R.Stones「SOME GIRLS」

いやあ、このところちょっと忙しいのとネタがないのとで1週間ほど何も記事が書けませんでした＾＾；
ネタがないので今回もストーンズ・ネタで行きたいと思います。

今回は'78年リリースのアルバム「SOME GIRLS」を取り上げます。



私がストーンズのアルバムを集めようと思ったのが大学を卒業して社会人となったこの'78年頃からで、この年たまたま新作として出たこのアルバムがリアルタイムで買った初めてのストーンズのアルバムとなりました。

その時国内盤リリース前にいち早く購入したのが上の写真のUKオリジナル盤（CUN 39108）。ジャケは顔の部分がくり抜かれた特殊仕様です。



インナー・スリーヴにはマリリン・モンロー、ブリジッド・バルドー、ルシール・ボール、ファラ・フォーセット・メジャーズなどの女優さん俳優さんの写真がありますが、これが後々トラブルに。



スリーヴの裏は白黒。



レーベル。



ちなみにローリング・ストーンズ・レーベルのディストリビュートがアメリカ以外の国ではこのアルバムからそれまでのキニー（ワーナー系列）からEMIに変更になり、日本でも国内盤や過去のアルバムの再発盤が東芝EMIから出ました。

例によってストーンズならではのチンピラっぽいロックを聴かせてくれる内容ですが、ディスコに挑戦した「MIss You」やロッカ・バラードの「Beast Of Burden」、テンプテーションズの「Just My Imagination」のカヴァーなど、いくつかの聴き所がある好盤です。

インナー・スリーヴの俳優さんたちの写真は無許可で使ったものだったのか後にクレームが入り、セカンド・プレスからその部分だけがカットされてトホホな状態になってしまったのはファンの方ならもちろんご存知でしょう。



その他、主にUS盤ですが、くり抜きになっていないジャケや、



色の並び順が異なるジャケ、



色が全然違うジャケなどいくつかのヴァージョンがあり、ものすごく混乱しています。



（※ 以上の別ジャケはよそからパクって来た写真です＾＾；）

ついでに、このアルバムに先駆けてリリースされたストーンズ流の解釈によるディスコ・ナンバー「Miss You c/w Far Away Eyes」のUK盤12インチ（12 EMI 2802）。



ピンクのカラー盤で、「Miss You」はアルバムのものとは編集が全く異なる8'26"にも及ぶフル・ヴァージョン。ミックスを手掛けたのはボブ・クリアマウンテン。
'91年リリースのライヴ盤「FLASHPOINT」の限定盤CDに付いていたボーナス・ディスクに収録された以外では2005年の「ROLLING STONES RARITIES」に収録されるまで長いこと未CD化の音源でした。



レーベルはこんな感じ。なぜか45rpmじゃなく33rpmなのが残念。



そう言えば今月下旬には移籍したユニヴァーサル／ポリドールから2009年リマスター使用の紙ジャケBOXセットが出ますね。



輸入盤はプラケですが、すでに発売中。



初紙ジャケ化のタイトルもあるし、今回の「SOME GIRLS」の色違いジャケや「STICKY FINGERS」のスペイン盤ジャケなどのオマケも付くので欲しいところですが、まあ値段が高いし私は買いません＾＾；

FROM THE 70’S TO 00’S コレクターズ・ボックス VOL.1<スタジオ編>(初回生産限定)

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
• 発売日: 2010/06/30
• メディア: CD

Remastered Box Set

• アーティスト:
• 出版社/メーカー:
• 発売日: 2010/05/25
• メディア: CD

タグ：SOME GIRLS Rolling Stones

コメント 18

MASA さん、どうもです。
「SOME GIRLS」が日本では東芝さんからリアルタイムで出たアルバムですね。
当時は友達から借りて聴きましたが、いまいちピンとこなかった思い出があります。「LET IT BLEED」がSTONES初体験だったので、その落差についていけませんでしたね。ただくり抜きジャケットが面白くて直後に購入しましたけど^^
80年代に米CBSへ移籍したときに発売されたCDはくり抜きジャケではありませんが、写真の「NEW AT MID PRICE」シールのヴァージョンで発売されました。検閲されなかった写真でうまくカバーしてますね。
７０年代ボックスもHMVで写真見ると検閲ヴァージョンだったり、検閲前じゃなかったりと一貫性がありませんので、実物を店頭で見ないことには購入には踏み切れませんね。
「写真はイメージとなります。実際の製品と若干異なることがあります。予めご了承ください」なんて書かれると一層不安が増しますよ。なにせ発売元がユニバさんですからね^^
by Johnny The Fox (2010-06-09 06:14) 

Johnnyさん、こんばんはー。
あー、「LET IT BLEED」とこのアルバムとの比較だとこっちじゃちょっと分が悪いですね（笑）。
CBS盤のCDにあのセピア・カラーみたいなジャケがあったのは憶えてます。
あのあとすぐに検閲ヴァージョンしかなくなったと思いますね。Virgin盤になってからは完全に検閲ヴァージョンだけだと思います。

今回のユニバ移籍後のBOXセットのものもバラ売りのものも残念ながら検閲ヴァージョンとのことです。
さすがにもうオリジナルなかたちでは無理なんでしょうねえ。
期待していたファンはみんなガッカリだと思います＾＾；
by MASA (2010-06-09 21:14) 

ひゃ～MASAさん社会人の時まだ生まれてないよ～～(笑)
青春時代や若い頃出会った曲をずーっと集めてるんだからやっぱりすごいねぇ
虫もそーだけどわかる人にはわかるしわからない人にはわからない趣味の世界だよね(笑)
by がぁこ (2010-06-09 22:03) 

生まれてないかー、そうかー、ジェネレーション・ギャップ思いっきし感じるなあ（笑）。
たぶんワタシはがぁこちゃんのご両親と同世代くらいかもね＾＾。
まあとにかく、そんな昔から集めてたっちゅうワケですわ（笑）。
by MASA (2010-06-09 22:22) 

ストーンズ「Miss You」の国内盤シングルレコード持っています。
当時ディスコでかかっていて、勤め先のレコード屋で買いました(^^
アルバムは持っていないんです、、、。
「Miss You」懐かしいです！！

by Reiko (2010-06-09 23:25) 

Reikoさん、どーもです。
おっ、シングルお持ちですか。でもReikoさんがストーンズを聴くというイメージがあんまりないですね（笑）。

当時はディスコ通いしてたんですね（笑）。
ワタシもたまーに行ってましたけど、「Miss You」がかかってた記憶はないなあ〜。
その頃のディスコというと、ビージーズ、EW&F、アラベスク、ボニーMなんかが流行ってましたね＾＾。
by MASA (2010-06-09 23:52) 

私も『Some Girls』のオリジナル・ギミックを手にしたい大勢の中のひとりです。先日、紙ジャケ制作で有名な会社のギャラリーにお邪魔した際に、初めて『Some Girls』のオリジナルのジャケを手にとりました。

確かに肖像権などの権利の問題でもあるので復刻は難しいと思いますが、一度はこの体裁で世に出ているんですよね～。いやぁー、やってしまったモン勝ちというか、ストーンズの当時のマーケット担当の確信犯かもしれませんよね。

今からミックとキースがペアでジャケに写った方々に頭を下げて…、なんて絶対にあり得ませんね。＾＾； うー、羨ましい!!
by MCMLXV_65 (2010-06-10 00:53) 

MCMLXV_65さん、こんばんはー。
残念ながらもうオリジナルのとおりでの復刻の可能性は低いでしょうね。
ハリウッドは肖像権はうるさいでしょうから、それがめんどうで許可を取らずに勢いでやってしまったのかも知れません＾＾。

まあ今さらミックやキースが頭を下げるとも思えませんしね（笑）。
by MASA (2010-06-10 01:54) 

こんばんは
わが家のUS盤をチェックしてみました。
くりぬきの初回顔あり仕様でした。
外ジャケは9枚目の肌色バージョンです。
何種類かあって、店頭で悩んだ記憶があります。
国内盤と違う色ということで選んだような・・・（笑）
by paddies (2010-06-10 19:24) 

リアルタイムで初めて聴いたストーンズの曲がMISS YOUです。
中1でした＾＾；


by 黒ちゃん (2010-06-10 20:58) 

MASAさんこんばんは～
『女たち』ですか・・・このころのストーンズってちょっとディスコ風なサウンドで私は今ひとつ馴染めませんでした。
最近はようやく聴けるようになりましたがそれでもまだ少しストーンズ的でない感じがしてしまいます。ジャケはいいのに・・・
ところでこのジャケは英国盤は4種類あります。私は2枚しか持っていませんがコレクションとして全て揃えたいと思っています。
しかし当時はよく変形ジャケに4種類というものがレコード会社で許可されたものかと感心します・・・まぁストーンズなので何でもありだったのかなぁ・・・



by tetsupc2 (2010-06-10 21:48) 

paddiesさん、こんばんはー。
おー、くり抜き肌色ヴァージョンのUS盤をお持ちですか。
今でも中古屋で最もよく見かけるのはそれですね。

ワタシがこれを購入したときはまだ国内盤発売前でUK盤のこのジャケしか出回っていなかったんですが、あとから出たUS盤に色違いや色の順番が違うのが何種類かあって「ハァ？」と思ったものです＾＾。

でもこういうリリースの仕方はマニア泣かせなので、出来ればやめて欲しいもんですね（笑）。
by MASA (2010-06-10 22:36) 

黒ちゃんさん、どーもです。
初めてのストーンズが「Miss You」でしたかー。
EMI移籍第1弾ということで東芝も力を入れてたのか、当時はけっこうラジオでもかかってましたからね。
Reikoさんのお話じゃディスコでもかかってたみたいだし＾＾。
私も社会人1年生の時に買ったアルバムなので思い出深いです。
by MASA (2010-06-10 22:42) 

testuさん、こんばんは〜。
「Miss You」は"何でストーンズがディスコやねん？"と、当時違和感を持った人も多かったみたいですね。

すでに「BLACK AND BLUE」の「Hot Staff」でディスコ風のファンキーな曲はやってたし、私はそんなに違和感がなかったですが、当時はポール／ウィングスや（「Good Night Tonight」）ロッド・スチュワートや（「Da Ya Think I'm Sexy?」）エルトン・ジョンなど（「VICTIM OF LOVE」）大物アーティストたちがこぞってディスコ・サウンドにある種の可能性を見いだしていた時期なので、まあ当然と言えば当然だったという部分もあるんでしょうね。

このアルバム、ジャケ違いがあるのがマニア泣かせですが、ワタシは今のところ全部集めようとは思ってません。
まあ、機会があれば分かりませんが（笑）。
by MASA (2010-06-10 22:58) 

MASAさん、どうもです。
正規版ではないと思いますが、検閲前ヴァージョンの紙ジャケ所有しておりますので、ブログにアップしてみました。結構ジャケの出来も良いと思います。
ジャケット写真大きめにスキャンしてますので、よかったらご覧くださいね。
by Johnny The Fox (2010-06-11 01:07) 

Johnny The Foxさん、こんばんはー。
検閲前ヴァージョンの紙ジャケですか。それは珍しいですね。
さっそく拝見しに行きます＾＾。
by MASA (2010-06-11 23:09) 

そうっすねえ、この頃は誰もがディスコミックスをリリースしていましたっけ・・・
そんな中、Miss Youは今でも聴ける数少ない逸品かと思います。
あのブンブン・ベースがいいのかなあ・・・

The Beast Of Burden、これは文句なしの名曲っすね、個人的に。
ベット・ミドラー姉御のカヴァーも良いです。
by MORE (2010-06-12 11:22) 

MOREさん、こんばんは。
そうですね「Miss You」はいくらディスコになってもストーンズらしさを決して失っていないので聴けるんでしょうね。
確かにベースもカッコイイです。

ベット・ミドラーの「Beast Of Burden」もいいですね。ミックも参加してるし＾＾。
by MASA (2010-06-12 23:15)