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「LADIES & GENTLEMEN」Blu-rayと「赤盤・青盤」 [Rolling Stones]

US amazonに注文していたR.ストーンズの幻のライヴ「LADIES & GENTLEMEN」のブルーレイが届きました。

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国内盤はDVDのみの発売でブルーレイが出ないという残念な対応にはガッカリですが、そんなワケでブルーレイの方が欲しくてUS amazonに注文していたのでした。
円高のせいで値段も安くて、送料を入れても$23.47=約¥1,908という激安価格でした。

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広げるとミニ・サイズのポスターのようになるブックレット付き。

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今日届いたばっかりなのでまだチラッとしか観てませんが、ブルーレイとは言うものの、元の素材が古いせいで画質は荒くあまりよくありません。これならDVDでも全然いいかも知れませんね。
というワケでブルーレイ・プレイヤー/レコーダーをお持ちじゃない方、DVDで充分ですので安心して下さい(笑)。

ただやっぱり'70年代のストーンズのライヴはいいですねえ。当たり前だけど全員若いしミック・テイラーもいるし、アブラも乗ってるし。この時代ならではの味わいがあります。
昔ブートのヴィデオがけっこう出回ったりしてましたが、その映像がこうして正式にソフト化されたのはめでたい限りです。
今度時間がある時にじっくりと鑑賞したいと思います。
※実はこのブルーレイ、すでに注文していたのを忘れて間違ってまた注文してしまいました(笑)。近日中に2個目が届く模様です。誰か定価¥1,900で買って(笑)。


ついでに今日は本屋さんに行ってレココレの11月号を買いました。

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赤盤・青盤の特集です。レココレをはじめ他のいくつかの音楽雑誌でも特集を組んでますが、昨年のリマスター音源を使っただけのただのベスト盤なのに、何でしょうかこの世間の異様な騒ぎ方は。ちょっとビックリです。

まあでもこのアルバムがビートルズ初体験という後追い世代の人は多いし、そういう人たちの思い入れが強いのはよく分かります。そういうファンにはウレシイ企画でしょう。
ただ、こんなビギナー向けのベスト盤に今さら食いつくファンがどのくらいいるのかというと疑問です。

ワタシも後追い世代ではありますが、このアルバムが出た'73年にはオリジナル・アルバムはすでにほぼ揃っていたし、昔はベスト盤というものをバカにしていたので残念ながら当時全く興味を惹かれませんでした。
少なくとも当時ワタシの周りにいた友人やクラスメイトも同様にオリジナル・アルバム中心で買っていて、赤盤・青盤を買った人は誰もいませんでした。
ということでワタシはリアルタイム世代でもなく赤盤・青盤世代でもないという中途半端な狭間の世代なんです(笑)。

それでも'93年の初CD化当時はこんなプロモ盤CDをたまたまながら入手しました。

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上のプロモ盤の他、迷った末に結局'93年のCDは2組とも買いましたが、アナログを買ったのは'90年代半ば以降で、それもたまたまUK盤とUS盤の安い中古盤があったから、という消極的な理由。レコスケじゃないけど、赤盤がUS盤、青盤がUK盤という"ブラとパンティ柄違いの女ってガッカリ。揃えたところで色違いじゃん"というパターンです(笑)。
そんなわけで長らく無視していたアルバムでしたが、ワタシと同年代には赤盤・青盤に全く思い入れがないファンがけっこういます。

なぜ今このタイミングでの再発なのかという意味と必然性も分かりません。ジョンの生誕70周年記念だけでは飽き足らないのか、EMIは昨年のリマスター騒動の熱がまだ冷めないうちに、今度はこのアルバムを聴いてビートルズにハマった世代の郷愁を誘って金を搾り取る目的なのか?と意地悪く勘ぐってしまいたくなるほど意味不明です。

このアルバムに思い入れがあるファンの方々に水を差すような記事になってしまって申し訳ないですが、でもこんなものを今出すよりも、今年は映画「LET IT BE」も公開40周年なんだからそっちのソフト化の方が先だろ、なんて思います。でも一向に出る気配もなく結局今年も無理なようだし、一体どうなってるんですかねえ。




THE BEATLES 1962 - 1970

THE BEATLES 1962 - 1970

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI UK
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: CD

THE BEATLES 1962 - 1966

THE BEATLES 1962 - 1966

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI UK
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: CD

THE BEATLES 1967 - 1970

THE BEATLES 1967 - 1970

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI UK
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: CD

Ladies & Gentlemen [Blu-ray] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Eagle Rock Ent
  • メディア: Blu-ray

Ladies & Gentlemen [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Eagle Rock Ent
  • メディア: DVD

レディース・アンド・ジェントルメン [DVD]

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MORE

私もMASAさんと同じく、『なんでこれが大きな話題になるわけ?』の口です。
2009のリマスターを買った人(特にボックスで大人買い)には不要ですよね。
まあ、世界中にB4のものは何でも買い揃えないと気がすまない人はン万人いるでしょうから、商売にはなるんでしょう。
どうしてもカーステレオで手軽にB4のヒット曲を聴きたい人限定かな?
でもって自分でパソコン使ってコンピCDを作れない人のため?

海外のファンの間でも、モノとステレオが混在しているとかで評判はマチマチですね。
どうせなら新規で緑盤でも作れば良かったんではないかと思ったりして・・・(笑)
アップル関係のリマスターも出ますが、どうなんでしょうか?
バッドフィンガーを試聴しましたが、大したリマスター効果なかったです。
まあ、ボーナスだけが魅力なんでしょうかね。

いずれにせよ、商売のヤバいレコード会社(死語か?)の最後の砦なのかなあ・・・ちょっと寂しいですけど。
by MORE (2010-10-23 08:59) 

路傍の石

MASAさん、ご無沙汰しております。
赤盤・青盤世代――ということであれば、拙はそれに近いと思います。
何しろ中学1年のときにこのレコードを学校に持ち込んで見せびらかしている級友が何人もいて、それでビートルズを知った口ですから、拙の同年で赤盤・青盤をきっかけにビートルズにのめり込んだファンは数知れずといったような状況でした。
拙も欲しかったのですが、残念ながら当時の高価な国内盤のLPには手が出せず、シングルから地道に集め始めてそのあとはキャピトルの輸入盤LPから本国パーロフォンのオリジナル盤収集へ行ったために、赤盤・青盤には縁がないまま過ごしました(実際に買ったのはMASAさんと同じように93年になってからUKアナログ盤で入手しました)。

時系列でビートルズの足跡を追えるという意味では便利なベスト盤であったとともに、当時の国内盤には輸入盤には付かなかったポスターとブックレットという日本オリジナル特典が同梱されていたので、贅沢で豪華なビートルズ体験ができるという意味でも人気があったように記憶しています。
しかし、このアルバムには弊害もあって、何しろ赤青2組を揃えると結構な高額(当時の価格で3,500円×2セット)になるため、これだけでビートルズのすべてを知ったつもりのなってその後のレコード収集をやめてしまう者も拙の周囲には結構いたことです、驚くべきことですが。
オリジナル・アルバムやシングルB面の魅力を知ってこそビートルズの凄さがわかろうというものなのに、傍目にもそれが残念でなりませんでしたね。

それにしてもレココレの特集も含めて赤盤・青盤はちょっと騒ぎ過ぎの感がありますね。
レココレの特集記事は面白かったのですが、「73年の時代の気分を反映した」とか「ビートルズのモダンな部分を強調したジョージの選曲」といったくだりは少々こじつけだなぁと思いました。
ヒット曲とビギナーに馴染みやすいメロウな選曲で無難に固めた、それ以上でもそれ以下でもないような気がします。身も蓋もない話ですけど(『ラバー・ソウル』から5曲選ばれたことがそれを強調している。73年の時代の気分でモダンさを強調するならばこうはならなかったように思う)。
個人的には、3年後の76年には赤盤・青盤の弱点を補完する『ロックン・ロール・ミュージック』といった2枚組コンピのほうが印象が強いし、ビートルズの大衆的なヒット曲に関心がなかった当時の筋金入りのロックマニアに与えたインパクトは大きかったように思います。むしろこちらの方がマニアックにビートルズを知ることができる名盤だったという気がしますねぇ。
by 路傍の石 (2010-10-23 10:27) 

MCMLXV_65

タイトルにある「レディ・ジェン」のことでなく、赤盤青盤についてのコメントになります点、ご容赦下さい。(本当は「レディ・ジェン」も手に入れて、ここにコメントしたかったのですが…^^;)

赤盤青盤の喧騒は仰る通り大袈裟な感がありますね。EMIによるジョンの曲を手を変え品を変え同じようなモノを何度も出す再発戦略と合わせ、メディアでの露出は過剰とも思います。しかも、レココレは昨年同様、この赤盤青盤も実質今回の再発盤を聴いていない上での取り上げようですから、その騒動をさらに煽っているともいえるでしょう。

でも、私は昨年モノボックスと後期2枚のステレオ盤しか手にしてなかったので、今回の赤盤青盤でようやくステレオ盤のデジタル・リマスターを聴けて嬉しく思っています。あぁ、やっぱりステレオ盤のアルバムも聴いてみたいなぁ~と、物欲も刺激され困っています。^^

それにモノボックスと後期2枚のステレオ盤の組み合わせでは聴けなかったわずか2曲(たった2曲?)が、今回の青盤でようやく聴けましたし、一斉にデジタル・リマスター盤は出たものの、その全てを手にすることのできなかった方には赤盤青盤のように手軽にビートルズの曲が聴けるCDがあることは決してデメリットではないと思います。

むしろ、ここで興味を持って、アルバムも1枚ずつ聴いてみたいと思ってもらえたら…で、いいのではないかと思います。

実際の音を聴かずに、いかにも今回の再発盤を語っているかのような便乗アイテムだけはキチンと区別して話さないといけませんが、赤盤青盤の存在は決して否定できるものではないと私は思います。
by MCMLXV_65 (2010-10-23 13:25) 

MASA

MOREさん、まいどです。
EMIは何も目新しいものがないこんなベスト盤に今回も世界的に大宣伝を打ってるし、金儲けのためのリリースなのか?と思われても仕方ない部分はありますよね。

おっしゃるとおり、昨年のBOXセットを買った人には全く不要なものですが、まあ今回は初心者にターゲットを絞ったというところなのでしょう。

ただ、今これを出すタイミングなのか?というとどうも疑問が残りますねえ。
by MASA (2010-10-23 14:59) 

ニブ

MASAさん。こんにちは

今回の再発、
ビートルズファンや世間が騒いでいるとは全く感じませんが(マスコミは別物)

レココレでの森山氏の記事(非常に冷静で正確だと思います)のように、後追い世代で、このアルバムから入った人は物凄い数でしょうね(オリコン1位と2位だったそうですね)

私もその一人です。
「この曲順が、頭に刷り込まれている」そういう愛着は、聞きこまないと生まれませんからね。
もっともCDだと、アナログの4面とは違いますからね。
「ストロベリー~」から始まって「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で終わらなくて「愛こそはすべて」で終わる青盤のSIDE ONE。 アナログでは、ここで「間」があるのが素晴らしい(笑)。 CDだとこれに続いちゃう。 「間」にも愛着があります(笑)

いまはどこも大変ですが
「ビートルズは東芝から」じゃなくなるかも?
マジでやばいそうですよ・・・・




by ニブ (2010-10-23 15:06) 

MASA

路傍さん、お久しぶりです^^。
路傍さんの世代だとまさに赤盤・青盤のほぼドンピシャ世代ですね。
確かにアナログ時代は2組買うと7,000円ですからキツい部分もあったので、当時ワタシの周りでもそういう意味で無視していたヤツもいましたねえ。でも入門編として最適であるという価値は未だに変わらないとは思います。
ただ、ここで止まってしまうとこでビートルズの本質が分からないままになるのは困りものですよね。

そう言えば日本盤に付いていた詳細な解説やディスコグラフィーを穴があくまで読んだ、何ていう話はよく耳にしますね。
「ビートルズ事典」も出たか出ないかの頃で、当時ビートルズに関するまともな出版物がなかったあの時代ならそれは当然だったような気がしますし、貴重な資料だったと思います。

今回のレココレの記事も大して興味深いところもないし、おっしゃるとおり書くことがなくて無理矢理こじつけたんじゃないの?という部分がありますね。
結局特集を組む意味がどのくらいあったんだろう、と思うと甚だ疑問で、レコード会社側の宣伝に乗っかったんだろ、くらいにしか思えないのが残念です。

そうそう、ビートルズはロック・バンドなんだぜ!ということをアピールした「ROCK 'N' ROLL MUSIC」の方がコンセプトとしては面白かったですね。
まああれも私は当時は買いませんでしたけど、面白いもん出すなあ、と思ったものです。
ジャケも豪華でよかったですよね。
by MASA (2010-10-23 15:25) 

MASA

MCMLXV_65さん、まいどです。
何の変哲もないベスト盤のしかも再発が何でこんなに大々的に取り上げられるんだろう、と不思議に思います。
昨年のリマスター音源を使っただけだから、と思ったのかも知れませんが、それにしても実際に聴かないで記事を書くレココレの姿勢もどうかと思いますねえ。

なるほどね、ステレオBOXを買わなかった人には確かに買うメリットはあるのかも知れませんね。
もちろん、ワタシも赤盤・青盤は入門用には今でも最適だと思うし、決して存在を否定するものではありません。

昨年はマニアックなBOXを2コも出したから、今回はビギナー向けにしよう、とEMIは考えたのかも知れませんが、だとしてもなぜ今?という必然性が感じられないんですよねえ。

本文でも書いたように、今年で40周年を迎えた「LET IT BE」のDVD化とかはどうなってんの?そっちの方が先なんじゃないの?と思うと、どうも納得出来ない部分が。

まあ出た以上は、これをきっかけに新たなビートルズ・ファンが増えるのを祈りたいです。
by MASA (2010-10-23 15:46) 

MASA

ニブさん、どーもです。
いやあ、音楽雑誌の他にもテレビのワイドショーでもいくつか取り上げられたりしてますし、けっこう盛り上がってる感じですよ。

何だかんだと書きましたが、当時オリコンで1、2フィニッシュを飾った時はさすがにうれしかったです(笑)。
あの当時はビートルズ再評価ブームで、オリコンのベスト100位以内に旧譜であるオリジナル・アルバムがたくさんランキングされ、そのうちの5〜6枚のアルバムがベスト20位以内に入るという異常事態も起こり話題になったりしたもんです。

すでに東芝EMIはレコード事業から撤退して、現在は別会社のEMI Music Japanからのリリースになってますが、まあデータ配信主流になりつつある今は経営はキビシイ時代だと思いますね。

by MASA (2010-10-23 16:02) 

へどろん

いやぁ、到着しましたね♪
国内盤はブルーレイ、出ないんですか?なぜ?って感じですね。
そして、画像はDVDでもいい感じっすかね?そりゃブルーレイの見れない自分はちょっとほっとしました、うふふ♪

自分も、赤盤青盤世代じゃないので、初体験はこないだのCD化の際のアナログで、全然聴かなくて…でも今回のCDの方が?強力ナンバーばっかりが連発される感じがして、今さらながらなかなか聴きそうっす…安かったし♪

生意気にもTBなんてしましたけど、出来ましたかね?うひょー♪
by へどろん (2010-10-23 22:50) 

MASA

へどろんさん、どーもです。
ブルーレイ届きましたが、画質はDVDでも十分なくらいのものでした〜。
ちょっと残念ですが、まあしょうがないですね^^。

へどろんさんは赤盤・青盤世代からもうちょっと離れた世代ですね。
シングル・ヒット中心なので聴きやすいのは間違いないですが、ベスト盤という性格上ビートルズの本質は掴みにくいですね。

TB成功してますよー。ワタシの方からも出来ればTBします^^。
by MASA (2010-10-23 23:02) 

つよっち

MASAさん、お久しぶりです。
サブタイトル?(赤盤・青盤)コメントで申し訳ありません。
私はどちらかと言うと赤盤・青盤世代に近いですかね~

今回はマスコミに踊らされて?国内版で赤/青揃えましたが不満だらけです。
国内版の値打ちの一つである曲解説が、各々のアルバムからの転載ですし、
インナーも紙製で歌詞印刷版を期待していたのですが普通の半透明袋ですし、ジャケットサイズも、輸入版と同サイズなので出し入れしにくいですね。

そういえば、例のFLAC/USBを24Bitそのままで出来るシステムがちらほら販売されはじめましたね~。(マランツ、デノンなど)
それだけにデイリーランキング1位、2位独占ってことを考えるとクリスマス時期に赤・青セットのハイレゾ音源などを考えてるんでは・・・なんて思ってしまいます。
(USBBOXより安価でハイレゾ音源が入手できると考えれば〇ですがね)
by つよっち (2010-10-25 00:06) 

MASA

つよっちさん、お久しぶりです。
曲解説が転載だという話はどこかで聞きましたが、手抜きですねえ。
これだけ大々的に宣伝するんなら、パッケージにももう少し配慮があった方がよかったかも知れませんね。

FLACを再生出来るシステムは欲しいですねえ。
今後主流になればCDの時代はもう終わりを告げ、非回転系のデジタル・メディアの時代がやって来ますね。

赤盤・青盤のハイレゾが今回出ないのはおかしいなあ、また遅れて出すのかなあ、と思っていたのですが、クリスマス商戦に向けてのリリースというのは確かに可能性大ですね。
by MASA (2010-10-25 00:39) 

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