ももいろクローバーZ 2nd.アルバム「5TH DIMENSION」 [ももいろクローバーZ]
ここ最近はワタシ的にはまだかまだかと発売を心待ちにするようなアルバムはめっきり少なくなりましたが、先日およそ2年振りにリリースされたももいろクローバーZの2nd.アルバム「5TH DIMENSION」はそんな期待値マックスの数少ないアルバムです。
この発売を記念してアンコール・プレスされた1st アルバム「バトルアンドロマンス」の限定盤Aといっしょに注文していたものが先日届きました。
その人気ぶりは一部ではAKB48を凌ぐものがあり、百花繚乱のアイドル戦国時代においてその立ち位置はその中でもっともユニークで唯一無の個性が魅力のももクロちゃん。ワタシも昨年からようやく本格的にももクロちゃんにハマり出したのですが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで爆走中のこのやんちゃな小娘たち、ニュー・アルバム発売前の宣材写真では全員素顔をトゲトゲだらけのマスクで覆い隠し、近未来SF的な「なんじゃこれは？」という意表を突いたイメージ・チェンジを仕掛けて来ました。でもこのイメチェン、ファンの間では賛否が分かれるところかも知れませんね。
そして発売されたアルバムのジャケでもご覧のとおり。
届いた日にさっそく聴きましたが、これがまた予想以上にすごかった。1st.の「バトルアンドロマンス」も傑作でしたが、今回はジャケのイメージ同様に近未来的なコンセプチュアルな作りで、その分前作よりもまとまりがいい感じがします。
もう1曲目からテンションはマックス。なぜかいきなりエヴァンゲリオンなどにも使われた有名なラテン語による荘厳な合唱曲「O Fortuna」で始まり、一瞬間違って別なCD買っちゃったか？と意表を突かれてこちらが戸惑っているあいだに新曲の「Neo STARGATE」が唐突にはじまる。この2曲は完全に曲調がリンクしており、メドレーにしたアイデアは悪くない。これでつかみはOKという感じ。
そしてサクサクと楽曲が進みますが、どの曲もパワフルで全くその手を緩めない勢いのある楽曲が続きます。収録曲の多くが相変わらず音楽的なルールをほとんど無視したハチャメチャでアヴァンギャルドでプログレッシヴな楽曲が並んでいて、大音量で聴くと卒倒しそうな勢い（笑）。
既発のシングル曲4曲もまるでこのアルバムのための書き下ろしのごとく違和感なく馴染んでいて、アルバムの中でアクセントになっています。
それにしてもももクロちゃんを聴く度に毎回感心するのはどの曲も凝りに凝った曲ばっかりだということ。昔作曲していた経験がある身としてはもう音楽理論なんか知るか！という勢いのルール無視の斬新な展開とそのクオリティの高さには圧倒されるばかりであります。
特にアレンジがどの曲も秀逸。前山田健一をはじめ、ライター陣の才能はすごいと思う。歌詞もこれまたすごくて意味よりも言葉の響きを重視した抽象的かつ支離滅裂なものながらどれもポジティヴな内容で、なおかつお笑いと紙一重のユニークさはももクロちゃんならでは、という感じ。
いやあ、ももクロちゃんにはヘタなロック・バンドなんかよりもよっぽどそのあり方や楽曲にロックを感じます。
アルバムの中の新曲「BIRTH Ø BIRTH」。サビがちょっとビヨークの曲みたい。
まさに歌謡プログレ！リード・ギターを担当したJ-POP通のマーティ・フリードマンもそのメチャクチャな曲展開に唸ったという「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」
同時に買った1st.アルバム「バトルアンドロマンス」は今やバカみたいなプレミアが付いているアナログ盤で今まで聴いていましたが、当時初回限定盤として発売されたCDのアンコール・プレスということで、脱退した早見あかりを含む当時"Z"が付かなかった6人の時のメンバーそれぞれのソロ曲が収録されているオマケCDに釣られて購入しました。
いやあ、改めて聴くとこちらもやっぱり名作ですねえ。今や代表曲となった「行くぜっ！怪盗少女」をはじめとするシングル曲がまとめて聴けるし（シングル曲のうち3曲はメンバー5人になってからの再録ヴァージョン）、そしてやはりこちらもどの曲もよく出来ているものばかり。メチャクチャ加減では今回のアルバムよりもこちらの方が上ですね。
オマケCDに収録のソロ曲の中では高城れにが歌う「浪花節だよ人生は」にソックリな演歌ナンバー「恋は暴れ鬼太鼓」が気に入りました（笑）。
このアルバムから、さりげなくメンバー6人の名前が入っている後半の歌詞がユニークな個人的に大好きなセカンド・シングル曲「ピンキージョーンズ」。
この発売を記念してアンコール・プレスされた1st アルバム「バトルアンドロマンス」の限定盤Aといっしょに注文していたものが先日届きました。
その人気ぶりは一部ではAKB48を凌ぐものがあり、百花繚乱のアイドル戦国時代においてその立ち位置はその中でもっともユニークで唯一無の個性が魅力のももクロちゃん。ワタシも昨年からようやく本格的にももクロちゃんにハマり出したのですが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで爆走中のこのやんちゃな小娘たち、ニュー・アルバム発売前の宣材写真では全員素顔をトゲトゲだらけのマスクで覆い隠し、近未来SF的な「なんじゃこれは？」という意表を突いたイメージ・チェンジを仕掛けて来ました。でもこのイメチェン、ファンの間では賛否が分かれるところかも知れませんね。
そして発売されたアルバムのジャケでもご覧のとおり。
届いた日にさっそく聴きましたが、これがまた予想以上にすごかった。1st.の「バトルアンドロマンス」も傑作でしたが、今回はジャケのイメージ同様に近未来的なコンセプチュアルな作りで、その分前作よりもまとまりがいい感じがします。
もう1曲目からテンションはマックス。なぜかいきなりエヴァンゲリオンなどにも使われた有名なラテン語による荘厳な合唱曲「O Fortuna」で始まり、一瞬間違って別なCD買っちゃったか？と意表を突かれてこちらが戸惑っているあいだに新曲の「Neo STARGATE」が唐突にはじまる。この2曲は完全に曲調がリンクしており、メドレーにしたアイデアは悪くない。これでつかみはOKという感じ。
そしてサクサクと楽曲が進みますが、どの曲もパワフルで全くその手を緩めない勢いのある楽曲が続きます。収録曲の多くが相変わらず音楽的なルールをほとんど無視したハチャメチャでアヴァンギャルドでプログレッシヴな楽曲が並んでいて、大音量で聴くと卒倒しそうな勢い（笑）。
既発のシングル曲4曲もまるでこのアルバムのための書き下ろしのごとく違和感なく馴染んでいて、アルバムの中でアクセントになっています。
それにしてもももクロちゃんを聴く度に毎回感心するのはどの曲も凝りに凝った曲ばっかりだということ。昔作曲していた経験がある身としてはもう音楽理論なんか知るか！という勢いのルール無視の斬新な展開とそのクオリティの高さには圧倒されるばかりであります。
特にアレンジがどの曲も秀逸。前山田健一をはじめ、ライター陣の才能はすごいと思う。歌詞もこれまたすごくて意味よりも言葉の響きを重視した抽象的かつ支離滅裂なものながらどれもポジティヴな内容で、なおかつお笑いと紙一重のユニークさはももクロちゃんならでは、という感じ。
いやあ、ももクロちゃんにはヘタなロック・バンドなんかよりもよっぽどそのあり方や楽曲にロックを感じます。
アルバムの中の新曲「BIRTH Ø BIRTH」。サビがちょっとビヨークの曲みたい。
まさに歌謡プログレ！リード・ギターを担当したJ-POP通のマーティ・フリードマンもそのメチャクチャな曲展開に唸ったという「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」
同時に買った1st.アルバム「バトルアンドロマンス」は今やバカみたいなプレミアが付いているアナログ盤で今まで聴いていましたが、当時初回限定盤として発売されたCDのアンコール・プレスということで、脱退した早見あかりを含む当時"Z"が付かなかった6人の時のメンバーそれぞれのソロ曲が収録されているオマケCDに釣られて購入しました。
いやあ、改めて聴くとこちらもやっぱり名作ですねえ。今や代表曲となった「行くぜっ！怪盗少女」をはじめとするシングル曲がまとめて聴けるし（シングル曲のうち3曲はメンバー5人になってからの再録ヴァージョン）、そしてやはりこちらもどの曲もよく出来ているものばかり。メチャクチャ加減では今回のアルバムよりもこちらの方が上ですね。
オマケCDに収録のソロ曲の中では高城れにが歌う「浪花節だよ人生は」にソックリな演歌ナンバー「恋は暴れ鬼太鼓」が気に入りました（笑）。
このアルバムから、さりげなくメンバー6人の名前が入っている後半の歌詞がユニークな個人的に大好きなセカンド・シングル曲「ピンキージョーンズ」。
5TH DIMENSION【アマゾンオリジナル絵柄トレカ特典付き】(初回限定盤A)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2013/04/10
- メディア: CD
5TH DIMENSION【アマゾンオリジナル絵柄トレカ特典付き】(初回限定盤B)(DVD付)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2013/04/10
- メディア: CD
【アマゾンオリジナルブロマイド無し】バトル アンド ロマンス(初回限定盤A)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2011/07/27
- メディア: CD
【アマゾンオリジナルブロマイド無し】バトル アンド ロマンス(初回限定盤B)(DVD付)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2011/07/27
- メディア: CD
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この前行ったうにおんで、連れて行ったチビが見つけたアナログ盤、
ものすごい値段が付いているのを見て驚きました。
by paddies (2013-04-14 06:45)
Paddiesさん、まいどです。
「バトルアンドロマンス」のアナログ盤、amazonでは25,000円になってますね。
確かヤフオクではもっとすごかったような。暴利ですねえ（笑）。
過去に出した初回限定盤の各CDシングルもそれぞれけっこうなプレミアが付いています。
こんなことならリアルタイムで集めておくんだったなあ〜（苦笑）。
by MASA (2013-04-14 15:58)