Grace Jones「NIGHTCLUBBING」ブルーレイ・オーディオ [Blu-ray Audio]
'70年代終盤から80年代にかけての時代のIslandレーベルを代表する女性アーティストと言えば、マリアンヌ・フェイスフルとグレイス・ジョーンズのふたりの歌姫。
どちらもアクの強いアーティストですが、今回はグレイス・ジョーンズが'81年にリリースした代表作「NIGHTCLUBBING」のリマスターされた音源を使ったブルーレイ・オーディオが発売されたので、これを取り上げようと思います。
ジャマイカ移民のアメリカ人である彼女、180センチ近い長身とその独特のインパクトのある風貌を生かし当時はトップ・モデルとしても活躍し、さらには役者としても「007 美しき獲物たち」などに出演して、歌手、モデル、女優と三足のワラジで活躍していました。
そんな彼女が'81年にリリースした5枚目のアルバムがこの「NIGHTCLUBBING」で、何と言ってもアルマーニのスーツを褐色の素肌にまとった角刈りのグレイスの写真を使った一度見たら忘れられないインパクトのあるジャケが印象的ですが、内容も非常に秀逸。
レコーディングには当時レゲエ界を中心にひっぱりだこの人気ぶりだったスライ・ダンパー&ロビー・シェイクスピアのリズム隊をはじめ、マリアンヌ・フェイスフルのアルバムでもお馴染みのバリー・レイノルズ(g)、ウォーリー・バダルー(kb)などが参加していぶし銀のような安定感のある演奏を聴かせ、プロデューサーはIslandレーベルのオーナーでもあったクリス・ブラックウェルと名匠アレックス・サドキン、レコーディングされたのは当時いろんなアーティストが使用してトレンディなスタジオだったバハマのナッソーにあるコンパスポイント・スタジオと、この内容で悪かろうはずがない、というアルバムです。
スマッシュ・ヒットとなった「Pull Up To The Bumper」をはじめ、ポリスの「Demolition Man」やアルバム・タイトル曲でもあるデヴィッド・ボウィ作イギー・ポップの「Nightclubbing」のそれぞれの秀逸なカヴァー、意外なところではアストル・ピアソラの「リベルタンゴ」に歌詞をつけて歌った「I've Seen That Face Before」など、聴きどころ満載の名盤です。
同時期に発売のDXエディションのCDは2枚組で、2枚目には12インチ・ヴァージョンやアルバム未収録曲が13曲収録されていますが、このブルーレイ・オーディオはそのCD2枚分を1枚に全て収録しています。
音源はPCM 2.0 24-bit/96kHz、DTS-HD Master Audio 2.0 24-bit/96kHz、Dolby TrueHD 2.0 24-bit/96kHzの3種類を収録。
いやあ、音質は素晴らしくいいです。個人的に特にいいと感じるのはいちばんメリハリがあるDTS-HD Master Audioですかね。今回のリマスター、アナログ盤の音質に非常に忠実ですが、それよりもさらに腰の据わった重量感のある音質で申し分なしです。
ちなみにこちらが比較に使ったUS Islandのオリジナル・アナログ盤。原盤はUK Island盤ですが、当時はUS盤しか出回っていなかったので未入手です。
右下に"ILPS 9624"というレコード番号が書かれたブラック・インナーが使われ、レーベルはこの当時のノーマルなデザインのIslandレーベル。
今回のリマスター版はブルーレイ・オーディオ、2枚組CDの他、2枚組アナログ盤も出ているので、お好きなフォーマットをチョイス出来ます。
どちらもアクの強いアーティストですが、今回はグレイス・ジョーンズが'81年にリリースした代表作「NIGHTCLUBBING」のリマスターされた音源を使ったブルーレイ・オーディオが発売されたので、これを取り上げようと思います。
ジャマイカ移民のアメリカ人である彼女、180センチ近い長身とその独特のインパクトのある風貌を生かし当時はトップ・モデルとしても活躍し、さらには役者としても「007 美しき獲物たち」などに出演して、歌手、モデル、女優と三足のワラジで活躍していました。
そんな彼女が'81年にリリースした5枚目のアルバムがこの「NIGHTCLUBBING」で、何と言ってもアルマーニのスーツを褐色の素肌にまとった角刈りのグレイスの写真を使った一度見たら忘れられないインパクトのあるジャケが印象的ですが、内容も非常に秀逸。
レコーディングには当時レゲエ界を中心にひっぱりだこの人気ぶりだったスライ・ダンパー&ロビー・シェイクスピアのリズム隊をはじめ、マリアンヌ・フェイスフルのアルバムでもお馴染みのバリー・レイノルズ(g)、ウォーリー・バダルー(kb)などが参加していぶし銀のような安定感のある演奏を聴かせ、プロデューサーはIslandレーベルのオーナーでもあったクリス・ブラックウェルと名匠アレックス・サドキン、レコーディングされたのは当時いろんなアーティストが使用してトレンディなスタジオだったバハマのナッソーにあるコンパスポイント・スタジオと、この内容で悪かろうはずがない、というアルバムです。
スマッシュ・ヒットとなった「Pull Up To The Bumper」をはじめ、ポリスの「Demolition Man」やアルバム・タイトル曲でもあるデヴィッド・ボウィ作イギー・ポップの「Nightclubbing」のそれぞれの秀逸なカヴァー、意外なところではアストル・ピアソラの「リベルタンゴ」に歌詞をつけて歌った「I've Seen That Face Before」など、聴きどころ満載の名盤です。
同時期に発売のDXエディションのCDは2枚組で、2枚目には12インチ・ヴァージョンやアルバム未収録曲が13曲収録されていますが、このブルーレイ・オーディオはそのCD2枚分を1枚に全て収録しています。
音源はPCM 2.0 24-bit/96kHz、DTS-HD Master Audio 2.0 24-bit/96kHz、Dolby TrueHD 2.0 24-bit/96kHzの3種類を収録。
いやあ、音質は素晴らしくいいです。個人的に特にいいと感じるのはいちばんメリハリがあるDTS-HD Master Audioですかね。今回のリマスター、アナログ盤の音質に非常に忠実ですが、それよりもさらに腰の据わった重量感のある音質で申し分なしです。
ちなみにこちらが比較に使ったUS Islandのオリジナル・アナログ盤。原盤はUK Island盤ですが、当時はUS盤しか出回っていなかったので未入手です。
右下に"ILPS 9624"というレコード番号が書かれたブラック・インナーが使われ、レーベルはこの当時のノーマルなデザインのIslandレーベル。
今回のリマスター版はブルーレイ・オーディオ、2枚組CDの他、2枚組アナログ盤も出ているので、お好きなフォーマットをチョイス出来ます。
以前からブルーレイ・オーディオのパッケージングに散々文句を言ってきた私ですが、ブルーレイはCD等と比べると、チョットした湾曲で読み込みが出来なくなってしまうので、しっかりしたプラスティックなどのパッケージに収めておくことが重要らしいので、紙ジャケなどは望めないかもしれませんね。ちょっと残念です。
by Speakeasy (2014-05-05 18:30)
Speakeasyさん、まいどです。
紙ジャケでも厚手のものなら何でもなさそうですけど、UK盤仕様のペラい紙だとヤバイでしょうね。
そのうちにこのパッケージじゃないものを使ったアルバムが出て来そうな気もするんですが、まだですかねえ。
by MASA (2014-05-07 19:13)