中古盤3枚ゲット [中古盤]
ここ最近少し仕事がヒマになってようやく一段落という感じなのですが、そんなワケで少しだけ時間的な余裕が出来たので先日の休みに久々に近所の中古屋さんへ行ってレコを3枚ほどゲットして来ました。
まずはすでにUS盤や紙ジャケCDで持っているリトル・フィートの代表作「DIXIE CHICKEN」ですが、今回ゲットしたのはUK盤。
ジャケはMacNeill Press Ltd.製。'70年代後半のプレスらしく、レーベルはパーム・トゥリー・レーベルです。
US盤と比較してみたところ、このUK盤は音に厚みがなく低音域不足の痩せた音でちょっと迫力不足。
近頃のアナログ盤はUK盤至上主義みたいな感じになっていますが、UK盤なら何でもかんでもいいってもんじゃないよ、ってことを証明している1枚ですね。アナログ盤蒐集家のみなさん、あまりUK盤に惑わされない方がよろしいかと(笑)。
これはもちろんレコードにもよりますが、ワタシはアメリカのアーティストならUS盤、イギリスのアーティストならUK盤、フランスのアーティストならフランス盤、という具合の原盤主義で、今までの経験上やっぱりそのアーティストと同じ国のレコードが一番いい音がする場合がほとんどだと感じています。ただ、どんな音なのか異国盤にも興味はあるので、今回買ってみました。
次はシカゴの'69年のデビュー・アルバム「CHICAGO TRANSIT AUTHORITY」のUS盤。
レーベルからするとどうも'70年代の中盤以降のプレスのようですが、音質はなかなかいいです。
シカゴはワタシが中学生から高校生の頃にかけての'70年〜'73年くらいまでがピークで、この頃「長い夜」「クエスチョンズ'67 / '68」「ロウ・ダウン」などが大ヒットしていて、ラジオでかからない日がないくらいでした。当時はシングル盤がよく売れるアーティストでしたねえ。
元々は'69年のデビュー・シングルだったこのアルバムからのシングル・カット曲「クエスチョンズ'67 / '68」は同じくこのアルバムからのシングル「ビギニングス」と共に'71年に再発売され、リリースから2年遅れで全米はもちろん日本でも大ヒットしました。
今でこそアルバム単位で聴かれているシカゴですが、昔は中高生の間ではアルバムよりもシングル中心で聴かれていました。
そしてこのバンドはアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンが異なり、シングルはアルバム・ヴァージョンを短く編集したヴァージョンでした。そのためあとになってアルバムで「クエスチョンズ'67 / '68」や「長い夜」「僕らに微笑みを」などを初めて聴いた時には「お〜、長い!」なんて感動したもんでした。いきなりアルバムで聴いている今のリスナーにはこんなの想像付かないでしょうね(笑)。
ワタシにとってシカゴは「サタデー・イン・ザ・パーク」が収録されている'72年の「CHICAGO Ⅴ」あたりで終わっていて、しだいにつまらなくなっていったそれ以降のアルバムはちゃんと聴いたものがほとんどありません。
どんどんブラスが引っ込んでブラス・ロックじゃなくなり、しまいにゃピーター・セテラがリーダーシップを取るようになってAOR路線に血迷うようになってからはまったく興味がありませんね。聴くなら初期です。
最後はB-52'sの'79年にリリースされた同名のデビュー・アルバムのUSオリジナル盤。
このバンドが大好きなわりにワタシはこのデビュー・アルバムは今まで持っていなかったのですが、今回ようやく入手。それまでは昔FMから録ったカセット・テープで聴いていたのでした(笑)。
この当時ワタシはドップリとニュー・ウェーヴに浸かっていましたが、そんな時代を代表する名盤の1枚です。
このバンドのUS盤はWarner Bros.からリリースされていますが、イギリス、日本などアメリカ以外の国ではIslandからリリースされていて、アメリカのバンドながら原盤はUK Island盤になります。UK盤も欲しいなあ〜。
このアルバムからのデビュー・シングル曲「ロック・ロブスター」は初めて聴いたとき衝撃的で、リーダーのフレッド・シュナイダーの変人ぶりや盛りに盛ったビーハイヴ・ヘアのケイト・ピアーソン、シンディ・ウィルソンのファッション、モズライトのギターの5弦と4弦をわざと外してプレイするシンディの兄、リッキー・ウィルソンの'60年代フレイヴァー溢れるギター・プレイ、全体に漂うチープな雰囲気など、これぞニュー・ウェーヴ!という感じでした。
まずはすでにUS盤や紙ジャケCDで持っているリトル・フィートの代表作「DIXIE CHICKEN」ですが、今回ゲットしたのはUK盤。
ジャケはMacNeill Press Ltd.製。'70年代後半のプレスらしく、レーベルはパーム・トゥリー・レーベルです。
US盤と比較してみたところ、このUK盤は音に厚みがなく低音域不足の痩せた音でちょっと迫力不足。
近頃のアナログ盤はUK盤至上主義みたいな感じになっていますが、UK盤なら何でもかんでもいいってもんじゃないよ、ってことを証明している1枚ですね。アナログ盤蒐集家のみなさん、あまりUK盤に惑わされない方がよろしいかと(笑)。
これはもちろんレコードにもよりますが、ワタシはアメリカのアーティストならUS盤、イギリスのアーティストならUK盤、フランスのアーティストならフランス盤、という具合の原盤主義で、今までの経験上やっぱりそのアーティストと同じ国のレコードが一番いい音がする場合がほとんどだと感じています。ただ、どんな音なのか異国盤にも興味はあるので、今回買ってみました。
次はシカゴの'69年のデビュー・アルバム「CHICAGO TRANSIT AUTHORITY」のUS盤。
レーベルからするとどうも'70年代の中盤以降のプレスのようですが、音質はなかなかいいです。
シカゴはワタシが中学生から高校生の頃にかけての'70年〜'73年くらいまでがピークで、この頃「長い夜」「クエスチョンズ'67 / '68」「ロウ・ダウン」などが大ヒットしていて、ラジオでかからない日がないくらいでした。当時はシングル盤がよく売れるアーティストでしたねえ。
元々は'69年のデビュー・シングルだったこのアルバムからのシングル・カット曲「クエスチョンズ'67 / '68」は同じくこのアルバムからのシングル「ビギニングス」と共に'71年に再発売され、リリースから2年遅れで全米はもちろん日本でも大ヒットしました。
今でこそアルバム単位で聴かれているシカゴですが、昔は中高生の間ではアルバムよりもシングル中心で聴かれていました。
そしてこのバンドはアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンが異なり、シングルはアルバム・ヴァージョンを短く編集したヴァージョンでした。そのためあとになってアルバムで「クエスチョンズ'67 / '68」や「長い夜」「僕らに微笑みを」などを初めて聴いた時には「お〜、長い!」なんて感動したもんでした。いきなりアルバムで聴いている今のリスナーにはこんなの想像付かないでしょうね(笑)。
ワタシにとってシカゴは「サタデー・イン・ザ・パーク」が収録されている'72年の「CHICAGO Ⅴ」あたりで終わっていて、しだいにつまらなくなっていったそれ以降のアルバムはちゃんと聴いたものがほとんどありません。
どんどんブラスが引っ込んでブラス・ロックじゃなくなり、しまいにゃピーター・セテラがリーダーシップを取るようになってAOR路線に血迷うようになってからはまったく興味がありませんね。聴くなら初期です。
最後はB-52'sの'79年にリリースされた同名のデビュー・アルバムのUSオリジナル盤。
このバンドが大好きなわりにワタシはこのデビュー・アルバムは今まで持っていなかったのですが、今回ようやく入手。それまでは昔FMから録ったカセット・テープで聴いていたのでした(笑)。
この当時ワタシはドップリとニュー・ウェーヴに浸かっていましたが、そんな時代を代表する名盤の1枚です。
このバンドのUS盤はWarner Bros.からリリースされていますが、イギリス、日本などアメリカ以外の国ではIslandからリリースされていて、アメリカのバンドながら原盤はUK Island盤になります。UK盤も欲しいなあ〜。
このアルバムからのデビュー・シングル曲「ロック・ロブスター」は初めて聴いたとき衝撃的で、リーダーのフレッド・シュナイダーの変人ぶりや盛りに盛ったビーハイヴ・ヘアのケイト・ピアーソン、シンディ・ウィルソンのファッション、モズライトのギターの5弦と4弦をわざと外してプレイするシンディの兄、リッキー・ウィルソンの'60年代フレイヴァー溢れるギター・プレイ、全体に漂うチープな雰囲気など、これぞニュー・ウェーヴ!という感じでした。
Dixie Chicken [12 inch Analog]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Mobile Fidelity
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: LP Record
Chicago Transit Authority (Reis) (Ogv) [12 inch Analog]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2009/10/13
- メディア: LP Record
おはようございます。
>UK盤至上主義みたいな感じになっていますが・・・
>アメリカのアーティストならUS盤、イギリスのアーティストならUK盤
その通りだと思います。
大きな価格差を考えると余計にそう感じます。
その分、US盤がとてもリーズナブルで助かっていますが♪
元気なUS盤が大好きです!←負け惜しみもありますが(笑)
by paddies (2013-04-09 06:35)
US盤は大量生産的なイメージを勝手に先入観として抱いてしまい、どうしてもUK盤至上主義から抜けきれませんでした
かといって、聴きくらべるために両方買う財力もないし、悩ましいところです・・・
>今までの経験上やっぱりそのアーティストと同じ国のレコードが一番いい音がする場合がほとんどだと感じています
というコメントは、おっしゃるとおりかな、と思いました
となると、こないだ買ったMONKEESのMONO盤もUS盤の方が良かったのかな
by HIKKY (2013-04-09 22:14)
paddiesさん、どーもです。
US盤、決して音質が劣っているわけではないのに(もちろんものにもよりますが)UK盤に比べると人気ないですね。
まあUK盤の方がジャケがコーティングだったりしてキレイだし、そういう魅力があるのは十分分かるのですが、もうちょっとUS盤も見直して欲しいところですね。
by MASA (2013-04-12 00:24)
HIKKYさん、どーもです。
アメリカは広大な国ですから確かに作られる枚数でいうと大変な数だと思いますし、昔は同じスタンパーで大量にプレスしてレコードにノイズが入ったりする場合があったのは確かです。
でも音質そのものはメリハリがあってガッツのある音質のものが多く、これがUS盤の魅力ですね。
UK盤で集めようがUS盤で集めようが、それはその人の選択ですからワタシがとやかく言う筋合いではございませんよ(笑)。
ただワタシの経験上、UK盤なら全部音がいいということは決してありませんね。
こないだHIKKYさんのブログにもコメントしましたが、ビーチ・ボーイズなどは特に初期のアルバムなら明らかに音質がいいのは原盤であるUS Capitol盤ですねえ。
ただ上のpaddiesさんのところでも書きましたけど、UK盤はコーティングされたジャケの美しさだったり、US盤よりも作りが丁寧だったりするのもが多く、そこが最大の魅力ですね。
UK盤の方が優れているというより、US盤とは音の傾向が異なるものが多いので、ホントは両方入手して聴き比べるというのが楽しい聴き方だと思います。
by MASA (2013-04-12 00:47)