ビーチ・ボーイズ関連本2冊 [Beach Boys]
今年はメジャー・デビュー50周年ということで新作「THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO」も出て、更には現在30数年振りに来日してコンサートも行うビーチ・ボーイズ。
最近そんな彼らの書籍が2冊発売されたので購入しました。
写真右側がシンコー・ミュージックから出た「THE DIGスペシャル・エディション」のビーチ・ボーイズ特集号、左がミュージックマガジン発行の「レココレ」増刊号「ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド」。
「THE DIGスペシャル・エディション」の方はビーチ・ボーイズの歴史やソロも含むディスコグラフィ解説、名曲を50曲に絞った紹介、かつて「ミュージック・ライフ」に載った'66年初来日時のインタビューやマイク・ラヴ、アル・ジャーディンらの最新インタビュー、ハイレゾ音源を楽しむ方法などなど盛りだくさんで、なかなか読み応えがある充実した内容です。
「PET SOUNDS」収録の同曲インストゥルメンタルが実は元々は"ジェームズ・ボンドのテーマ"として書かれた「Run, James Run」というタイトルだったなど、ワタシにとってはいくつか今まで知らなかった事実もありました。
方や「レココレ」増刊号の方は、初めて買ったアルバムが'69年の「20/20」だったという萩原健太氏による完全ディスコグラフィ本で、ソロ・アルバムや編集盤の重要作まで徹底的に解説。
山下達郎、アル・ジャーディンへのインタビューが2本ある以外はヒストリーなどの余計な記事がほとんどなく、潔いほどに各アルバム解説だけに絞った内容はコアなファンにとっては逆に読みやすいかも。しかもどの解説もアルバムの核心を突いた鋭い内容ばかりで、自他ともにビーチ・ボーイズマニアを認める萩原氏ならではの分析はさすがです。
萩原氏の「超個人的ビーチ・ボーイズ史」という記事では、アルバムを集め出した'70年代初めはUSオリジナル盤も国内盤もCapitol時代の過去のアルバムはすべて廃盤状態で、オリジナルから数曲が抜かれた納得出来ないかたちでのリイシュー盤しかなく、オリジナル・アルバムを集めるのに苦労した話などがありますが、ワタシと同じような思い出があったりするところには共感しましたねえ(笑)。
何はともあれ、これは2冊ともビギナーからコアなファンまで納得の濃い内容だと思います。
ちなみに最新アルバムの「THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO」のアナログ盤と同曲の7インチ・シングルも先月すでに到着済み。CDとはまた違ったアナログ盤の音質もいい感じです。
最近そんな彼らの書籍が2冊発売されたので購入しました。
写真右側がシンコー・ミュージックから出た「THE DIGスペシャル・エディション」のビーチ・ボーイズ特集号、左がミュージックマガジン発行の「レココレ」増刊号「ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド」。
「THE DIGスペシャル・エディション」の方はビーチ・ボーイズの歴史やソロも含むディスコグラフィ解説、名曲を50曲に絞った紹介、かつて「ミュージック・ライフ」に載った'66年初来日時のインタビューやマイク・ラヴ、アル・ジャーディンらの最新インタビュー、ハイレゾ音源を楽しむ方法などなど盛りだくさんで、なかなか読み応えがある充実した内容です。
「PET SOUNDS」収録の同曲インストゥルメンタルが実は元々は"ジェームズ・ボンドのテーマ"として書かれた「Run, James Run」というタイトルだったなど、ワタシにとってはいくつか今まで知らなかった事実もありました。
THE DIG Special Edition ビーチ・ボーイズ (シンコー・ミュージックMOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: ムック
方や「レココレ」増刊号の方は、初めて買ったアルバムが'69年の「20/20」だったという萩原健太氏による完全ディスコグラフィ本で、ソロ・アルバムや編集盤の重要作まで徹底的に解説。
山下達郎、アル・ジャーディンへのインタビューが2本ある以外はヒストリーなどの余計な記事がほとんどなく、潔いほどに各アルバム解説だけに絞った内容はコアなファンにとっては逆に読みやすいかも。しかもどの解説もアルバムの核心を突いた鋭い内容ばかりで、自他ともにビーチ・ボーイズマニアを認める萩原氏ならではの分析はさすがです。
萩原氏の「超個人的ビーチ・ボーイズ史」という記事では、アルバムを集め出した'70年代初めはUSオリジナル盤も国内盤もCapitol時代の過去のアルバムはすべて廃盤状態で、オリジナルから数曲が抜かれた納得出来ないかたちでのリイシュー盤しかなく、オリジナル・アルバムを集めるのに苦労した話などがありますが、ワタシと同じような思い出があったりするところには共感しましたねえ(笑)。
レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド 2012年 09月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
- 発売日: 2012/08/10
- メディア: 雑誌
何はともあれ、これは2冊ともビギナーからコアなファンまで納得の濃い内容だと思います。
ちなみに最新アルバムの「THAT'S WHY GOD MADE THE RADIO」のアナログ盤と同曲の7インチ・シングルも先月すでに到着済み。CDとはまた違ったアナログ盤の音質もいい感じです。
MASAさんこんにちは
16日、千葉マリン・フィールドでビーチ・ボーイズ見てきました
それまで、自分にとってはブライアン・ウィルソンこそがすべてだったのですが、ライブ・バンドとしてのビーチ・ボーイズのキモがマイク・ラヴであることを今さらながら認識させられました
そして、今までちょっと下に見ていた初期のサーフ・サウンド、ホットロッド・サウンドも、今回ライブで聴いて、初めてその魅力に開眼させられました
それにしてもブライアンの急速な老け込み具合が、ちょと心配です
by HIKKY (2012-08-18 07:59)
HIKKYさん、どーもです。
いやあ、いいなあ、ライヴ素晴らしかったことと思います。
どうしても「PET SOUNDS」や「SMiLE」を中心にしてブライアンばかりに目が行きがちなのですが、サーフィンやホットロッド時代にビートルズを意識してどんどん音楽性に磨きがかかっていった末に「PET SOUNDS」みたいな名盤が生まれたわけだし、その線は1本で繋がっています。
なのでその時代を無視することは出来ないんですよね。
何よりその時代の方がポップでキャッチーで名曲も多くて聴きやすいですし。
マイク・ラヴも軽視されがちですが、ビーチ・ボーイズのフロントマンとして非常に重要な存在です。
カールのヴォーカルも重要でしたが、カール亡き今となってはマイクのあの甘ったるい歌声がなければビーチ・ボーイズの曲は成立しませんね。
ブライアン以下メンバー全員かなりフケましたよねえ。いつまでも元気でいて欲しいもんです。
by MASA (2012-08-18 13:57)
こんばんは
あれから、CDでは全アルバムを聴けるようになりました。
レコードは・・・歯止めが効かなくなるのが怖くて(笑)
相変わらず、サーフィン・ホットロッド時代が一番好きな万年初心者です!
by paddies (2012-08-18 19:41)
paddiesさん、こんばんは〜。
おー、CDでは全部集まりましたかー。
状態にもよりますが、アナログ盤は「PET SOUNDS」以外ならそんなに高くない値段で入手出来るはずなので、機会があったら是非^^。
by MASA (2012-08-18 22:21)
こんばんはー。
ビーチ・ボーイズも最近は毎年のように盛り上がってますね~。
最新アルバムはまだ手に入れてないので、
お小遣いが入ったら買いたいと思います。
それまではMASAさんのブログで期待を膨らませます^^
by parlophone (2012-08-19 23:12)
遼さん、どーもです。
主にブライアン関係で確かに毎年のように盛り上がってますが、50周年の今年はまた違った盛り上がりですね。
新作はなかなかの出来なので、お小遣いが入ったら是非^^。
by MASA (2012-08-20 17:21)