Robert PalmerのUK盤2枚ゲット [中古盤]
先日久しぶりにヤフオクでレコードを落札しました。落としたブツは大好きなロバート・パーマーのUK Islandオリジナル盤2枚。
'80年リリースの「CLUES」と'82年リリースの「MAYBE IT'S LIVE」です。
1枚¥390で出品されていたのですが、ワタシ以外に誰も入札者がおらず、このまんまの値段で無事落札。
でもこんな値段でも入札者がいないなんて、人気ないんですかねえ、ロバート・パーマーって。うれしい反面、なんか残念で淋しい気もするなあ。
この人って、ブレイクしたパワー・ステーションやそれ以降にリリースした「RIP TIDE」みたいなアルバムの方がやっぱり有名で人気もあるんだろうけど、でも一番いいのはソウルやスワンプをやってた'70年代だし、それから一転してニュー・ウェーヴ色を打ち出したブレイク前の'80年代初頭までなんです。
「CLUES」の方は当時買った東芝EMI時代の国内盤も持っていますが、比較のために2枚を並べてみました。
国内盤に比べ、文字の赤い色がUK盤はもっと暗めの赤です。
この頃のUK IslandのレコードはビートルズのApple時代のようなブラック・インナーが使われています。これよりもう1〜2年後になると、いろんなレコードのジャケが載ったアド・スリーヴになります。
UK盤と国内盤のレーベル。UK盤の方(右)はカスタム・レーベルが使われていますが、UK Islandの場合、カスタム・レーベルが使われるのは初回プレスに限られるようです。
音質を比較したところ、さすがUK盤、まず音がデカイ。国内盤よりもメリハリがある音で、国内盤ではややもの足りない高域もキレイに伸び、音圧が高いので迫力を感じます。
当時ロバート・パーマーが在住もしていたナッソー、バハマのコンパスポイント・スタジオ録音のこのアルバム、一部でゲイリー・ニューマンを起用してテクノを取り入れ、当時のニュー・ウェーヴを意識した音作りがなされていますが、ロバート・パーマーのあの独特のブルー・アイド・ソウルとしての支点は少しもブレていないところはサスガです。
「Not A Second Time」なんていうなかなかカヴァーされることがないビートルズの曲もやってますが、これがなかなかいい感じ。
その他シングル・カットされてスマッシュ・ヒットとなった「Looking For Clues」、「Johnny And Mary」の2曲も収録された名盤です。
"Looking For Clues"
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'82年リリースの「MAYBE IT'S LIVE」はA面がライヴ、B面がスタジオ録音という変則アルバム。
シングル・ヒット曲「Some Guys Have All The Luck」が収録されていることを表すステッカーが貼られています。
この曲は"別な曲なんじゃないか"ってほどアレンジされたロッド・スチュワートのカヴァーの方が有名かも知れませんが、こちらがオリジナルですよん。
バックが白地で文字の配置も異なるUS盤も持ってますが、そちらとの比較写真。
レーベル写真。左はこの当時使用されたレギュラーなデザインのUS盤、右がカスタム・レーベルが使われているUK盤。
A面のライヴは'80年にロンドンのドミニオン・シアターというところでレコーディングされたもので、「Sneakin' Sally Through The Alley」「Every Kinda People」「Bad Case Of Loving You」といった代表曲やヒット曲5曲を収録。なかなか熱いライヴを展開していて、彼の数少ない貴重なライヴ音源でもあります。
B面は先にも上げた「Some Guys Have All The Luck」をはじめとするスタジオ録音曲4曲が収録されていますが、こちらもゲイリー・ニューマンとの共作も含めテクノ路線の曲が並んでいて、この当時のロバート・パーマーが表現手段のひとつとしてテクノにある種の可能性を感じていた様子が窺えます。
そして最後の5曲目にも再びA面と同じライヴからさらに1曲を収録して締めくくられています。
音質に関してはUK盤、US盤共に甲乙点け難い音質で、大きな差はないように感じます。マスタリングをアメリカのSTERLING SOUNDでやっているせいかも知れません。
"Some Guys Have All The Luck"
Robert Palmer - Some Guys Have All The 投稿者 jpdc11
'80年リリースの「CLUES」と'82年リリースの「MAYBE IT'S LIVE」です。
1枚¥390で出品されていたのですが、ワタシ以外に誰も入札者がおらず、このまんまの値段で無事落札。
でもこんな値段でも入札者がいないなんて、人気ないんですかねえ、ロバート・パーマーって。うれしい反面、なんか残念で淋しい気もするなあ。
この人って、ブレイクしたパワー・ステーションやそれ以降にリリースした「RIP TIDE」みたいなアルバムの方がやっぱり有名で人気もあるんだろうけど、でも一番いいのはソウルやスワンプをやってた'70年代だし、それから一転してニュー・ウェーヴ色を打ち出したブレイク前の'80年代初頭までなんです。
「CLUES」の方は当時買った東芝EMI時代の国内盤も持っていますが、比較のために2枚を並べてみました。
国内盤に比べ、文字の赤い色がUK盤はもっと暗めの赤です。
この頃のUK IslandのレコードはビートルズのApple時代のようなブラック・インナーが使われています。これよりもう1〜2年後になると、いろんなレコードのジャケが載ったアド・スリーヴになります。
UK盤と国内盤のレーベル。UK盤の方(右)はカスタム・レーベルが使われていますが、UK Islandの場合、カスタム・レーベルが使われるのは初回プレスに限られるようです。
音質を比較したところ、さすがUK盤、まず音がデカイ。国内盤よりもメリハリがある音で、国内盤ではややもの足りない高域もキレイに伸び、音圧が高いので迫力を感じます。
当時ロバート・パーマーが在住もしていたナッソー、バハマのコンパスポイント・スタジオ録音のこのアルバム、一部でゲイリー・ニューマンを起用してテクノを取り入れ、当時のニュー・ウェーヴを意識した音作りがなされていますが、ロバート・パーマーのあの独特のブルー・アイド・ソウルとしての支点は少しもブレていないところはサスガです。
「Not A Second Time」なんていうなかなかカヴァーされることがないビートルズの曲もやってますが、これがなかなかいい感じ。
その他シングル・カットされてスマッシュ・ヒットとなった「Looking For Clues」、「Johnny And Mary」の2曲も収録された名盤です。
"Looking For Clues"
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'82年リリースの「MAYBE IT'S LIVE」はA面がライヴ、B面がスタジオ録音という変則アルバム。
シングル・ヒット曲「Some Guys Have All The Luck」が収録されていることを表すステッカーが貼られています。
この曲は"別な曲なんじゃないか"ってほどアレンジされたロッド・スチュワートのカヴァーの方が有名かも知れませんが、こちらがオリジナルですよん。
バックが白地で文字の配置も異なるUS盤も持ってますが、そちらとの比較写真。
レーベル写真。左はこの当時使用されたレギュラーなデザインのUS盤、右がカスタム・レーベルが使われているUK盤。
A面のライヴは'80年にロンドンのドミニオン・シアターというところでレコーディングされたもので、「Sneakin' Sally Through The Alley」「Every Kinda People」「Bad Case Of Loving You」といった代表曲やヒット曲5曲を収録。なかなか熱いライヴを展開していて、彼の数少ない貴重なライヴ音源でもあります。
B面は先にも上げた「Some Guys Have All The Luck」をはじめとするスタジオ録音曲4曲が収録されていますが、こちらもゲイリー・ニューマンとの共作も含めテクノ路線の曲が並んでいて、この当時のロバート・パーマーが表現手段のひとつとしてテクノにある種の可能性を感じていた様子が窺えます。
そして最後の5曲目にも再びA面と同じライヴからさらに1曲を収録して締めくくられています。
音質に関してはUK盤、US盤共に甲乙点け難い音質で、大きな差はないように感じます。マスタリングをアメリカのSTERLING SOUNDでやっているせいかも知れません。
"Some Guys Have All The Luck"
Robert Palmer - Some Guys Have All The 投稿者 jpdc11
paddiesさん、nice!ありがとうです^^。
この2枚、人気が低めのアルバムみたいですが、んなこたあどうでもいいです(笑)。
とにかくワタシは好きです^^。
by MASA (2012-05-23 23:59)
人気が無くても大好きなアルバムってありますよね。
近くにうにおん
売れ残り品が最後に入る100円箱がときたま出現するんですが、好きなアルバムが入れられていると、持っているのについつい救出してしまいます(笑)
by paddies (2012-05-24 05:54)
80年代のピョコピョコ・サウンド、今となっては超苦手な私ですが、この"Clues"は別格でして、いまだに好きです。
特に"Johnny & Mary"はパーマーの名作ですね。
実は東京公演の楽屋に入れる特権を得られまして、お会いして握手してもらいました。昔からの大ファンですと言ったら、にっこりとしてThank youと言ってくれました。
by MORE (2012-05-27 12:06)
80年代のニュー・ウェーヴ寄りになったロバート・パーマーは苦手という人もいらっしゃいますが、ワタシは'70年代も'80年代も好きです。
実際に会われて握手までしてもらったなんて羨ましいですねえ。
今となってはいい思い出ですね。
by MASA (2012-05-27 23:08)