこだし、地球が滅びようがどうなろうが本来は全くもって余計なお世話なのだが、しかしそこをツッコんではこの作品は元も子もない(笑)。
この映画のテーマとするところは環境破壊など地球が抱えている様々な問題に対して観客・視聴者に改めて向けられた危機意識の喚起である。
この映画では終盤にどこぞの大統領がよく口にしていたchangeという言葉がところどころ出てくる。ヘレンはクラトゥに「私たちは今の危機を乗り越えるために変われる。Yes, We Can.(とは言ってないけど・笑)だから人類を助けて!」と説得する。その結果はこの映画をご覧いただくとして、現実問題として置かれている地球規模の危機に対して、この映画を観たあと「人間は変わる努力をしなくちゃ」と考える人が一人でも増えればこの映画は成功である。
ブルーレイとしては、これは見事な画質・音質でほぼ文句なしの素晴らしさでした。
カラー104分 HD 1080p シネスコ・サイズ
作品評価 ★★★★☆
画質 ★★★★★
音質 ★★★★☆(DTSサラウンドで視聴した結果)
地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
下の2組はオリジナル版とのお徳用2枚組。
DAY THE EARTH STOOD STILL BLU-RAY DISC COMPLETE BOX,THE
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: Blu-ray
DAY THE EARTH STOOD STILL COMPLETE BOX,THE [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
タグ:地球が静止する日
「アイアンマン」BD [映画・BD・DVD]
1月にBD(ブルーレイ・ディスク)レコーダーを購入してからBDを地味にポツポツと買っている。
今のところまだ7枚しか持っていないが、そのうち5枚が輸入盤で、中には日本語字幕・日本語吹き替え音声が収録されているUK盤BDが3枚ある。
輸入盤は値段が安くて国内盤の半額近い¥2,000台で買えるので、そうなるとどうしたって必然的に輸入盤が多くなるのである。
上の写真の中で「ダーク・ナイト」はUK盤で日本語字幕付き、「ウォンテッド」「デス・レース」の2枚もUK盤だが、こちらには日本語字幕はもちろん日本語吹き替え音声も付いている。
プレーヤー側の言語設定を日本語にさえしておけば、どのソフトも再生すると最初の注意事項からすでに日本語で表示され、メニュー画面も日本語、本編はもちろん特典映像にも日本語字幕付きと、あれ?これ中身は国内盤?と勘違いしそうになるくらいだ。
裏ワザとして、言語設定を英語にして再生すると日本語設定の時には観られなかった特典映像が観られるソフトがある、ということが最近分かったようだ。
上のソフトの中では「デス・レース」がそうらしいが、まだやってみたことはない。
それにしても字幕やリージョンの壁に阻まれ一般的には敷居が高かった輸入盤DVDとはエライ違いである。いい時代になったねえ。
これは輸入盤ではなく国内盤だが、最近買った中で最も面白かった映画が「アイアンマン」だ。
「バットマン」「スパイダーマン」などでお馴染みのマーヴェル・コミックが原作なのだが、数あるこの種の映画の中でもこの作品はかなりの出来映えで、予想以上に面白かった。
今のところまだ7枚しか持っていないが、そのうち5枚が輸入盤で、中には日本語字幕・日本語吹き替え音声が収録されているUK盤BDが3枚ある。
輸入盤は値段が安くて国内盤の半額近い¥2,000台で買えるので、そうなるとどうしたって必然的に輸入盤が多くなるのである。
上の写真の中で「ダーク・ナイト」はUK盤で日本語字幕付き、「ウォンテッド」「デス・レース」の2枚もUK盤だが、こちらには日本語字幕はもちろん日本語吹き替え音声も付いている。
プレーヤー側の言語設定を日本語にさえしておけば、どのソフトも再生すると最初の注意事項からすでに日本語で表示され、メニュー画面も日本語、本編はもちろん特典映像にも日本語字幕付きと、あれ?これ中身は国内盤?と勘違いしそうになるくらいだ。
裏ワザとして、言語設定を英語にして再生すると日本語設定の時には観られなかった特典映像が観られるソフトがある、ということが最近分かったようだ。
上のソフトの中では「デス・レース」がそうらしいが、まだやってみたことはない。
それにしても字幕やリージョンの壁に阻まれ一般的には敷居が高かった輸入盤DVDとはエライ違いである。いい時代になったねえ。
これは輸入盤ではなく国内盤だが、最近買った中で最も面白かった映画が「アイアンマン」だ。
「バットマン」「スパイダーマン」などでお馴染みのマーヴェル・コミックが原作なのだが、数あるこの種の映画の中でもこの作品はかなりの出来映えで、予想以上に面白かった。