Jimi Hendrix「People, Hell and Angels」 [Rock / Pops]
ジミ・ヘンドリックスの未発表音源で作られたアルバム「People, Hell and Angels」が先月リリースされましたが、発売からちょっと遅れて注文していたワタシのところに数日前に届きました。
何事もフツウじゃ気が済まず限定やリミテッド・エディションなどというワードに弱いワタシが購入したのはALBUM FAN PACK仕様というもので、116ページに及ぶマガジンと2枚のフォト・カードが入っている限定盤。ちょうど2011年に出たブロンディのアルバム「PANIC OF GIRLS」の限定盤と同じような仕様です。
この他にTシャツとギターのピックが入ったコレクターズ・パッケージというものもありますが、ワタシは上記の方を選択。
CD本体は1曲1曲の解説や未発表写真が載っている中綴じのブックレット付きのハード・カヴァー・ジャケ。
ジミヘンと言えば、3枚しかないオリジナル・アルバムよりも未発表音源を使った死後に出たアルバム(ライヴ音源含む)の方がはるかに多いというアーティストですが、今回のアルバムは'68年から'69年にかけてのスタジオ録音の音源から作られたアルバムで、'97年と'10年にリリースされた2枚の未発表音源アルバムの続編的内容という感じでしょうか。
ジミヘンのデビュー時からのレコーディング・エンジニアを務めていたエディ・クレーマーが中心となって制作されていますが、'68年から'69年のジミヘンは新たな方向性を模索していた時期だと言われ、マイルス・デイヴィスやギル・エヴァンスとの共演もウワサされていた頃。しかし残念ながらそれらは彼の死によって実現することはありませんでした。
そんな背景を持つ時期だからか、このアルバムではジャズやファンクの要素が色濃く出ている曲が何曲かあり、同時代のスライ&ザ・ファミリー・ストーンや、更には数年後に出現するP-ファンクやプリンスといったロックとファンクの融合を成し遂げたアーティストの先駆け的な印象を持ちました。
このまま存命していたらジミはジャズ・ロックやファンク路線へ行ったんじゃないかということを想像させますねえ。
音質もよく、「レココレ」4月号のエディ・クレーマーのインタビューによると、彼が当時のスタジオで聴こえていた音を再現すべく時間をかけたそうで、非常に生々しいサウンドに仕上がっています。
また未発表音源にたまにあるダラダラとした部分もなく、デモ音源ではなく完成型を目指したちゃんとしたテイクのものがほとんど。そのせいでまるで"新作"として聴くことが出来ました。
ジミヘンはチョイ苦手、という人がたまにいますが、彼の魅力を知るにはまずライヴに触れることで、しかも彼の尋常じゃないプレイを目の当たりに出来るライヴ映像を観ることがオススメ。スタジオ録音のアルバムだけでは彼の本当のスゴさはちゃんと伝わらないと思っています。
それにしても死後40年以上も経ってからこういう貴重な音源がいまだに出てくるというのはさすがにロック・レジェンドとしての証だし、内容の方もロック・ギターの祖としての面目躍如という感じです。
何事もフツウじゃ気が済まず限定やリミテッド・エディションなどというワードに弱いワタシが購入したのはALBUM FAN PACK仕様というもので、116ページに及ぶマガジンと2枚のフォト・カードが入っている限定盤。ちょうど2011年に出たブロンディのアルバム「PANIC OF GIRLS」の限定盤と同じような仕様です。
この他にTシャツとギターのピックが入ったコレクターズ・パッケージというものもありますが、ワタシは上記の方を選択。
CD本体は1曲1曲の解説や未発表写真が載っている中綴じのブックレット付きのハード・カヴァー・ジャケ。
ジミヘンと言えば、3枚しかないオリジナル・アルバムよりも未発表音源を使った死後に出たアルバム(ライヴ音源含む)の方がはるかに多いというアーティストですが、今回のアルバムは'68年から'69年にかけてのスタジオ録音の音源から作られたアルバムで、'97年と'10年にリリースされた2枚の未発表音源アルバムの続編的内容という感じでしょうか。
ジミヘンのデビュー時からのレコーディング・エンジニアを務めていたエディ・クレーマーが中心となって制作されていますが、'68年から'69年のジミヘンは新たな方向性を模索していた時期だと言われ、マイルス・デイヴィスやギル・エヴァンスとの共演もウワサされていた頃。しかし残念ながらそれらは彼の死によって実現することはありませんでした。
そんな背景を持つ時期だからか、このアルバムではジャズやファンクの要素が色濃く出ている曲が何曲かあり、同時代のスライ&ザ・ファミリー・ストーンや、更には数年後に出現するP-ファンクやプリンスといったロックとファンクの融合を成し遂げたアーティストの先駆け的な印象を持ちました。
このまま存命していたらジミはジャズ・ロックやファンク路線へ行ったんじゃないかということを想像させますねえ。
音質もよく、「レココレ」4月号のエディ・クレーマーのインタビューによると、彼が当時のスタジオで聴こえていた音を再現すべく時間をかけたそうで、非常に生々しいサウンドに仕上がっています。
また未発表音源にたまにあるダラダラとした部分もなく、デモ音源ではなく完成型を目指したちゃんとしたテイクのものがほとんど。そのせいでまるで"新作"として聴くことが出来ました。
ジミヘンはチョイ苦手、という人がたまにいますが、彼の魅力を知るにはまずライヴに触れることで、しかも彼の尋常じゃないプレイを目の当たりに出来るライヴ映像を観ることがオススメ。スタジオ録音のアルバムだけでは彼の本当のスゴさはちゃんと伝わらないと思っています。
それにしても死後40年以上も経ってからこういう貴重な音源がいまだに出てくるというのはさすがにロック・レジェンドとしての証だし、内容の方もロック・ギターの祖としての面目躍如という感じです。
People, Hell And Angels CD: Collector's Package (+L size T-shirt & Guitar Picks)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Legacy
- 発売日: 2013/03/05
- メディア: CD
お久しぶりです。
"Fan Pack" 、自分も買いましたよ~!
amazon UK で購入したので多少、 国内よりは安かったです(^^)♪
by yukky_z (2013-04-02 17:43)
yukkyさん、お久しぶりです。
おー、このファン・パック購入済みですか。
なかなかコレクタブルで買って損はない仕様ですよね。
by MASA (2013-04-08 23:17)